3月にシンデレラを終えた長女、その後はオペラのプロダクションに参加していました。

一つ目はちょっと前に書いたビゼーの真珠採り。

音楽が素晴らしすぎる、と毎回涙涙で舞台に立っていると言う娘。

プロダクションもすごく魅力的なの。

振り付け家が、娘と同じルードラ出身の方で、めちゃくちゃ楽しい〜💕と言っていて、その方って今や世界中のオペラの振り付けをあれこれしているのだけど、なんとテリーギリアムのオペラの振り付けも彼だった!

テリーギリアムって私の大好きなモンティパイソンの方なんだけど、とにかくモンティパイソンの世界観が私は大好きすぎて。

そしてそう思って観たらこのオペラの演出もめちゃくちゃモンティパイソン風味なんです。









EXILE!











これは振り付け家ご本人が作っていたコラージュ。

もう、めちゃくちゃモンティパイソン!!!


そしてこのプロダクションが終わったらすぐに今度はトリスタンとイゾルテに。


このプロダクションではバレリーナ達はあまり大した踊りはしなかったそうだけど、これまたオペラ自体が素晴らしすぎて、特に今回は素晴らしいワーグナーの歌い手、ニーナ・シュテンメの最後のグランドオペラ舞台となったそうで、大感動のステージだったそうです。





そしてそのあとすぐ、今真っ最中なのはガーシュインのオペラ「Lady,be Good!」


これがもう娘にとっては嬉しすぎる演目らしくて、笑

そもそもアステアとジーンケリー大好きな私と娘なのですが、このオペラはアステア姉弟に作られたもので、振り付けもそこへのリスペクトありあり!なんだそう!

もちろん、バランシンのWho cares?も思い出せるけど、あれだってバランシンがここからインスパイアーされた作品ですものね。

レッスンが楽しくて楽しくて1人で夢中になって汗みどろでノリノリで踊りまくって、周囲にはゲラゲラ涙流して笑われるらしい!笑

でも娘としては気分はこんな感じらしく




↑はぁぁぁー、もう何度観ても好きすぎる!!!

このジーンケリーの表情とか、いまだにときめきます。

でも娘がこのでデビーレイノルズの気分になるのがめちゃわかるだけに私もおかしくて!


作品はコレ↓


そして明日からロンドンのレミゼでずっとアンジョルラスだった人も来るらしくて娘の興奮は頂点、笑


振り付け家に、こんなに幸せそうに踊る子を見ることは嬉しすぎると言われたそうで😄

本当に好きなんですよねー、まぁ私譲りなんだけど!

そして、その振り付け家の人が日本の新国立劇場のリゴレットの振り付けだった方らしく、「最も好きな劇場だ」とおっしゃってくれているそう。


それで、え?1番最近のリゴレットかしら?ってことになって、その時のマントヴァ公爵役の方はつい最近の娘の劇場のリゴレットにも来ていた方なんだけど




つい最近、Kバレエの「カルミナ・ブラーナ」を観に行った私、そういえば娘の劇場でのカルミナのソプラノさんってほんとに素敵だったなぁーと思ってあの歌手は今どうしてるのかしら?と調べたらなんとそのハスミック・トロシャンさんは新国のリゴレットでジルダ役で来日していたのよね、それも合わせると、この新国のリゴレット関連の人はかなりうちの娘の劇場とも関わりがあり、改めてオペラコンサートの世界はとても狭い(というより一流だけが世界をぐるぐる回っている)と思ったのでした。


そして、マントヴァ役のイヴァンさんもそうだけど、多くの来日経験アーティストの方が、日本最高!大好き!早くまた行きたい!!!って娘に声をかけてくれることって実はすごい事ですよね、本当にそういう意味でも日本人のマナーやホスピタリティって素晴らしいし、感謝します。


そして今回のLady be goodのアシスタントもなんとルードラ出身者なんですって。

ベジャールさんは、オペラとバレエの垣根を飛び越えていくつも作品化して来た方。

(私もベジャールに夢中になったのは魔笛からなんだけど)

だからバレエ学校を出てもこういう活躍の舞台もあるのだなぁと改めて知る事ができる昨今なのでした。


それにしてもオペラやミュージカルが大好きだから娘はバレエ団というものに就職するのではなくて、劇場というものに就職できて本当によかったなぁ!と思うのでした。