前記事からの続き。

三女と親友ちゃんのお出かけ。


2人ともかなり良い感じに腐女子味を帯びてきていて…


ママから娘が◯ちゃんとこれをみてみたいというのですが、って連絡が来て。

初音ミクの超歌舞伎!?

どうもうちの娘も行ってみたいなーなんて一緒に話していたのに、私が絶対好きじゃないと思って私には言わなかったようなの。

それで、じゃ、行きましょ!ってことになり、初めは私は遠慮してママ友が4枚とったチケットのうち、友人ママ+親友ちゃん+娘+もう1人どなたかお友達で行くと話していたけど、他のお友達でいける子はいなくて…ということで私も行くことに!


歌舞伎、数年前の納涼歌舞伎以来で三女はその時お留守番させたから生まれて初めての歌舞伎です。





私たちが観るのは第一部、

旅噂岡崎猫

今昔饗宴千本桜。


着物の方もいらっしゃいましたし、お姐さんがたも。



前半の「旅噂岡崎猫」が素晴らしくて。

子供達がグイグイと引き込まれるのが座っているけど肌で感じられました。

歌舞伎の怪談もの、妖怪ものってつくづく日本人のルーツと言えるくらい、わかりやすいというか、日本独自の情緒が見事に描かれていますね。

化け猫の恐怖って何故だか私の恐怖の原点みたいなところもあると気づきました。

それに歌舞伎役者の動き、なんと美しく気持ちの良いものでしょう。

世の中のバレエっ子達も、アイドルダンスなんかよりこっちを観る方がずっとバレエの役にも立つと思いました。

女形の振る舞いの美しさ。

子供達が本当に全部男性なの?って。

実は私もそれ思いました。


全てが型にはまっていて、相手と押す引くまで型通りの世界、その美しさ。


その上で宙返りなんかのアクロバットも入っていて、子供達が休憩中に

「オクラ凄すぎでしょ、殺されるのにあんなに動けるー!」とか言っていたけど、本当にすごかったし、かつ美しかったです。

でも私たち、猫があんどんの火を舐めるとか、知ってるじゃない?

そういうのっていつどこで知ったのかしら?とかふと思いました。

休憩中は売店へ。

こんなお煎餅など名店とのコラボ土産がたくさん。



歌舞伎花札スヌーピーの手ぬぐいも買いました。

(翌日はおにぎり弁当の日だったのでおにぎりをこれで包みました)


焼きたての人形焼も。


そして第二部。

ペンライト、準備OK!




獅童さんが出ていらしてお話し。

すごいわぁ、歌舞伎役者って!

中村獅童、苦手な人だったのだけど、素直に素晴らしいカリスマだわと感動しました。

演目として、初音ミクである必要ある?なんでおばちゃんはつい言ってしまうのだけど、子供達は大感激していたし、それとね、思ったよりずっと伝統を踏襲していました。

客席の初音ミクのハッピを着たガチのオタさん達へ口上の時に獅童さんがリスペクト感出したり、歌舞伎ファンと初音ミクファンとがとても良い感じに融合していました。

最後は大凧宙乗りもあり、桜吹雪がどっかーんと大砲で。

これは外国人も大喜び。

詳しい画像などはこちらに↓



3年前に無観客で上演した映像を見つけました。

見返しても割と感動。



幕が降りてから親友ちゃんが、「これまでで1番感動したかも!!!」と大感動を口にしていて。

彼女も世界中のエンタメを見てまわっているファミリーなのだけどね。


2人の意外なほどの感動の様子を見て私達親も嬉しかった。

それにしても、本当にすごいエンターテイナメントだなぁと、つくづく思いました。

やっぱりね、たとえば海外から日本にやってきて何見たら良い?ってなった時、相撲や歌舞伎、能、文楽などであってバレエではないよなぁと、伝統芸能の底力を感じました。

国がお金をかけて助成していくものには限りがあるから、その場合にバレエがもっともっと!というのは難しいだろうなぁ、日本のバレエ界はやはり自分達で足元を築いていく手段を考えていかねばと思った時に熊川さんの地道な努力は素晴らしいなと思ったのでした。


それとね、最近すごく思うのが…

日本人の顔も美しいなぁと。


というのも、外国人にあまり慣れていなかった80年代とかって外国人ってだけで綺麗な顔に見えていたと思うの、でもそれって見慣れないものに対しての驚きみたいなものも混じっていたのだなと今思うのです。今はたとえば娘の周囲にいる世の中一般的には美しい部類の人たちのお顔立ち見てもよく見ると面白いお顔の人もすごく多くて、金髪!とか青い目ーとかってステレオタイプに美しい!と思うことはなくなったのです。

それで歌舞伎役者の顔立ち、あぁこういうのも美しい顔立ちだなぁと今回つくづく感じたのでした。


さて、今回獅童さんの2人のお子さんがデビューなさったのだけど下のお子さんは3歳!!!

舞台であれだけ立派に振る舞うことができるということは相当な厳しいお稽古を積んだことでしょう。

もうそれだけで私はうるうる。

そして娘達が歳をとった時にあのお子さん達が立派に襲名したら、「私たち彼のデビューを歌舞伎座で観たのよ」というのかなぁなんて思ったり。

スキャンダルも多くありますがとにかく大切に守っていく文化だと心から思います。

中村獅童さんのカリスマっぷりを観て思ったのは、歌舞伎役者はやはり歌舞伎でこそ本来の輝きが出るのだなぁということです。

だから海老蔵さんも歌舞伎で観たい!

2024年は必ず海老蔵さん歌舞伎も観ようと決めました!

それから今回怪談もの猫騒動ものなどの面白さにすっかり魅力されたので納涼歌舞伎も絶対に連れて行きたいです。


歌舞伎座を後にして、裏にある雑貨ショップへ。



ジョンデリアンの作品とアスティエの作品などが大量に並んでいます。

はぁー本当に大好きな世界。

クリスマスに向けて、ジョンデリアンのデコパージュオーナメントを買いました💕


そこから運転手が車で控えてくれていたので(夫です笑)お昼を食べに虎ノ門ヒルズへ。

本当は子供達のリクエストは銀座木村屋のレストラン。

社会科見学で木村屋パン工場に行って以来木村屋ファンとなった子供達の希望叶えたかったのですが予約不可な上、三時ラストオーダーとかなので、時間がなくて。

結局移動中にあり車求めやすく、通しでやっていて尚且つすいているところということでチョイスされたのがココ。


まだオープンしたばかりなので本当に人もいなくてゆっくり食べられてよかった!

景色も最高だしね。

ゆっくりランチしたらあれまぁもう5時近く!慌てて移動します。


長くなるのでここで一旦切ります。