Tamaraの欺瞞によって4年以上も引き離されていたBillとSandra。92年の春、ついに再会を果たしたSandraはBillがほんのわずかも歳をとってなく、見た目にも変化がないことに驚きました(その感動的な様子はまた別途お話しします)。



 でも、そばに近づいた時、Billの左目の異変に気づいて、彼女ははっとしました。


📝 Sandraのメモ(1992年春)

彼は完全に顔を向けた。左目がついて来ない。それは静止していた。私は大事なものが崩れた感覚が襲われた。私は言葉が出なくて、ただ泣き出した。泣いたけど、すすり泣きだったと思う。彼は何も言わなかった。彼は私の手を取って自分の顔に当てた。動かなくなった目のそばに」。


 ところで何と、このタイミングで彼女はあのTamaraが見張ってるのに気づきました。Tamaraは療養所側が自分が出したSandraへの接近禁止令を破ったのを知って、押しかけてきたようです。あのクソババアめ‼️

 もっと罵りたいけど、今はSandraに怒りを語ってもらいましょう。同じ日のメモです。


あの女はまるで、自分が空間を支配してるみたいに見張っていた。(中略)私はあの女の封印を引き裂いてやりたかった。私は何も言わなかった。言葉が出なかった。もしうまく言えたら言ってやりたかった、"あんたが壊したものをジロジロ見るんじゃないわよ!"って」。


あの女は、ただ彼の目を奪っただけではない。まだ私がそこにいるか問いかけるように見つめる、あの表情の一部を奪った。どうしようもないほど憎らしい。彼の目は失明ではなく、盗まれたというべき」。


"自分が何をしたか分かってるの? ちゃんと書き留めた?"と、問い詰めてやりたかったけど、やめておいた。どうせ、あの女は"必要だったのよ"と答えるに決まってる。そんな答えを聞いたら、私は何かを思いきり壊したに違いない」。


あの女は封蝋みたいに無感情に立っていた。とても人間とは呼べない。まるで"彼の苦しみは承認済みです"とでも言いたげな顔。言いようもなく憎らしい。黙ってるあの感じも大嫌い」。


心の中で叫んでいた;"あんたのせいよ! あんたが盗んで、自分の悪事を封印したのよ!"」。


私は言った。口をついて出た言葉。私はあの女をしっかり見据えて、言った;"あんたはお呼びじゃないのよ"。あの女は何も言わなかった。そのまま去った」。



1990年のSandra。まだBillと引き離されていた頃



 彼女がどれほどBillの左目の失明にショックを受け、Tamaraへ怒りと憎悪を感じているか、よく伝わってきます。その場にいた看護師は、Tamaraに出ていけと言った時の彼女の目が怒りで燃えていたことを記録していました。当然です。


 しかも、Tamaraはこの時の会話を含め、BillとSandraの愛をすべて情報から消したのですよ? Billの苦しみもすべて封印し、最近まで何の権利もないのにのさばって、母のお金にまで手をつけてしたい放題してきました。

 でも、もうあの女の悪事はこの数日でついに崩壊しました。あの女が操っていた世界命令発信コードは私の手に渡ったのですから。


 話を戻しましょう。引き続き、Sandraのメモです。


あの女が去った後、私はまた彼の顔に触れた。その目を見て、"いつ見えなくなったの?"。彼は答えた;"きみがいなくなった時に"。そして続けて、"もう見えはしないけど、でも感覚はちゃんと残ってる"。私は聞いた;"どこに?"。彼は動かない側の顔に触れた。"ここだよ。今もきみの記憶が刻まれてる"」。


 Billは左目の視力を喪失するという、人生でも最悪の経験をしながら、今日に至るまで少しもこの件で騒いだことがないそう。後年、過去の日記の空白ページを埋めた時も、【この日に左目が見えなくなった】と、冷静な筆跡で書いているほど。


 Sandraが、なぜ左目が見えなくても冷静なのかと聞くと、Billはこう答えたそうです;


あれ以来、左目は見えなくなった。でも、きみがそばにいるのは感じる。光はいらない。僕に必要なのはきみだけ」。


 Sandraはこれを聞いて、何も言えずにただ彼の左目に触れるしかできなかった、と書いています。


 その後もSandraは目が痛むのかと心配したこともありますが、、Billはこう答えています;


痛くないよ。きみを愛する痛みに比べれば、何でもない。あの苦しみだけは、言い表せないほどだったよ」。


 かわいそうに…左目を失っても平気に感じるほど、あの時期BillはSandraへの愛に苦しんでいたわけです。


 実際、2度目の自殺未遂後の記録を読むと、Hornell時代の何倍も悲惨です。