なんだか、プチ反抗したぶーぶーも、叱ってしまった私も、二人して気持ちが重くなった時、
「本当なら、ダディっていうクッションが入って、ぶーぶーを慰めてくれたり、ママをサポートしてくれたりするんだけどね。ごめんね。」と言うと、
ぶーぶーがみるみる涙顔になって、
「僕、ダディが死ぬ前の一歳とかまで戻って生き直したい。ダディなんでいないの。」と私の腕の中で激しく泣きました。
「もう、仕方ないから、二人しかいないから、お互いに、優しい気持ちで、大切にし合おう。人一倍仲良しで、幸せな二人になれって、絶対ダディ言ってる。そうに決まってる。2人で楽しいこともいっぱいして、嬉しくなることいっぱいして生きよう。」
ぶーぶーは、「一緒に本を作りたい。僕だけの辞書も作りたい!一緒にパン作ったりしたい!オーリー(スケボー技)出来る様になりたい!工作でミニシティ作ってみたい!」と、色々やりたい事を考えて、元気に話してくれました。涙もカラッと乾いて、速攻で笑顔になれるのが子供の良いところ(^ν^)
もうすぐ母の日ですが、
「僕、プレゼントあげれないからね。こっそり買いに行こうとか計画してないからね。カードとか作ってないよ。」
「香りのついたキャンドル好き?どれぐらい好き?僕、キャンドルなんか買わないからね。何もあげないから。」
下手すぎる演技。
代理祖父母宅で、何やら計画してくれていて、キャンドルを買ってくれるであろうことを察知してしまいました 😅 ぶーぶー、びっくりさせるのが好きなくせに、見え見えすぎて、全部わかってしまいます。私の演技力が試されそう。
全然関係ない話ですが、
ぶーぶーのために図書館で借りてきた『A long walk to water 』という、実話を基にした本。一緒に読みました。難民キャンプや、スーダンのことなど背景的なことの補足説明は必要でしたが、8歳のぶーぶーが読むのにちょうど良いぐらいの長さ&難易度です。
11歳の少年が、紛争のために家族と生き別れになり、たった一人、生きるために歩み続けること19年、最後に夢を叶えるまでのお話ですが、ぶーぶーも私も、あまりの壮絶さに圧倒され、話に引き込まれ、最後は感動の涙で締めくくりました。ダディとの死別を経験しているからこそ余計に感じ入る箇所もあり、ぶーぶーも彼と父のエピソードを読む時には目がウサギみたいに真っ赤でした。巻末には、本人から若い子供達への言葉もあり、大人の私にも胸にジーンと響きました。