内なる敵

人には常に、困難や障害が付きまとう。障害を打ち負かして、より強く賢くなる人もいれば、
迷ったり気落ちしたりして、状況に流されるだけの人もいる。

私は2005年、体内に腫れものができて数回入院を繰り返した。
毎日が苦痛だったことを鮮明に覚えている。
特に夜になり周りが静まり返ると、何度もあきらめそうになった。
しかし、そんな時は必死で自分にこう言い聞かせた。
「バカなことは考えずに勇気を持ち続けて、勝者として退院するんだ」　
まさしく、あの頃が私の人生最悪の時期だった。

厳しい試練が終わり、改めて振り返ると、人にはそれぞれ共通の敵がいるという結論に達した。

それは、私たち自身の内なる敵に他ならない。
その敵は、「状況を変えようとしても時間の無駄」と、
私たちに邪悪な声でささやき続ける。

だから、内なる敵に立ち向かう時には、忍耐強く必死で前に進むしかない。
絶対に後ろ向きなことを考えてはダメだ。
もし助けが必要なら、マリア･デュヴァルさんがついていてくれる！