現在、晴れて夫のダディの元をわずかに離れ、引越しをした私たち夫婦が住んでいる物件はロンドンのハムステッドにあり、地上が3rd Floor(日本の4階)までと、Lower Grand Floor(半地下)という、計5階建ての一軒家なんですが、この広々とした自宅内をさっそく荒らしまくっている人物、それは夫の下級生で秘書の悪ガキ・ヒューゴがシングルファーザーとして育てている、笑顔がかわいい超ジャンボベイビーの破壊神・ジョージ(1)😂😂😂
今朝もジョージは私たちの愛犬で、一家のアイドルこと賢い子犬のアーサーを人生のお供に、いったいどうやって降りたのか階段を使い、見事地下にあるユーティリティルームまで行き、そちらで子犬のアーサーと同調して少々イタズラしたあと、同じ階にあるスタッフルームに向かい、「ヘーイ!」くらいのノリでこんにちわしてしまい、一家の全員を驚かせることとなりました😂😂😂
事の発端はまたまたヒューゴで、朝6:00を少し過ぎた頃、いつものようにジョージがベッドから脱走していて見つからないと大騒ぎしていて、慌てて私と夫のゼノも捜索に加わるも、なかなか見つからなくて大苦戦😂😂😂
こういう時、この一家に住み着いたプシュケの居候で、人類史上、稀に見るイクメンの末っ子リアムが捜索の場にいてくれると、ジョージはいつもすぐに見つかるため、こうなったらリアムに手伝ってもらって、それでも見つからなければ敷地外に出てしまった可能性を踏まえ、ここはジョージの身の安全のためにも警察に…と身構えていたところ、半地下階にあるスタッフのベッドルームからリアムの軽やかな笑い声が響いていて、ヒューゴと二人で「今は笑ってる場合じゃない…!」と駆け込むと、そこには雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスが毛布の中へと隠れ(※彼は自称、子供が嫌い)、その隣ではリアムがジョージを捕まえ、超上手に遊ばせているじゃないですか…😂😂😂
超ド級の破壊神であると同時に、超デンジャラスベイビーでもあるジョージは、どういう手法を使ったのかまでは不明なものの、器用に子犬のアーサーと揃って階段を降り、何と2nd FloorからLower Grand Floorまで、日本なら実に3階からB1階までを降りきり、手厚いイクメンのリアムを求めて数あるベッドルームを探し当て、ヴァシリオスとイチャイチャしていたリアムをゲットしていたなんて、一般的な赤ちゃんの体力では考えられません😂😂😂
驚く私とヒューゴを見て、イクメンのリアムは甥や姪たちが総勢24人、伯父さんと叔母さんの孫たちが総勢19人もいる大家族の末っ子で、世のモルたちより超豊富な育児経験から、「ジョージくらい体が大きければ、少しなら階段も登れるようになっていますし、降りるくらい何の困難もありませんよぉ?万が一の時はそばにいるアーサーがクッションになってくれますし、ジョージは怖いものがありませんからねぇ?」と言っていて、私たちが思っていた以上に、ジョージは成長してたんだね😂😂😂
ヒューゴの愛犬で、本当ならジョージの良き友達になるはずだったんだけど、パワフルな赤ちゃんに圧倒されちゃって、実の弟アーサーとジョブシェアリング中の兄クリストフもハラハラしていたのか、冷めた目で末の弟アーサーを見つめながら、「ねぇアーサー。いつも言ってるけど、君は同調が過ぎるんだよ…」と、言いたそう😂😂😂
当のジョージは至って平気で、これで望んだ時にイクメンのリアムをゲットできると悟ったようなお顔をしていて、今日もまたヴァシリオスの嫉妬心だけがアクセル全開だった、今朝の朝食はこちら。



Strawberry Loaf Cake.

夫のゼノはベリーの中でも特にストロベリーが大好きなので(※彼の舌はパピー)、今朝は作ると毎回喜び、甘くて美味しいお気に入りだと言ってくれるローフケーキを焼きました😊😊😊💕

生地にはストロベリーの果肉を入れ、焼き上がったあとはこちらもストロベリーのシュガーグレーズをトッピングすれば、いつものケーキが特別な朝食に早変わり😊😊😊💕

そろそろコンサバトリーのストロベリーも収穫のシーズンを迎えるため、今年は例年よりも出来が良さそうだとダディのセバスチャンから聞き、ブルーベリーやラズベリーと一緒に、この一家はベリーにも恵まれそうです😊😊😊💕
一人息子をどこの家庭よりも厳しく育てたけど、不器用だから本当は体の弱さが心配で、一人息子がかわいいから、わざわざファーマーに息子が好きなものの苗を頼んでくれたりするんだよね😇😇😇
超美形のプレイボーイなのに、人嫌いを拗らせてもいるし、しょうもないダディ…😂😂😂

一人息子のジョージが生まれて以来、初めての育児に不安と悩みがいっぱいだったヒューゴも、自身と夫の下級生でもあるリアムを頼ったことで、危うく倒れそうになるほど追い詰められていた危機的状態からも解放され、ジョージが成長すると共に学習してできることも多くなり、もう過去の悩みばかりだった頃とは違い、今では気持ちに余裕も生まれ、状況は左うちわといったところ😊😊😊💕
まあ…ヒューゴの場合、最初がある意味でのロケットスタートだったというか、約4,900gで生まれたジョージはとにかく身長だけが超大きく、体重には栄養が行き届いていないんじゃないかと思うほど全く増えなくて、周りの子たちよりも背だけは大きいから同い年だとは見做してもらえず、年齢相応のことができない障がい児みたいな扱いを受けることが多かったので、みんなと同じように赤ちゃんとして受け入れてもらえないジョージをかわいそうに思っていたのも忘れた話と、歩き始めたら今度は一気に安心したようです😇😇😇
子供の頃は今よりずっと悪ガキで、寄宿学校で学んでいる最中に無断外泊してみたり、友達や他校生と殴り合いのケンカをしてみたり、未成年飲酒してみたり、何かと優秀だったゼノからも手が付けられない下級生だと認定されていたくらいだったのに、ジョージが生まれたらすっかり子供好きのイクメンへと変わり、そうかと思ったら次から次へと遅れが気になってみたり、本当に忙しい悪ガキ😂😂😂
そんなヒューゴが気にしていたことの一つで、ジョージの髪の毛がなかなか生えて来なかった件についても解消の兆しが見え始め、今日はちょっとだけ髪型もオシャレして、ゴッドマザーでもある私マリアおばさんと一緒にプールで遊びながら、おばさんの趣味「カビ取り」にも参加😊😊😊💕
現実は危ないから見てるだけなんだけど、最近マリアおばさんにストーカーして付きまとうことまで覚え始め、何かにつけて私のお尻にイタズラする癖が出てきたことを嘆きつつ、これはジョージにマミィがいないからだということにして、私の足元でおばさんを観察することが、本日ジョージのやるべき仕事となります😅😅😅
さすがに、超一流のエリート紳士と評判で、社内どころか周辺オフィスに勤務する女性たちからも強面のイケメンと一番人気ということもあって、ヒューゴはジョージが私のお尻にイタズラすると即座に謝るものの、この悪ガキも昔はリアムのモルに似たようなことをしまくっていたため(※二人は元ご近所さん)、影では悪い顔で笑っているだろうダディから引き継いだDNAではないかと、おばさんはジョージの健やかな将来が超心配😂😂😂
ジョージがくだらないことばかりするならダディに似たんだと納得するけど、まさかそこが似るとは誰も思わなかったから、あと2-3年経ってもジョージがゴッドマザーのお尻にイタズラするなら、このおばさんもリアムのモルを見習って、悪ガキを徹底的に追いかけ回すしかありません😅😅😅
これが万が一にも、今よりずっと思慮に欠けた子供の頃のヒューゴみたいに、ジョージが水鉄砲を手にするような年齢になったら、ますますイタズラが加速するんだろうね😂😂😂
このマリアおばさん、ジョージが大人として成人するまでのあと17年間、毎日が体力勝負だわ😅😅😅
結局、ジョージには室内でのプール遊びを提供しておいたのに、カビが生えそうなところにゲルを湿布しているマリアおばさんのお尻の方が魅力的だったのか、ずーっとツンツン突いたりしてイタズラを繰り返し、ジーンズだというのに下から引っ張ってみたりと、大人になって同じことをしたらセクハラ間違いなしだと思う、今日のフィーカはこちら。



Coconut Cheesecake.

本日、最近お疲れ気味のゼノからもらったリクエストは、「ふわふわしたもので、しつこくなくて、何か甘いもの」ということだったので、夏らしくココナッツのチーズケーキを焼きました😊😊😊💕

ココナッツはビタミンやミネラル、ファイバーを含み、免疫力もアップしてくれる、夏に嬉しいナチュラルな甘味料の一つ😊😊😊💕
ヴァシリオスはティーンエイジャーの頃、水泳のオリンピック候補生としてトレーニングに奮闘していて、痩せやすかったから太る目的も兼ねた甘味料に加え、さっぱりリフレッシュするためにもココナッツを活用していたそうです😊😊😊💕
スウェーデン人の私はとにかく夏が苦手で、脳もお肌も冬向きの作りをしているんだけど、この天使はカラッと晴れた夏が似合うからいいよね😊😊😊💕

実は「女の尻を追うタイプ」だったことが発覚したジョージに、私を含めた一家の全員がお腹を抱えて爆笑していると、外出先からブチギレて帰宅したヴァシリオスは、家事代行としてこの一家に居候している謎の青年(※この時点では南欧か中東系)に勢いよく詰め寄り、またキティの縄張り争いを始めようとしているのかと思ったら、普段はクリーンで澄んだ天使の声色をしているのに、珍しく超ドスの効いた声と鬼の形相で胸ぐらを掴み、「今から僕が質問することについて、正直に白状してください。あなたはギリシャ人で、出生名はヘリオスですよね?なぜアラビア語を話すアラブ人のフリをしていたんですか?僕には全てバレてるんですよ?」と尋問し始めてしまい、天使が根は超ハードボイルドな性格をした屈強なボディガードで、元SPだったことを忘れていたため、マリアおばさんはビックリ😅😅😅
いや…全員、いえ、正確には「ヒューゴ以外の一家全員」が薄々気づいていたというか、普段はアラビア語を話しているけど、ギリシャ語も非常に流暢なものを話し、ついでにフランス語やラテン語なども堪能で、南欧と中東が混ざっているようにも見えるということは、もしかしてギリシャ系なのでは?という話題は、夫のゼノから出た一言を皮切りに、実は数回ほど出ていました😂😂😂
ヴァシリオスがブチギレた理由なんて、ギリシャ人としての誇りを忘れたのかと、超屈強なハードボイルドらしいものだということは、言われなくてもわかったよね😂😂😂
日頃は心穏やかな天使の美青年だけど、今日ばかりは鬼と化したヴァシリオスに問い詰められ、これは黙っていたら逆に命が危ないと観念したのか、青年は「ごめんなさい、あの、僕はイングランド生まれのギリシャ人です…」とギリシャ語で認め、「でもその、僕は悪意から騙そうとしたんじゃなくて、家庭の事情というか、父さんが…」といい、どうやらイスラム教を棄教したと思っていたのは私たちの勘違いで、ギリシャ正教会からイングランド国教会へと改宗、という意味だったようです😂😂😂
私は子供の頃、今は亡きガンガン(Great Grandmother)から家族構成を聞いた際、戦時中は勇敢に戦闘機を操縦して敵国と闘い、かの誇り高きRoyal Air Force(英国空軍)の大佐を務めていたのに、中身は英国一のク○ッタレだった男が自身の父で、あなたの高祖父に当たると知らされた身だから、青年も自身のファルと何らかのトラブルがあったのなら、ここはサクッと忘れてあげよっか😂😂😂
この一家の防犯のため、私人警備を行うボディガードとして警察などから前科の有無を照会し、青年の全てを調べ上げたヴァシリオスは、「あなたはご自身が同性愛者だとお父様に知られ、それが原因で殺されそうになったからって、教会にあった信仰まで捨ててしまうなんて、バカなんですか?確かにギリシャ正教会は同性婚を認めてはいなくても、我が子を殺そうとした父親とあなたのどちらを守るかと言ったら、間違いなくあなただったんですよ」と叱ったものの、声を殺して静かに泣く青年の気持ちはちゃんとわかるようで、日頃の人情に熱い男は健在だったから、良かった😂😂😂
そしてこの青年…年齢もいささかサバを読んでいたようで、たしかに22歳そこそこにも見えなくはないものの、本当はまだ19歳の若者と、春になる前からこの一家で保護している、スコットランドのうら若き青年ファーガス(21)よりも若く、怒り狂った父親に失望したと暴力を振るわれ、大学も退学させられてしまったから、一人ではまだ充分に生きていけなくて、たまたま見送りのため駅に行っていた夫のダディ・セバスチャンに声をかけ、身なりの良い紳士だから助けてもらえないかと思って、仕事が欲しいと頼んだんだね😇😇😇
それで得られた唯一の仕事が、シャイで病弱な一人息子のパリピな嫁の家事手伝いなんて、なんだか申し訳ない😂😂😂
ここでようやく冷静になったヴァシリオスは、自身もただいま手厚いイクメンのリアムと大恋愛している真っ最中で、もしかしてこの男も自身の人生で初めてとなる恋人のリアムを奪うつもりでは…?と考えたら、急に拒絶反応が芽生えて来ただなんて、今日も一日、夜まで天使の嫉妬心は元気にアクセル全開だったと確認した、今夜のディナーはこちら。



Mediterranean Rice Salad.
昇進テストで二度目の不合格を成し遂げたことにより、ただいまこの一家に滞在しながらトレーニングを受けている超陽気なブラジリアンの青年は、尊敬する上司のヴァシリオスからなら例え鬼指導でもなんのその、暑苦しいまでにとことん付いて行こうと健闘ならするものの、とうとう今日は頭がパンクしたのか、少々熱気味だと言ってハイテンションだったので、「あなたのお母様も嘆いていらっしゃいましたけど、脳みそ入ってないのに勉強なんてするから…」と嘆いていたヴァシリオスに提案され、夜は野菜がたっぷりと入った、涼しげな地中海のライスサラダにしました😊😊😊💕
ライスの他はトマト、キュウリ、レッドオニオンなどを使い、真夏のテラスにもピッタリ😊😊😊💕
今回もライスはヴァシリオスが炊いてくれて、さすがこの一家に滞在した日本人たちから「炊飯器がいらないギリシャ人」と言われているだけあって、絶妙な加減を加えてくれます😊😊😊💕

夫のゼノは非常に優しく他人想いで、この一家に来てから真面目に、それこそ朝から晩まで家事に買い出しにと働いてくれる青年が不憫になり、「ヘリオスが大学を辞めたのは、まだ最近のことだろ?生活なら保証してあげられるから、何とか復学できないだろうか…」といい、聞けば大学はロンドンだったということで、どうりで賢い息子だと思ったら、リアムと同じ大学でした😂😂😂
たった一人の息子を手塩にかけて大切に育て、それなのにその息子が男を好むなんて…という気持ちになったんだろうけど、この多様性の時代にホモフォビア(同性愛嫌悪)は流行らないというか、ロシアとかフランスでもなければ認められないし、教会がノーのスタンスを崩さないのはヤケを起こしているようなもので、教徒たちは意外にも寛容だと聞いているし、自分が殺人犯にでもなってしまったらそれこそ罪になり、宗教がどうとか言っている場合ではなくなると思うのは、私だけでしょうか?😅😅😅
だってほら…聖書で一番最初の殺人となった事件は旧約聖書の創世記にあり、兄カインが弟アベルを殺して土に埋めたのに、神にまで嘘をついてしらばっくれたことで、神はカインをエデンから追放したんだから、それって教徒たちには教会を追われるようなものだと、なぜ一人の子の親にもなってわからないのか、私には理解できません😅😅😅
時代は自由恋愛。
男と女が平等なら、平等な者同士、男と男や女と女があっても当たり前なのだと、ヴァシリオスじゃないけどギリシャ人としての誇りを持って、両親たちには、一人息子は勇敢な戦士だと思えるようになって欲しかったね😇😇😇
なぜって、古代ギリシャでは男性同士のセックスなんてごく当たり前に行われていて、むしろそれが健康な男である証拠だったんだから、何も他者に恥じるようなことではないのよ😇😇😇
意外にも、超一流のエリート教育を受けて育った夫のゼノやヒューゴは当事者でなくても、あらゆるマイノリティに寛容な心を持っているから、時々ビックリします😂😂😂
イケメンのヒューゴは他人に容姿にもこだわりがないんだけど、これは顔も心も真のイケメンだからなのか、ただの脳みそ筋肉だからなのか、お願いだから、どうかそこは前者であって欲しい…。

God natt...