翌朝は4時半起床。

怠けの者の私、まじで頑張ってついて行ってます😭


そんな早朝からやってきたのはこちら。

雲海テラス。

でも予報ではこの日は厳しそう。



このゴンドラに乗って上まで上がります。



途中鹿をたくさんみられて、何度見てもときめく、笑




残念ながらテラスは雲の中。

雲海はこの日は無理でしょうねーと係の方も。



でもまぁ雲中経験もこれまた楽し。


テラスで三女は雲海ココアなるものを飲んで。

上の雲はマシュマロ。



宿に戻り朝ごはんです。



熱々のフライパンには熱い唐揚げやウインナーが用意されてて


お鍋には野菜のスープがありました。



コーヒーは自分で挽いていれる。



朝ごはん、変に品数多くバイキングとかじゃなくてこう言うのが嬉しいよねと話しながら美味しくいただきました。


各部屋、滑り台で降りることもできて、三女が滑ってました。


宿を出て、また2時間ほど車を走らせます。


次の目的地は上士幌にある「幻の橋」タウシュベツ陸橋が見える展望台だったの。

本当は1日15本限定の現場までいける鍵を借りたかったのですが、もうずーーーっと先まで予約は埋まってて、仕方ないねと諦めて離れた展望台から眺める予定でした。

でも展望台までの道は熊が出没しているから熊鈴を買って行こうと(熊鈴持ってきたつもりがなんと間違えて熊野古道の巡礼の鈴を持ってきてしまった我が家、笑)道の駅に立ち寄りました。

トイレも行きたいしね。





そうしたら!

三女が、見て!!!!!と。

「本日鍵が一本キャンセルで出ました、11時に抽選をしますので希望の方は受付まで」という看板がっ!

その時10時50分です、まじですか?すごい!!!!って抽選に向かいました。

3人のうち誰が引く?ってなったけど、外れた時責任重くていやだからやっぱり夫だよね、って。


受付に集まってきた希望者は全部で4組。

まずは引く順番を決めましょう、と1人のおばちゃんが仕切ってくださって。

で、じゃんけんしたらあっけなく夫が1人負けて🤣皆様が引いた残りのくじをもらって、いっせいのせっでみんなで開いたらなんと我が家が当たり〜〜!!!

なんと言う幸運。


そこから鍵をお借りするにあたり、説明を受けて誓約書にサインをしたりして。








熊鈴と、長靴を貸していただけました。

もうこの時点で夫のテンションおかしい、笑




出発前に慌てて道の駅でハンバーガーを食べました(美味しかった!)

十勝牛に十勝のチーズ、ジャガイモ。

美味しくないわけありませんね。



で、ここから30キロ以上離れたとこまで車を走らせ







このゲートを開けて、(そして入ったら必ずまた鍵は閉めて)ひたすらまた車で進みます。

目的地に着くまでは決して車を降りないでくださいと言われてて、まじでドキドキです。


ゲートくぐってからこんな細い砂利の道を4キロ以上。

レンタカーでよかったぁなんてつい話すくらい、笑



ようやく駐車場についてここからは歩きます。



枯れ木がたくさん転がっている道を行くと突然視界が開けて…

こんな光景がっ!


ダムを作るために潰してしまった旧国鉄の橋なのですが、2月から6月ごろの間湖が干上がって姿を見せるそうなのですが、今年は一度水位が上がったもののまた下がって姿が見えるそうなの。

(これもまたラッキー)

崩壊が始まっているのであと数年でなくなると言われている橋、夫が見たい見たいといっていたのでみられてよかったわー。

6番目のアーチはこの6月に崩落したそう。





反対側から。



これもまた北海道の開拓の歴史を感じることができて、ムネアツタイムがまたまたやってきました。


湖の入り口の流木で記念撮影。


こんなふうに熊鈴鳴らしながら駐車場まで戻ります。



タウシュベツ川橋梁についてはこちら↓



もっと詳しく読みたい方は



昭和の時代に(昭和14年ですって!)作られてその後ダム建設のために水没、日本・北海道の歴史を振り返ると産業や軍事の黎明期を思い、携わった多くの人たちのことを思いました。

コンクリートから人へ、なんて言って鉄道やダムの事否定する人いますけど、とても大切な事だと思うんですよね。


今回は行けなかったけど、いつかここにも行きたいな↓


それにしても本当に素晴らしい経験でした。

かかった金額は協力金として支払う2000円×人数のみです。


戻ってきて鍵や長靴と熊鈴、通行許可証をお返ししましたー。



3人とも上機嫌で、次の目的地阿寒湖方面に進みます。

2時間弱のドライブ、トマムからここまでどんどん景色が変わります、なんと言うか本当に本当にザ⭐︎大自然!的な。

大平原が今度は大森林みたいな。

と言うかほとんど電波なし!

(タウシュベツまでもそうでした)



アイヌコタンはアイヌの方が100人以上暮らす集落だそう。

舞踊のシアターや伝統工芸のクラフトセンター、そして作品を売るお店が並んでいます。

まずはクラフトセンターに寄ったのですが皆さんが本当に刺繍や木彫りと言ったクラフトワークを学んで作業されている姿を拝見することができました、写真はもちろん撮っていません。

アトリエのようになった作業場が素敵だったー!


そして立ち並ぶショップ。

この辺りからゲリラ豪雨に襲われてしまいお店とお店を移動するのも大変ー!



でもどのお店に行っても、軒先で作り手さんが本当に木を掘っていたりして、お話ししながらいくつか気に入ったものを購入。


北海道といえば、あの昔からよく見る鮭を咥えたクマ!なんだけど、私あれを絶対買って帰るぞーって決めてたのです、笑


あとはつい先日夫とランチをした時に北海道出身のシェフが使っていたようなお盆とかあるといいなーなんて思ってたんだけど…

↓こう言うのね。



お店の方と話していたらそう言うのが得意なのはまた別のエリアかなあーって。

アイヌも集落ごとに刺繍でも彫りでも特色があるよって教えてくださいました。

そうそう、前にトロムソ行った時にもサーミの集落にお邪魔した時、同じサーミでも刺繍を見ればどの部族だかわかりますって教えてくれたなーって思い出していました。


アイヌ舞踊をみたかったのだけど、ちょうど終わったところで、その次夜の8時過ぎからだったので諦めました。


で娘にも何か記念になるもの買っていいよって、色々選んでたけど、作り手のおじさまとおばさまとお話ししてこれを購入。



ようやく小降りになってまた入口に戻ってきたので記念撮影、笑


クラフトセンターで唯一撮った刺繍織物室の入り口にあった説明。



購入したのは

こんな熊ちゃん。

玄関に置いてる、笑

ベタでしょー?でもそれがいいの。

ガラクタハウスなのでっ!

でもねこれ、大きさは親指くらい。

すごいと思いません?

こんなに丁寧に掘ってあるの。

次女夫婦の家と我が家に購入しました。



そしてこっちは三女が選んだもの。



このショップのおじさんとおばさんが、これ毎日毎日撫でてるとどんどん木が柔らかくなるよって娘に話してくれて。

熊とフクロウはアイヌの守り神なんだよって。

これ、一本の木を掘ってこうなってるってすごいですよね。

三女がこれからこの木を何十年もなでなでして柔らかく艶を出していくって。


で、この亀さんのキーホルダーは三女が三姉妹に、笑

こんなベタな観光土産買うの面白いでしょ?

でも私結構こういうのはすごく思い出に残るしうちの娘たち結構こういうものをいまだにつけてたりしてそういうとこダサくて大好きなのです。

おばあちゃん趣味っていうか。

絶対長女はこれ喜ぶわ!



三女のあの木彫りを買ったのはこの方たちから。







ここで色々な作家さんが紹介されていて、読むだけでも楽しい。



あと、ここには楽器も置いてあって、竹製なんだけど口で鳴らす口琴。

着いた時からその音色がこのコタン全体で流れていたんだけど、それがね、シチリアの民族音楽にそっくりで、作りも似てて驚いた!

シチリアのは金属製なんだけど…

これはアイヌの口琴。



こちらがシチリアの口琴。

ちなみにこのバレエ、パレルモの実際の事件(教会からカラバッジョの絵が盗まれた)話を教会の中にある見事なセルポッタ彫刻が見ていた、というテーマで音楽もシチリアの伝統音楽が多用されていて私は大好きだったバレエ。

この娘の親友2人の踊りがまた良いのです。



民俗音楽や舞踊ってたまにすごく共通点があって、場所はとても離れていても魂を奏でる方法って似てくるのかな?とかまたまた私のロマンチックが止まらない♪


で、その後アイヌコタンを出て、お宿に到着。


昔の湯治宿を改装した感じの川沿いにお部屋がずらっと並ぶ宿。

部屋風呂があるのはよかった。



相変わらず雨だったけど、雨の景色がまたとても良い。



部屋風呂も良いけど私たちは大浴場好きなので着いて早速大浴場に。露天風呂も川が目の前でとても気持ち良くて、でも、露天風呂に熊鈴がぶら下がってて、出てきたらこれならして室内に入れみたいな感じにちょっとビビったり。


このホテル夕食が18時からと20時からの二部制で私たちが到着した時にはすでに20時からしか空きがなくて。

朝4時半おきだったからかなりきついーと思ったけど、ホテル内にマッサージどころ発見!

速攻で6時から80分のマッサージ予約して施術してもらいました、最高に癒された。


連日、ご飯何食べるか頭悩ませるのにもかなり疲れてきてたから、お仕着せで決まったもの食べるしかないシチュエーションすら嬉しい、笑

とはいえもっとシンプルで良いのにね、ってつい思ってしまう。


お刺身に



シチューに


鍋までなんでもあり!


ちなみにこの鍋はホテルの名物コタン鍋と言うらしい。





でもとても感じの良いサービスで(働く若い方の熱意になんとなく感動したり)ありがたく美味しくいただけました。


食後はまた温泉につかりに行き、さらに部屋に戻りまた部屋風呂に使ったりとかなり温泉にまみれました。


今回の旅行でね、三女は思春期ニキビがちょろちょろとできてるけど温泉に入ると本当にすぐ治るの、これすごいねーと三女も温泉に目覚めていました。


で、この日は長女は同じ劇場のバレリーナカップルの結婚式に。


劇場の前からバレリーナみんなでで貸切バスに乗って教会(世界遺産のパラティーナ)から披露宴のお城までツアー仕立てでめちゃくちゃ楽しそう!

ローマ時代の友人も(今はデニス・ガニオの右腕)来てて。

うちの娘、毎日ビーサンとスエットでしか過ごしてないから、ちゃんとおしゃれできるかね?と家族で噂していたのですが、流石にちゃんとおしゃれして行ってた、笑

素晴らしい教会。

このパンタロンのオールインワン、去年Max Maraで買ってたけど買って以来一度も来てなかったからようやく登場できてよかったね、と思いました。



みんなでバスで移動めちゃ楽しそうで。


新郎新婦、海から船で登場の披露宴。


いいなー!私も次は船から登場のウエディングしたいーとあ言って家族に白い目で見られました🤣


新郎は白雪姫とシンデレラで娘のパートナーだった王子様。

新婦は白雪姫の意地悪な継母役。

パラティーナで式を行うにあたり、2人とも初聖体の後の堅信を受けてなくて勉強していたと聞き、イタリアでも堅信は受けないままになっている子も結構いるのだなぁと思いました。


娘の劇場は本当にみんな仲良しで雰囲気も良くてその上みんなハッピーそうでそこが本当に素晴らしい。


旅行中でも他の娘たちの様子がこうしてすぐにわかるのも良い世の中になったなぁと思うのでした。