「数の多い少ない」…一対一対応と求差の理解 | みんなちがって、みんないい。~発達障害と療育・幼児教育のこと~

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2009年2月生まれの長男ポテチ(発達障害があります)と
2012年2月生まれの長女マシュマロとの日常です(*^_^*)
ポテチとマシュマロへの幼児教育や、ポテチの療育的な取り組みについて綴っていきます。
お気軽にアドバイスやコメントなど頂けたら嬉しいです☆

最近「かず」や「さんすう」に興味が出てきたポテチにお付き合いして、数を取り入れた遊びやプリントに取り組んでいます(*^_^*)

こどもチャレンジのキッズワークのシール貼りやテキストの他に、「こぐま会」のプリントの興味のある単元をちょこちょことつまみ食いしています。
今取り組んでいるのは、
「数の多い少ない」
「同数発見」
「分類係数1」
「数の構成」
などで、足し算・引き算の基礎作りといった感じです。
ちなみに、「こぐま会」のプリントはカラフルすぎたりせずシンプルで、気が散りやすいポテチも集中して取り組みやすい感じです☆

今回振り返りするのは、
「数の多い少ない」での具体的な取り組みです。
これは、小学校で学習するひき算の「求差」につながっていく内容で、2つ以上のものの数を比較していきます。
どの領域の課題に取り組む時にもそうなのですが、まずは具体物でイメージ作りをします。
例えば、赤い積み木5個と青い積み木3個を出して、どちらがいくつ多いか調べる課題を出したとします。
このとき、赤と青をひとつずつくっつけて並ばせて調べます。
必ず一つ一つを対応させて、くっつけて並べることが大切です。
こうして並べ終わると、赤い積み木が2個余ります。
こうして「一対一対応」を作り、差を認識させます。

曲者なのが、この「差」について、質問のされ方が幾通りかあるということです(^_^;)
たとえば
「いくつ違いますか、多い方のお部屋に違う数だけ○を書いてください」

「いくつ違いますか、少ない方のお部屋に違う数だけ○を書いてください」
だと、「差」の数がわかっても、最後まで文章をきちんと読んでいないとケアレスミスする感じです(^_^;)
また、同じ問題でも質問の仕方をひっくり返したりすると、「うーーん…」と悩んでしまったり…。
実際の数の処理ができていても、質問のされ方が変わるとつまずいてしまうあたり、今後算数で「文章題」につまずいてしまいそうな感じがプンプンします(>_<)

「求差」の質問のされ方のバリエーションとして、
①「どちらがいくつ多いですか」
②「どちらがいくつ少ないですか」
③「同じにするには、どうすればいいですか」
とあって、ポテチは②のパターンが苦手です。
場に、赤い積み木5個と青い積み木3個があったら、「青い積み木3個!」と、なぜか少ない方の数全部(正解は、足りない分の「青い積み木2個」)を答えてしまいます…。
多分、「いくつ少ないですか」だと、その場に無い2個をイメージして答えなくてはいけないから??と思います。
無いものをイメージして、補完することが難しいみたいです。

十分に具体物(積み木やおはじき)でイメージ作りをしたら、ペーパーでは少ない方の数を数えて把握してから、
多い方の対象物を少ない数だけ/で消していきます。
これで「差」はわかったので、上の①~③の、どのバリエーションで質問されているのかを確認して処理をします。
また、数を記入させるのか・図形を記入する場合でも○なのか△なのか×なのかといった違いもあるので、
その点もしっかり確認が必要ですね(^_^;)