今朝も一家のチーフコマンダーである私は、こちらも一家のアイドルこと子犬のアーサーをお供に、キッチンでパン作りをしていたんです。
私がパン生地を捏ねたり丸めたりしていると、アーサーは後ろの両足で立ち上がり、キッチンのシンクに伸び上がり、家族になった日より大きくなったかわいいお顔を覗かせ、大好きなお姉さんとおしゃべりを楽しみながら、ついでにドギーのエヴァンゲロス兄さんとナンパごっこして遊ぶのが日課😇😇😇
もう、アーサーってば、かわいい顔してプレイボーイなんだから😍😍😍💕
…と、人間1人と犬2匹、そして背後にはアーサーと同じ日に生まれた兄クリストフが「しょんぼりイーヨー」のスタイルでお座りして寛ぎ、愉快な一家の夜明けを楽しんでいたところ(※この時、4:30)、雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスがキッチンにやって来て、非常に、それも心から落ち込んでいたからどうしたのかと聞いてみた私に、ヴァシリオスは「リアムとケンカしたんです、今…」と、叱られたシャムの仔猫みたいなお顔で、超珍しく反省というものをしていました😂😂😂
ヴァシリオスがケンカしてしまったのは、一家に住み着いたプシュケの居候で、ヴァシリオスを恋人に迎えた、人類史上、稀に見るイクメンの末っ子リアムのことで、この恋人たちが初めてのケンカをしたなんて、私マリアおばさんは超意外😂😂😂
普段は特定の相手数名に限って暴君になっちゃうのに、存在が至極でヒュッゲなリアムが相手だと、天使もちゃんと反省して、「ごめんなさい」する子なんだね😂😂😂
これがプライベートでは社会性もゼロの、ヴァシリオスの真の姿です😂😂😂

しかし、ヴァシリオスの話すこの「ケンカ」について、どうやら非常に一方的だったのではないかという疑惑が持ち上がり、そこはやっぱり人生経験も育児経験も超豊富で、常に心は余裕があるイクメンのリアムに真相を聞いてみると、「え?いえ、僕たちはケンカしていませんし、ちょっとバジルに呆れただけですよぉ?」と朗らかで、またヴァシリオスが何かしたんだろうと、察した私😇😇😇
何でも事が起こったのはリアムが夢を見て一度起きた際の話で、ヴァシリオスに尻尾が生える夢を見たリアムが確認しようと、ヴァシリオスのお尻を軽く撫でたところ、何かを勘違いしたヴァシリオスは「リアムがセックスのお誘いしてくれた…!」と、いつものことながらそれはそれは喜び、ゴロゴロ喉を鳴らして甘えたまでは良かったものの、時刻はまだ3:30頃だったので、リアムに冷めた目で見られただけとなり、なおもしつこくしたらリアムに腕枕を中止され、さらにしつこくしたら背中を向けられてしまったことで、ヴァシリオスはリアムが怒り、口も訊いてくれないんだと思ったこのあたりでケンカがスタートしたんだと言い、今回もヴァシリオスの性欲が邪魔したんでしょう😂😂😂
ヴァシリオスは自分でも病気だと思いたいほどのマゾヒストを拗らせていて、日常的にノーと言いながら「もっとやれ」と迫る癖があり、マナーのいいリアムから「イエスとノーが混ざった発言」は拒否されるため、腕枕の中止と背中を向けられたことがケンカとイコールになったんだと思うんですが、一番大事なことを言わせてもらうと、いくらバイタリティの溢れるリアムでも、寝る時間だけは確保しないと死んじゃいます😂😂😂
ヴァシリオスの気持ちとしては、「その…いつも僕が迫ってばかりだから、たまにはリアムが誘ってくれたんだと思ったら、嬉しかったんです…」と、非常に珍しく後悔の言葉を口にしていて、ケンカしたと思ったヴァシリオスがベッドルームから立ち去ったことで、毎朝恒例の甘いベッドタイムルーティンがお預けになっただけでした😂😂😂
この、ギリシャが産んだ天使一族の末っ子って、毎回毎回、本当にお騒がせなんだから…😂😂😂
ヴァシリオスの勘違いとリアムが取った対応に、訳あって私たちと同居している夫の下級生で、秘書をしている悪ガキ・ヒューゴは、「リアムが日頃から積極的に誘ってあげないから、バジルが誤解したんでしょうね。君は女性経験がありませんから、そういった女心がまだわからないんですよ。あ、バジルもヴァージンだと聞きましたから、君もわからないですよね?」と、二人に女性経験がないことをバカにしたことで、今回もヒューゴは一家の末っ子たちから不潔な敵としての扱いを受けた上で、ぶん殴られて即終了😂😂😂
世間では、女性経験なら18歳だったらしいけど、イケメンなのに悪い女に引っかかり、離婚経験もあるシングルファーザーになったヒューゴと、33歳でたしかにまだ女性経験はないけれど、恋をする度に誠実なお付き合いを重ねているリアム&仕事に夢中で恋そのものをしたことがない代わり、信頼と実績を備えたヴァシリオスのカップルでは、どちらが思慮深くて真面目な人間だと思うか、ちょっとは周りの評価も気にして欲しい、今朝の朝食はこちら。



Bread Pudding with Chocolate and Raisin.

今朝は初めての試みを兼ねて少し冒険をして、パンをプディングに浸したところに、チョコレートチップとレーズンを合わせてみました😊😊😊💕

最初はテイストが合うかわからなかったけど、これが案外美味しくて😊😊😊💕

チョコレートと甘いものが大好きな夫のゼノも、今まであまり作って来なかった組み合わせに、また作って欲しいと喜んでいます😊😊😊💕


イクメンのリアムは一人息子でありながら、義理の姉が2人と実の姉が5人もいる大家族の末っ子で、他にも甥や姪たちが総勢24人に加え、伯父さんと叔母さんの孫たちがこちらも総勢19人もいて、その全てを生まれた日の当日か、遅くとも翌日からお世話をしていることもあって、育児は世のモルたちより遥かに手慣れたベテランで、甥や姪たちから寄せられる信頼も超豊富😊😊😊💕
おまけに身長はちょっと低めだけど、スレンダーで賢く勉強もスポーツも得意だし、容姿は爽やかなイケメンでかわいらしさもあり、超名門校を出たエリート紳士という条件も加わることで、特に姪っ子たちからは不動の人気を誇ります😊😊😊💕
ただ、この状態を良しとしない人物の中にはヴァシリオスがいて、いつも小さな子供たちに大事な恋人を取られてばかりなのに、そこに女の子が来たらリアム叔父さんも一応は男だから、どんなに大の女性嫌いを拗らせたまま現在に至るとはいえ、自分の血を引いてさえいなければ、子供は何人いても苦にならない超イクメンとあって、自分のことなんて忘れちゃうんじゃないかという焦りや嫉妬も、初めての恋を経験して抱いた様子😂😂😂
本当に、ヴァシリオスがリアムを取られた時に子供たちを見る目って、嫉妬に狂ったシャムの仔猫みたいなお顔をしているというか、じとっとした目で無言の抵抗を示す他、拒絶反応は人一倍😂😂😂
そんなヴァシリオスの不安を他所に、本日この一家へと尋ねて来た子供たちとはリアムの姪っ子で、バカンスでドイツに滞在していた際、リアム叔父さんのためならとフランスで大活躍してくれた、長女のお姉ちゃんの娘(13)と、姉3の娘(11)、そして姉4の娘(12)が、リアム叔父さんに会いに来るついでに夏のホリデーを利用して、私のお手伝いもしに来てくれました😊😊😊💕
そのお手伝いとは、こちら。

ご近所に住む老紳士宅の庭にて、大量のローズマリーが木と化してしまったことが発覚!
しかし、おじいさんに植えた記憶がなく、「知らない木」だからと、危う根元から切り倒して欲しいと頼まれそうになった私たち。
※第一の発言は、切り倒して欲しかった。


結局、大量のローズマリーは亡くなったワイフが植えた可能性があり、ガーデナーの青年から一度も農薬を使っていないと確認が取れたので、同時に剪定したバラも分けていただき、バスアロマとフォカッチャを作ることに!


バスアロマはリアムが持ち前のホスピタリティを発揮してくれたおかげで、知り合いが経営している老人ホームに寄付することが決まり、フォカッチャは焼き上がったらチャリティーを開いて販売し、こちらは収益全てをウクライナとガザの人道支援に回すことにしたので、今日から数日かけて生地を捏ねまくり、出来上がったら一気に焼き、この一家の敷地内で販売します😊😊😊💕

そのお手伝いが、夏のホリデー中で時間があるからと来てくれた、リアムの姪っ子たち😊😊😊💕

さすが、小さい頃からリアム叔父さんに習って自らチャリティーを行い、考えたことを実行に移す能力を身に付けている子たちなだけあって、どんなに淑女としての教育を受けている未来のエリートと呼ばれても、何でも進んで行動してくれるところはリアム叔父さんにそっくり😊😊😊💕

姪っ子たちの本来の目的はもちろん、爽やかなイケメンのリアム叔父さんと楽しい話をしながら、ティータイムを楽しむことだけど、マリアおばさんのお手伝いもしに来たとわかった途端、一瞬で顔色が明るくなったヴァシリオスは、一種の単純な性格をした息子の一人なんでしょう😅😅😅

今日は午後から、リアムとは元ご近所さんの一人として、悪ガキのヒューゴも仕事をフレックスで調整して手伝ってくれることになったし、強面のイケメンも一緒にいるとなれば、年頃の姪っ子たちも楽しいよね😂😂😂

リアムが姪っ子たちに何かお願いすると、嫌な顔一つせずキュートな笑顔で、それも二つ返事でこなしてくれるのに、ヒューゴがリアムの姪っ子たちに何かを頼むと、必ず「またぁ?…いくら?」と返されるのを見て、ヒューゴはいったい何をしたんだろうかと疑問さえ抱いた、今日のフィーカはこちら。



Blueberry Cream Cheesecake.

今日はリアムの姪っ子たちが来るとわかっていたので、年頃の女の子に食べさせるならやっぱり甘いケーキが一番だと思い、この私マリアおばさんはリアムをアシスタントに奮闘し、太らないブルーベリーのチーズケーキを焼いておきました😊😊😊💕

一家のホストマザーも兼ねている私が女の子に夢中だと思い込み(※事実)、じとっとした目で見ていたヴァシリオス😂😂😂

そんな調子でいたことをもう一人いるノルウェー系アメリカ人のボディガードで、パリピなジョージおじさん(ハゲ頭)に見破られ、「子供に嫉妬するなんて、キングはまだまだ子供ですね!早く成長しましょう、成長!」と笑われた仕返しに、「今夜はオクトパスを使って、パエリアでも作りましょうか?」と、ブチギレてます😂😂😂

天使の末っ子、おじさんの頭でパエリア作ろうとするのは、やめてあげよっか😇😇😇


24人もいる姪や甥たちはみんな、人気者・リアム叔父さんが性的マイノリティだということを、まだ小さな子供だった頃から知っていて、今までリアム叔父さんがお付き合いした男性の詳細についても、リアム叔父さんがユーモアたっぷりに話して聞かせてくれるので、下手な小説を大真面目に読むより楽しいと、ストーリーテラーとしても人気者😅😅😅

まあ…私もリアムから聞いたことがあるけど、とある英国貴族のバカ息子とか、ピザ職人の変態イタリア人だとか、付き合い始めて秒で別れたフランス人の話題あたりは、大爆笑も必須の面白さで、よくここまで尽きずにネタがあるものだと、聞いてて感心を覚えたものです😂😂😂

わざわざウィットに飛んだことを言ってくれと頼まなくても、出るわ出るわ、伝説クラスではないかと思うバカと変態っぷりだからね😂😂😂

そのため、ヴァシリオスのことは姪たちの誇り高き自慢のグランマで、リアムと自身の夫の扱いだけは超適当なモルから印象程度なら聞いていたから、初めて超ハードボイルドな体育会系のボーイフレンドができたことに、姪っ子たちも興味を示さずにはいられません😇😇😇

実はヴァシリオス、シャイなようでいて女の子にキャーキャー騒がれることには慣れていて、所属している警備会社で何かイベントをやったりすると、決まって若い女性社員たちに取り囲まれ、甘いお菓子や評判のいい軽食、ドリンクやタオルなど、必要なものは何でも秒で差し出してもらえているほど、女にだって困らないのは事実😇😇😇

容姿と身体能力だけでもこれだけモテるのに、女の子たちの黄色い歓声を浴びても顔色一つ変えず、非常に冷静な上に対応はドライで、興味ないといったリアクションを取っているんだから、同じ男性たちを敵に回しているのも当然でしょう😂😂😂

姪っ子たちも、映画「マトリックス」やスパイ映画でボスの背後に立つ黒服みたいに、後ろで腕を組む癖があるヴァシリオス兄さんは、人間性もガードが硬そうだと見て取り、リアム叔父さんにヴァシリオス兄さんはどんな子なのか、付き合ってどれくらい経つのか、どちらから好きだと言ったのか、愛をささやく頻度はどれくらいなのか、デートはいつもどこに行くのか、やっぱりボディガードだと命懸けの仕事なのか、日々のトレーニングにリアム叔父さんも付き合ってあげるのか、体が資本だから食べる量もすごいのか、趣味は?好きな食べ物は?動物は好き?その頭(※クルンックルンの天然パーマ)はナチュラル?などなど、ティーンエイジャーになったばかりで恋した経験もまだないから、気になって聞きたいことなら山ほどあるよね😂😂😂

しかし、ヴァシリオスの穏やかな時間はそう長く続くはずもなく、意外にも、エリート家庭で育っているのに、差別心や偏見を持たない姪っ子たちにヴァシリオスは驚き、それならちょっとくらいかわいがってあげてもいいかな…なんて、柄にもなく、珍しく子供を「かわいい」と思いかけていたところ、リアム叔父さんが「バジルはこう見えて、笑っちゃうくらいヤキモチ焼きなんですよぉ〜」と言ったことにより、ならば試してみようと一番年下の姪(11)はイタズラを企み、ほんの一瞬、「長靴下のピッピ」によく似たお顔をしたあと、ヴァシリオスの目の前でリアム叔父さんの頬にキスしてみた結果、恋人を取られた悔しさから、天使の子供嫌いにおける怒りのボルテージは、本日最高潮に達しました😂😂😂

まだ小学生の子供を相手に、大人げなくじとっとした目で静かに姪を見つめ、救いの手を差し伸べて欲しいとリアムに訴えようにも、嫉妬に狂ったシャムの仔猫みたいなお顔では哀れさを誘うことができなかったため、メラメラと燃え盛る炎だけが、天使の背後で上がるばかり😂😂😂

ここで本日、一番役得だったリアム叔父さんは、日頃の手厚い育児が身を結んだことで、こうして姪たちや恋人から愛されるんだと自己肯定感も高く、育児は花と同じように、手間暇かけた分だけ楽しみが待っていると言えるあたり、リアムは真の保護者で優れた教育者だと思う、今夜のディナーはこちら。



Flamcake with Salmon.

キッチンの棚の中に、頂き物の日本食材「のりのふりかけ」があったので、日本食にちょっとした興味があった姪たちのために、サーモンのフレームケーキを作ってトッピングしてみました😊😊😊💕

日本には6年しか住んでいなかったこともあり、完璧な使い方は未だわかりませんが、ここイギリスやアメリカのレシピ本には、海苔とサーモンを組み合わせることが一般的😊😊😊💕

仕上がりは何とか上手く調整できたのか、姪たちから「海苔はジャパンのスパイス」くらいになら、理解してもらえたと思います😅😅😅

この海苔って、位置付けするとスパイス、シーフード、珍味…の、どれに当たるんだろうね?😇😇😇


この一家では、リアムの姪っ子たちが赤ちゃんだった頃から知っている、元ご近所さんのヒューゴ。

それが今では自分の力で歩くようになり、走り回ったり、自ら学ぶようになったかと思ったら、普段は全寮制の学校に在籍しているから、ほとんど帰って来なくなった姪っ子たちの成長した姿に、ちょっとは感慨深くもあるのかと気にしてあげたのに、バカ息子の代表でもあるヒューゴは、「彼女たち、リアムの前では素直で笑顔がかわいい子たちだと思うんですけど、ちょっとリアムがいない時に話しかけると、決まって怠そうにするんですよね。あの反応は絶対、僕のことを"どうでもいいオジサン"だと思ってるんですよ」といい、そこまで至るには何をしたんだろうとは、全く考えていないようです😂😂😂

まあ…超雑で適当で、細かいことは一切気にしなければ、気にもならないデリカシーゼロのヒューゴなんかより、言わなくてもなんでもやってくれて、手厚く行き届いた育児の数々をパーフェクトにこなしてくれるリアムの方が、存在そのものが叔父さんとしてはヒュッゲで、子供たちも居心地がよくて当たり前だよね😅😅😅

今日はちょっと忙しくて、姪っ子たちにかまってあげられなかった夫のゼノは、「ヒューゴは犯罪を犯さなかっただけで、やることは悪さのデパートだから、"見習いたくないオジサン"なんじゃないか?」と笑っていて、エリートなのに、このバカ息子には呆れて言葉がありません😂😂😂

これが「ヒューゴおじさんを見習って、私たちも勤勉性ゼロになろう!」と思われなかったのは、ある種の救いだったかな😅😅😅

本当に、ヒューゴには自立と学習、進歩と成長に加え、至っていつものことながら、配慮と遠慮と思慮深さの数々を、今一度学び直して欲しい😂😂😂

これもヒューゴの個性だと思って、今ある長所に目を向けてあげることにしよう😇😇😇


God natt...