三女は「読書創作クラブ」というクラブに入っています。

2年前にも入っていて、去年は「昔遊びクラブ」。

なかなか渋い好みなのだけど、読書創作クラブは4年生から6年生までが、交換ノート形式で物語を繋いでいくもので4年生の時には稚拙な文章をお姉様方が大人っぽいストーリーに変えていったりそれがまた4年生の幼い思考に引き戻されたりという物語の行ったり来たりがとても面白くて、笑

娘も6年生のこのお姉様すごいって憧れたりね。


今では娘がお姉様役に昇格しているのですが、クラブで「アンデルセンメルヘン大賞」というのに応募するというので娘も何やらせっせと書いていました。



どんなお話を書いたのかは見せてもらっていないのですが、楽しそうにヒソヒソ書いていたからまぁそれはよしとして。

でね、また私アンデルセン物語が見たくなっちゃって!

前にも書きましたが↓



このズッコのアンデルセン物語のアニメをまた観たのです。

「お母さんがんばれ」




これがね、涙が出るほど深い話だなぁと今回初めて思いまして。


原作は「ある母親の物語」。

母親が子供の運命を受け入れる、それは何も生死の問題においてだけではなくて…

子供達を見ていると私が期待した道とは全く別の方向に進むこともあるしね、でもそれを受け止めて、悪い意味ではなく諦められる、っていう事を考えさせられました。

そうは言っても子供を失くすなんて事はわたしには耐えられないと思うけれど…


でも義父母を見ているとこのある母親の物語を見ているように思えるのです。


あぁ書いていたら涙が…


私は「ごんぎつね」とか広介童話とかの過剰なセンチメンタリズムが大嫌いなのですが、それに比べてアンデルセンの物語は本当に心に響くというか歳をとるにつれて好きになります。

それにしてもこのある母親の物語はなんと深い話でしょう。



話は少し変わりまして。

年が明けてから三女の学校の校長先生との親子面接がありました。

両親+娘と校長先生。


6年間のお話などしながら、今年はどんな一年でしたか?と母親に質問されて…

低学年のうちはなんの根拠のない自信をたくさんつけて自己肯定感の貯金を満タンにしたのだけど、4・5年生でだんだんとその貯金を使い果たして、笑

冷静に周りを見渡したり自分をちょっと周りと比較したりして自信をなくす時期でした。


でもこの一年は自分でその自己肯定感を満たす方法を見出して来た期間であったと思うのです。

勉強ができない→朝早く起きて少し勉強してみよう!→小テストで良い点を重ねることができた!とか、みんなほど活躍できない→係の仕事をめちゃくちゃ真面目にやってみる!→みんなからも先生からも頼られるようになる(ずっと図書係で貸し出し担当を生き甲斐のようにやっていました)などなど、目立つことじゃないけれど、小さなことで自分の自己肯定感を高める貯金を自分でできるようになって来たなぁと。

高学年から中学生の間ってこの自己肯定感を自分で満たす場所を一つでも良いから一緒に見つけて、自分で自分を満たす方法を学ぶよう導きたいなぁと思いますなんて話して。 

まぁ校長先生は上2人のこともご存じですし綺麗事話してもバケの皮はとっくに剥がれていますからね。


それからもう一つ、世間一般で言われている勉強とは別の事を身につけられるのもこの学校教育の賜物だと思うというお話もしました。

ラテン語の歌を習う、とか百人一首を必死で覚えるとか、美術館に行ってひたすら感想を書くとかね、今の世の中では無駄なことって思われがちだけど、私はそういうことってすごく人生を豊かにしてくれると思うので。

今は年度末の学習発表会に向けて合奏の練習していて娘はアコーディオンなのだけど、毎回みんな自分たちの演奏に感動して泣いてるって😂

すごいなぁって思うのですそんなに感動できることかあるって。

学校行事で泣けるって素晴らしいことですよね💕


ちょっと驚くのですが三女、私達が何も言わなくても必要な時は朝4時から5時に起きて勉強しているのです、本当びっくり!というかこれは長女と同じ。

朝起きてリビングに行くと三女が勉強していてギョッとするのだけど、こういうのって怠け者すぎる母親からの反面教師なのでしょうか?


特別優秀なわけではないけれど彼女の世界がだんだんと作られているようなところがあって私はそれをみるのも本当に楽しいのでした。


だけど、私たちが見ていてもものすごく勉強ばっかりしているのよー、なのに別に大して頭脳明晰ってわけでもないのが不思議で仕方ないの😅

だって私も夫もそんなに勉強してなかったけど小中時代なんて学校でトップだったもの(嫌味ったらしいけど本当の話)。だからなんでこんなにやってるのに割と普通なのがちょっとわからないのよねぇ。


ただ、文章を書くのが大好きみたいで、そこはね、あまり干渉せずにでも大切な彼女のお部屋にしてあげたいなぁと思うのでした。


話は元に戻りますが、読書創作クラブってすごく楽しいよねー、良いクラブだなぁって思います。

自分が思っているような話とは別の方向にすっ飛んで行ったりするのもすごく楽しんでて。

大人もこういうのは楽しいかもねー!