瞑想のたまもの
カルマから解放されるための一番の方法は瞑想です。
瞑想を行えば、永遠の聖なる道に導かれます。
そして魂の幸福が手に入ります。
瞑想によって、心は現実の世界から離れて、喜びや幸福、真実の境地にたどり着きます。
もう、悲しみや欲に煩わされることはなくなるでしょう。
瞑想は、熱意と信念を持って、慎重に行う必要があります。
決められた手順にしっかり従って実践してください。
瞑想を行えば、簡単に世俗的な欲望を満たせると考えている人もいます。
でも、それは大きな間違いです。
なぜなら、瞑想をしたり、神の名を繰り返し唱えたりするには、全神経を神に集中させなければなりません。
そうすれば、私たちは感覚を超越し、神からの恵みを受けることができます。
現実の世界で効果を得ようと思って瞑想するのはやめましょう。
魂の幸せをイメージできるようになるまで、自分の内面と向き合って瞑想すべきです。
目的を達成するのに、どれだけ時間がかかるかは、気にしないでください。
とにかく、神から恵みを得られるまで、信念を持って、粘り強く瞑想しましょう。
瞑想のスタイルには3種類あります。
サトヴィックなスタイルでは、瞑想することと神の名を唱えることは義務とされています。
現世における私たちの人生は幻想です。
全ての人に善行を施し、愛のあふれる世界になるよう、祈りましょう。
見返りを求めてはいけません。
ラジャシックなスタイルでは、皆さんは何事においても結果を重視するようになります。
(こうした心がけでは、瞑想を行う意欲は徐々になくなるでしょう)タマシックなスタイルでは、危険が迫った時や苦しんでいる時にしか、神を思い出しません。
問題が解決した途端に、神のことを忘れます。
(こうしたスタイルの人は、心を浄化できません)瞑想をすれば、少しずつ知性が身に付きます。
でも同時に、良い習慣を心がけ、まじめに生活し、高い理想も持つようにしましょう。
瞑想に興味を持って楽しめるようになれば、精神力と強さが身につきます。
瞑想しただけの価値があるはずです。
サティヤ、つまり真理とは安らぎです。
真理に至れば、もはや瞑想も、瞑想する人も、瞑想の目的もなくなります。
それら全てが神へと昇華するからです。
そもそも神の恵みこそが瞑想の目的であり、瞑想のたまものです。
真理に至れば、苦しみから解放されます。
そして、純粋で、神聖な存在になるのです。
瞑想によって、自分の中にある“幸福の泉”を発見し、自分自身の中に幸福を見いだすでしょう。
もともと内在していた聖なる自己をいっそう高め、マハトマ(偉大な魂)になるのです。
カルマから解放されて悟りを開き、神に祝福された穏やかな人生を送ることでしょう。
それらは瞑想のたまものです!
作成者:ロベルト・A・ボノミ博士
以下のボノミ博士のウェブサイトには、上の記事と同じような、瞑想についての記事が多く掲載されています。
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