最近、医学博士の真弓定夫先生の本を読んでおります。本日はこちらの「奇跡の食育 給食を変えたらイジメ・非行・暴力がなくなった」という本を読みました。題名の通り給食を変えたら生徒たちの素行に変化があったという内容なのですが…
学校で生徒たちの素行が悪くなるのは先生の授業がつまらなかったり適切な指導ができていなかったりすることが原因なのはもちろんなのですが…
素行が悪い生徒の食生活はジャンクフードやレトルト食品ばかりだったりして食生活が乱れていて必要な栄養が摂取できていないことが多い
人間の身体は食べているもので作られますし食生活が乱れれば病気になりやすくなりますし、他の動物と違い人間は頭をよく使うので何を食べるかによって精神にも大きな影響を及ぼす
家庭での食事だけでなく学校給食も日本人には合わない料理がたくさんあったりして適切な栄養を摂取することができないメニューだったので…
試行錯誤の末、学校給食のメニューを変えてみた
このように給食の改善と先生たちの授業レベルの向上、また命の大切さを学ばせるための花壇作りを続けていったところ…
生徒たちは少しずつ変わっていき非行はゼロになり学力も大きく向上した
問題を解決するためには大きく何かを変える必要がある。でもそれを自分以外の誰かがやってくれることを期待しているだけではダメで自分からできることをやっていくことが大切
という内容の本でした。人間の性格や普段の行いは、いろいろな要因が絡み合って作られていくものなので食事を変えれば全て解決といった単純な問題ではないとは思います。しかし普段何を食べているかも少なからず精神にも影響を及ぼしていることは間違いないことであるのに多くの教育現場や発達障害や精神病の人を支援する施設などでも食事の影響を軽視しているところが多いように思います。食事も原因の一つである以上、普段の食事の見直しをすることも大切なことだと私は思います。
皆さんは、どのようにお考えですか?