犬が家族になる時は
様々なタイミングでやってきます。

ペットショップで見かけて一目ぼれした・・・
知り合いから、譲り受けた・・・
保護犬を譲渡してもらった・・・
迷子がそのまま家族に・・・

子供が犬をねだるのは昔からよくある事です。
そして、子供達だけで面倒を見るという約束も。
そして、その約束は数ヶ月で破られ
親が子供の代わりに面倒を見る羽目になるものです。

家族の中の誰かの犬ではなく
家族の犬であるという認識を持たないでいると
犬の問題行動が静かに育まれ始めます。

話がそれましたが、子供が面倒を見るのに
ギブアップしてしまう理由の多くは
散歩にあるような気がします。

今の子供たちは
残念ながら、犬やその他の動物に大変不慣れです。
経験がありません。
昔の子供のように親に隠れてでも
犬や猫をこっそり公園で
飼おうとしたりする子は皆無です。
いまの大人の多くが、子供に動物との
正しいふれあい方を教え切れておらず
そのこと自体を「危ないから触っては駄目」
「汚いから触っては駄目」と禁止事項に掲げて済ましてしまいます。
子供にとって大切な経験の機会を
自分の都合であっさりないものとする大人がとても多いのです。

犬の扱い方は
チカラの程度の差こそあれ
大きい小さいは関係ありません。
大人も子供も関係ありません。

小型犬を連れている人にも
中型犬を連れている人にも
大型犬を連れている人にも
同じことを教える必要があります。

犬が家にやってくると
多くの子供たちは大興奮で
犬を外に連れ出します。
犬を興奮させることは出来ても
犬を落ち着かせることも、その方法も知りません。

アクセルしかない車を
子供に与えるのと同じです。

子供には自分の気持ちとは関係なく
犬に執るべき態度と
犬にとって必要な日課を飼い主が配慮することの大切さを
教えなければなりません。
犬は大人も子供も関係なく
人の気持ちに常に答えようとします。
子供が真摯に犬に向き合えば
犬も同じように子供に敬意を払い寄り添おうとします。

このことが、本来は犬が子供の
情操を育てるのに適しているといわれる理由なのです。

子供と動物は元来相性のいいものです。
親や大人の関わりや解釈が
純粋な魂のつながりの邪魔をすることがないよう
大人は、学ばなければなりません。
犬の存在は、子供の心を支えます。

しかし、残念ながら
グイグイ、ワラワラ散歩では
子供は犬の背中ばかり追うことになり
疲れ果ててしまうのです。
そこから先は、いくら子供に「無責任だ」と叫んでも
子供の心には何も届きません。

飼い犬と並んで、ゆっくり歩けるように、
一緒に走り風を感じられるように、
のんびり、くさむらに寝転んで
一緒に空を仰げる親友のような関係に
犬と子供はなれると私は思っています。

今の子供は、昔よりも大忙しです。
子供同士、親同士の人間関係も複雑です。
けれど、犬はいまも昔もシンプルなままです。
そのシンプルなものに、自分のチャンネルを合わせることで
精神的にリセットされ癒されるのは大人だけの特権ではありません。

フリーセッションでは、
子供と犬との関係に悩んでらっしゃるご家族にも
是非ご参加いただきたいと思っています。
子供さん連れでのご参加もOKですので、
ふるってご応募下さい(^0_0^)♥

犬の問題行動には、
家族一丸となるのがポイントです!