昨年夏の野外劇場公演の初日に、バックステージを劇場がライブ放映していました。
(開始前からザハロワ登場まで)
わたしはこの日はまだイタリア入りしていなくて、ベルギーに住む親友の家でビール浴びるほど飲みながらこれを見ていました、笑。

長いから流し見でどうぞ。
ただ、6分過ぎに精神統一&ウォームアップしているザハロワが映っています。
私はザハロワの踊りって冷たくてあまり好みじゃない、と長年思ってきたのですが、その冷たさに内在する厳しさとか優しさを最近とても感じるようになりました。
バレリーナも長年フォローしていると必ず何かしらの内面性が伝わるようになり、そこに惹かれるようになりますね。
長く活躍している人には絶対になにか特別な内面性があるなと最近とみに感じることです。

私的にペザント姿の娘よりもじわーんと来たのはウイリーのコールド姿の娘…
これを小さな頃から踊りたいーと憧れていたから!
くるみの雪のコールドも出来た、ウイリーも出来た!あとはバヤデールの影の王国のコールド…!

色々な役が貰えるのもレパートリーを増やせるのも、有名な劇場でなくちょっとあちゃーな劇場ですが、とにかく契約もらえたからです。
パリオペやABTとかロイヤルとか世界的カンパニーは勿論素晴らしい!でも、オーディション巡りをしているうちに(あ、うちの娘はこんな大きなカンパニーはそもそも受けていないのだけれど)身の丈にあった現実とそれでも居場所を探す、そこからチャンスを逃さず頑張る事、簡単な事のようですがバレエ学校卒業(これは割と簡単なレベル)からここに至るまでにかなりのバレリーナがふるいにかけられると思います。
それは技術の優劣とかではなくて、運とか根性とかそんなものも含まれるし日本のど根性バレエはわたしは好きではないけれどそれとは別の、なんといえば良いかセンチメンタルやドラマティックには流されない根性が大切な資質かなと思います。どんな悲劇的シチュエーションも上手く笑って流すスキルもね。

今日もインフルエンザ3日目、登園可能なのは金曜日ですって先は長いわー、暇人…!