私はドッグランが好きですU^ェ^U

犬達が伸びのびと楽しそうに
戯れながら駆け回る姿は
ランならではの微笑ましい光景です。
しかし、ドッグランの利用が一般的になったいま
いずれのドッグランでも
様々なトラブルや問題が頻発しています。
そういった問題への対策や改善が促されないまま
この状況に危うさを感じて
良識のある飼い主や躾された犬達が去り
意識の低い飼い主と問題の多い犬が増え
ドッグラン自体のお取り潰しということにもなりかねない
事態が近づきつつあります。
そこで・・
①ドッグランにきちんと犬を読める人を監視員として配置する。
②ドッグラン利用者には、飼い主教室の受講を義務化する。 
※ドッグランでのマナーや飼い主の心得、
 利用上の注意点を喚起する。
※過去に起きた事故などの経緯を
 参考に飼い主の意識の向上を求める。
※犬の読み方、犬種による特性等
 犬への理解を深めてもらう。

等々と勝手に対策を考えてはみたものの・・・
まずは、飼い主の意識の底上げが急務でしょうか。
ドッグランは犬をしつけする場所ではなく
しつけされた犬を遊ばせる場所だということが周知されない限り
ドッグランの無法地帯化は急速に進んでいく気がしてなりません。

それにドッグランの中では
飼い主同士が協力し合い、人間が一丸となって
犬の群れをコントロール しなければならない瞬間があります。
そんな時、自分の犬だけでなく
他の犬にも目を配る必要があるのに
自分の犬すら見ていない飼い主が残念ながら多すぎます。
躾けられている犬でさえ
マックスの興奮状態では飼い主の声は届きません。
犬の興奮の予兆を察知して、注意する、指示を与える
ボヤの段階で火を消す訓練が飼い主には絶対必要です。

それから、いまあらゆる場所で
社会全体のマナーや モラルの低下が叫ばれていますが
驚くことに「普通」や「常識」と言われて来たこと自体が
全く通用しない人たちが時々います。

これは世代を超えて存在します。
多分、社会でいうところの
家族単位のモラルの崩壊が
その裏に隠れているのではないかと思っています。
「親が親なら子も子だ」というあれです。
私も時々、様々な場面で遭遇しますが
増え続けるゾンビ・・のような人達を
一掃することは残念ながら無理そうです。

だからこそ、
犬を飼う時点で
保護犬の団体が行っているような
飼い主の適正を見極める機関が出来ない限り
犬を取り巻く世界は何一つ変わらないと感じています。
去勢、避妊、躾け・・それらがなぜ必要なのか
犬の本当の要求はなんなのか
それらを考えないで犬を好きだというのは
犬にも、周りの人間にもはた迷惑なのです。
話がだいぶそれてしまいましたが
ついでにもうひとつ・・

犬は飼い主次第 、子供は大人次第です。

私としては
犬を通しての学びを
子供達に伝えていこうと思っています。

言葉のない犬の心情を読み取り
適切な態度を取るということは
生きていくうえでとても大切な
共感力・想像力・行動力を身に付ける
きっかけになります。
情操教育のために犬を買い与える親は多いですが
子供にその扱い方や接し方を
正しく教えられなければ情操教育にはなりません。
可愛がり、ふざけ合ってばかりでは駄目なのです。

いまの子供のほとんどが
自分の心の欲求にしか
耳を傾けていません
本来、人は自分以外の心を満たせたと感じてこそ
満たされる動物なのです。

(口をとがらせ、どことなく
不満気な子供が多いのは
気のせいではないでしょう。)

その心の感性を磨くのに
犬の存在はこのうえないチカラを発揮します。
犬の心に耳を傾ける。 それこそが真の情操教育だと私は思います。
でも、大人が犬を知らない。
親も先生もおまわりさんも
犬の扱い方には無知なのが現実なのです。
子供のあらゆる学びをゼロにするも100にするも大人次第であることを
もっと大人である私たちは自覚しなければなりません。

当たり前ですが、犬は生きています。
犬の扱いに慣れたトレーナーでさえ
常時100パーセント、犬をコントロールすることは難しい。
だからこそ、学び続けるに値すると思うのです。

犬を知り
人を知る
それが2013年の私の目標です(^0_0^)☆彡