私たち夫婦の愛犬で、一家のアイドルこと賢い子犬のアーサーは、先月の15日で晴れて生後12ヶ月となり、かわいいかわいいパピーと呼べる時期も、すでに折り返し地点に突入😇😇😇
もともと賢い頭脳を持っているから、日増しに賢く頭のいい犬へと成長していく姿は、アーサーのことをまだよく知らないご近所さんであっても、幸福感に満ち溢れながら、立派に育っていることが伝わってくると言われます😊😊😊💕
生まれて初めて動物と暮らすことになった夫のゼノも、「マリアとアーサーが一緒にいてくれれば、俺は幸せ以外の言葉を口にする必要がないな…」と言っているほど、こちらも結婚と同時に愛犬を迎えたことで、新たな人生の航路は順調な様子😊😊😊💕
そんな中、数日ほど前にご近所に住むギリシャ出身の奥様から、「ねぇレイディ、もうお聞きになりました?例のチーターマザー、子犬を飼い始めたんですって!」ということで、あまりにも意外だったから唖然としてしまった、私たち😇😇😇
このチーターマザーとは、スパルタ教育が大好きなモル、つまり、「タイガーマザー」の遥か上を行っている家庭のご婦人を指し、こちらは一家に住み着いたプシュケの居候で、人類史上、稀に見るイクメンと評判の末っ子リアムから、「厳しさが異常」だと認定されたことで、影ではこう呼ばれるようになったんです😂😂😂
これの反対の言葉は、私たちにはお馴染み、エレファントマザー&ファミリーが一般的😊😊😊💕
しかし、あの超厳しいモルでも、やっぱりかわいいかわいいパピーが相手となれば、もしかしたら人が変わるのかも?なんて思ったのも束の間、ギリシャ出身の奥様ったら非常にのんびりした朗らかな性格をしているので、「そのパピーなんですけどね、一昨日の夜に逃げ出しちゃって、今みんなで探してるんですって!」なんて発言を聞いてしまい、パピーが超かわいそう😂😂😂
絶対、あのご婦人に厳しすぎるトレーニングを押し付けられたら耐え切れず、怖くなって逃げ出しちゃったに違いありません😂😂😂
例えご近所総出になったとしても、早くパピーを探し出してあげないと、お腹空いてるよね…😂😂😂

仮に捨て犬がいたとしても、野良犬として住み着く前に保護されるのが、ここイギリス。
そのため、自宅の敷地外をノーリードで歩いていた場合であっても、ご主人様なしでお散歩というケースは、非常に稀なことだったりします😇😇😇
稀な例外を挙げると、生まれ持った好奇心が生後3ヶ月に満たない月齢に勝り、ブリーダーのご婦人やモルの目を盗んでこっそり抜け出し、一人でお外を大冒険したことがある子犬のアーサーと、非常識なご主人様に捨てられ、ほんの数時間ほど一人ぼっちだったドギーのエヴァンゲロス兄さんくらいで、どちらも新しいご主人様と出会うことができ、結果はハッピーエンド😊😊😊💕
このことから踏まえると、チーターマザーが迎えた生後4ヶ月のパピーは目撃情報もなく、シェルターに保護されているという話も聞かないとなれば、どこかに隠れてしまったんでしょう😂😂😂
のちにチーターマザーご本人と遭遇し、相当落ち込んでいたから何をやらかしたのかと一応聞いてみたところ、こちらのご婦人は「私、まだ何もしてないの。本当に。ちょっと出来の悪い娘を叱ったら、仔犬はおしっこを漏らしながら、外に出て行っちゃったのね…」ということで、落ち度は100%、チーターマザーだったと認定😅😅😅
幸い、彼女の夫となった英国紳士は、厳格ながらも非常に温厚な性格をしていて、ゼノほどではないとしても、他者に対して声を荒げることは少ないと聞いているので(※ゼノは人生で一度もない)、一家で捜索する際の陣頭指揮は、この穏やかな夫が取っているんだと言っていました😂😂😂
自宅を飛び出してしまってから、もう2日も経っていることだし、そろそろ出て来てもおかしくない頃とはいえ、よっぽどチーターマザーの怒りっぷりが怖かったんだろうと考えると、果たしてこのご婦人に子犬を飼う素質があるだろうかと疑問に思いながら、今日の予定は子犬の捜索へと変更しようと一家のメンバーたちで決めた、今朝の朝食はこちら。



Triple Chocolate Chip Zucchini Bread.

朝は夫のゼノがリクエストしていたので、ゼノの大好きなチョコレートを使い、夏らしくズッキーニと合わせたブレッドをご用意しました😊😊😊💕

定番のチョコチップのみならず、生地にもチョコレートを練り込み、焼き上がった後にはチョコレートのプロスティング😊😊😊💕

ズッキーニは野菜として出回っていることが一般的ですが、本来のテイストはそこまで青臭くはないため、甘いチョコレートともよく合います😊😊😊💕


チーターマザーの雷っぷりに驚き、恐れからいなくなってしまった生後4ヶ月のパピーは、ここイギリスでも大変賢い頭脳を持っていると人気者のラブラドール・レトリーバーで、性別は男の子。
この坊やを探しに行くにあたり、アーサーは両親ともにゴールデン・レトリーバーのパピーですが、例え犬種が違っても、同じレトリーバーのパピーであることは変わらず、フレンドリーで明るい性格をしているし、今までにも迷子や行方不明の子供を見つけてくれた経験があるから、同じ日に生まれた兄クリストフの他、フラット・コーテッド・レトリーバーの黒犬にしては少々おバカさんな、ドギーのエヴァンゲロス兄さんと一緒に、迷子のパピーを探しに行ってくれます😊😊😊💕
アーサーは今よりずっと小さなパピーだった頃、嬉しいことがあるとおしっこしながら走り回っちゃう癖があったんだけど、今ではすっかりトイレに行くことも覚えて、一人前の子供になったよね😂😂😂
アーサーの兄クリストフは仕方がないというか、最初に迎えられた家庭で虐待され、臆病な性格になってしまったせいで、今でも怖くなると漏らしちゃうことがあるから、私たち人間がきめ細やかな配慮をして、脅かさないであげることが大切😇😇😇
クリストフがチーターマザーの鬼っぷりを目にしてしまったら、きっと怖くて逃げ惑っちゃうこと必須だし、迷子になったパピーの気持ちなら、クリストフが一番わかってくれるでしょう😇😇😇
いつも出来が悪いと怒鳴り散らされているチーターマザーの娘は、影でダディに「マミィが怖がらせるから…」と言っていたそうで、あの一家では子犬を迎えるに相応しいご主人様が小さな娘で、親はその娘から学ぶ必要があったんじゃないかと、イクメンのリアムから「彼女は子供たちの育児を倒して、何を学んだんでしょうねぇ?」と、嘆かれてしまうのも当たり前😂😂😂
訳あって同居している夫の下級生で秘書のヒューゴは、悪ガキなりに育児はよく考えているのか、「僕はジョージの育児に関しては放任ですし、基本はリアムに任せていますから、ジョージも幸せそうですけどね。だって、バカな僕に育てられるより、慣れたリアムにお世話してもらえた方が、満ち足りた人生になるでしょう?」と言っていて、このバカ息子にはリアムに対する遠慮と配慮の数々を、早々に覚えさせないといけません😂😂😂
まあ…確かに、リアムがサッと賢く育ててくれるおかげで、ジョージは今のところ生きることに困ってないから、いいけど😂😂😂
リアムを育児の担い手に奪われて悔しい一家のメンバーといえば、雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスがいて、せっかくリアムと恋人になり、再び居心地の良い人生へと戻ることができたのに、人類史上、稀に見るイクメンっぷりが講じて、子供たちに奪われるのはまだ我慢できるけど、ヒューゴにだけは横取りされたくないと、ヒュッゲな恋人の扱いを巡って、美しい見た目に反して超ハードボイルドな性格から、今一度、拳を交えてでも話し合っておきたいそうです😂😂😂
このギリシャの天使にとって、「手厚くお世話してくれるイクメン」は最高にヒュッゲな存在で、そのイクメンの代表選手でもあるリアムと恋人になれなたら、人生勝ち組も同然なんだよね😂😂😂
デンマークでは、「子供たちをお世話してくれるついでに、ちょっと甘やかしちゃうおじさん」のことを、「Hyggeonkel」(ヒュッゲなおじさん)なんて呼んだりもするから、あながち間違ってはいないみたいだけど、ヒュッゲの使い方が合っているようで合ってないって、イクメンを手に入れたかどうかがヒュッゲの決め手じゃないって、誰かこの天使と悪ガキに教えてあげて…😂😂😂
思った以上に迷子のパピー探しは難航する中、一家にいる赤ちゃんたちはリアムが手厚いイクメンだったおかげで、急遽公園の敷地内でトレジャーハンティングを体験することができ、暇な思いなんて欠片もさせずに済んだ、今日のフィーカはこちら。
※ヒュッゲとは、「お世話上手な長男またはイクメンの末っ子を、手のかかる甘えた末っ子たちが総動員してこき使う」という意味ではない。



Eton Mess.

先日、イートンメスとパブロヴァをセットにしたオリジナルメニューを考案したところ、夫のゼノ&ヒューゴ&リアムという、ここイギリスの超エリート紳士でもある息子たちより、これは断じてイートンメスではないとのご指摘を受けたので、本日は正真正銘、イートンメスを作りました😂😂😂

パリピだから差別以外は何でも簡単にやらかす、スウェーデン人の私😅😅😅

伝統ある超名門校とバレリーナのチュチュをセットにしたことで、優秀な息子たちには軽く苦笑いされましたが、汚名返上にはなったようです😅😅😅
まだ「イートンメスを作った?いや、それなら食べない…」と言われないだけ、平均よりもずっと優しい性格の息子たちだよね😊😊😊💕

今日はここイギリス時間で、7月6日。
ヴァシリオスが移住した今もなお所属しているギリシャ正教会では、毎週土曜日の午前中になると英語での礼拝があり、そのあとからFollowed by coffee in the cryptという、教会の地下室に集まった人たちみんなでコーヒーを飲みながら、いろいろな人たちとコミュニケーションを取ったり、聖書や教会に関するお話を聞くことができたり、自分自身の視野を広めることができる日でもあるので、ヒューゴが一時保護しているロシア系ベラルーシ人の心優しい長男(8)に関しては、ヴァシリオスにくっ付いて教会へと出発😂😂😂
非常に社交的な長男はおしゃべりが大好きで、ヒューゴが一時保護したことですっかり年相応も一歩手前の英語を身につけたかと思ったら、もともと真面目で学ぶことが好きな子でもあったため、今では洗礼を受けたロシア正教会には足を運ばなくても(※記憶にないらしい)、ヴァシリオスにくっ付いて行けば毎週礼拝に預かることができ、ついでにお友達を作ったり、年配の老婦人たちから色んなお話を聞かせてもらえるとあって、フットワークも超軽々と、天使のお世話になることを楽しんでいます😂😂😂
以前は私を見れば「ねぇねぇ、エルサエルサ!」だったのに、今では男の友情を覚えたのかヴァシリオスの方が良くなり、イクメンのリアムとヴァシリオスを手に入れてしまったら、これはもはや「鬼に金棒」というもので、私の出番はなし😂😂😂
これも長男にとっては成長の過程の一つで、私の手を離しても心配はないと思えたっていう、逞しさの現れでもあるんだよね😊😊😊✨
でもね、長男は非常に優しい心と思慮深さを併せ持った息子なので、教会から帰ってもまだパピーが見つかっていないと知った途端、「エルサ、僕も一緒に探す!」と言ってくれて、子供なりの視点で、それも無駄にデカい私には思い付かない場所を中心に見回ってくれることになり、パピー探しをしていたご近所の大人たちも大助かり😂😂😂
手厚いイクメンがサッと育ててくれると、例え子供を置き去りにしたままいなくなったモルが超ド級の非常識だったとしても、子供は素直なまま、真っ直ぐに育つんだね😂😂😂
子供の満タンなやる気を削がないように、こうなったら善は急げと一家のメンバー総出でパピー探しを再開すると、何と捜索に加わってくれていた子犬のアーサーから、「お姉さん、お散歩しよう!坊やを探すのは、そのあと!」といった具合に、超かわいくおねだりされてしまい、仕方がないからこちらは一旦捜索チームから外れ、コーヒーブレイクならぬお散歩ブレイクへと変更!😂😂😂
もう、アーサーってば、本当にパピーらしくて気まぐれさんなんだから〜😂💕…と、この時はアーサーの子供っぽさがそうさせたんだと思っていた私でしたが、さすが、かの有名なミステリー作家、アーサー・コナン・ドイルから名前をいただいたおかげなのか、子犬のアーサーは今日に限って泥んこ沼や池には入らず、なぜかここロンドン最大の公園であるハムステッドヒースへと入り、大きくなった頭から先にグングンと茂みの中へと入って行ったかと思ったら、その場でしばらく…けっこうな時間を考え込んでいたあと、森林部分へと走り出してしまったから追いかけてみたところ、何と…何と、茂みに頭だけを突っ込み、尻尾をバタバタ&ふりふりした数秒後に何かを引き摺り出し、それが探していたラブラドールのパピーだったんです!😂😂😂
かわいそうにお腹を空かせ、泥だらけになり、心細そうに鼻で鳴いていたパピーの声に気づいてくれたようで、やっぱりアーサーは賢いだけでなく、救助犬としての才能にも恵まれているんだと、周りの大人たちはもう拍手喝采😂😂😂
アーサーはラブラドールのパピーを優しく慰め、お鼻をペロリと舐めて落ち着かせてくれたりと、自分よりずっと大きなお兄さんに助けてもらえたパピーもリラックスしていて、無事にチーターマザー&温厚な英国紳士宅へと帰ることができました😇😇😇
どうやら流れとしては、チーターマザーの怒鳴り声にビックリして、その弾みでおしっこを漏らし、まだ幼いからどうしたらいいのかわからず、犬としての名誉とプライドを著しく傷つけられたまま、咄嗟の勢いも加わって自宅を飛び出したまでは良かったものの、あまりにも逃げ惑ったことで遠くまで行き過ぎてしまい、帰りたくても帰れない状態になってたんだろうね😅😅😅
超厳しいチーターマザーもリアムに叱られ、今後は反省と、「子犬の前では怒鳴らない」と約束を取り付けたことだし、これから誰よりも苦労して、子犬との信頼回復に務めてくれるでしょう😂😂😂
子供をダメなろくでなしにだけはするまいと必死なんだろうけど、リアムのように子供たちのやる気をサッとフル充電して、常に自分の力で物事を解決できるように促す方法だって存在するんだから、これでちょっとは懲りてよね😅😅😅
長男も雨が降ったり止んだり、そうかと思ったら晴れたりする中、迷子のパピーのためにと外を走り回って、よく頑張った😊😊😊💕
この場合、育児に関することならとことんリアムに甘えてばかりで、下級生に頼りきりで一向に自立しない悪ガキのヒューゴよりも先に、「おこりん坊の像」になるチーターマザーに改善命令を出すことの方が先だと気づく、今夜のディナーはこちら。
※おこりん坊の所在地は、ノルウェーのオスロにある「ヴィーゲラン彫刻公園」の敷地内。



Bean Corn Salad.

たくさん走り回って疲れると、この一家のメンバーは総じて力尽きてしまい、食べる気力がなくなる傾向があるので、夜は夏らしくてサッパリとした、甘いコーンとビーンズのサラダにしました😊😊😊💕

サラダにはコーン、赤いビーンズ、パプリカ、レッドオニオン入り😊😊😊💕
料理上手なヴァシリオスがいてくれるため、天使のアドバイスを受け、ドレッシングはイタリアンのテイストで手作りしてあります😊😊😊💕

今日もお手柄だった子犬のアーサーには、大活躍のご褒美として大好きなキャベツを丸のまま一玉プレゼントし(※彼はベジタリアン)、そんなアーサーに協力してくれた兄クリストフとエヴァンゲロス兄さんの二匹には、こちらも大好物のビーフジャーキーをプレゼント😊😊😊💕
アーサーは野菜なら何でも好きな代わりに、お肉と脂っこいものが苦手で、同じモルから生まれた兄クリストフはお肉とポテト、一家のチーフコマンダーこと私、マリアおばさんが手作りしたピーナッツバターのクッキーが大好きで、エヴァンゲロス兄さんは何でも食べはするけど、やっぱり犬だからお肉を好んで食べるようです😅😅😅
ああ、達成感に満ち溢れたアーサーって、何て凛々しくて逞しくて、かわいいんだろう😍😍😍💕
兄クリストフもものすごく頑張り屋さんだし、兄さんはおバカさんでも笑顔があって、陽気で優しくフレンドリーだから、私たちは毎日平和に笑わせてもらえて、本当に恵まれたご主人様だよね😊😊😊💕
途中、アーサーに超くっさい「オナラ」をすかされたけど、これもご愛嬌かな😂😂😂
本来なら犬は肉食のはずなのに、野菜が大好きなベジタリアンで人間みたいなお腹をしているからなのか、アーサーは時々かわいいお顔からは想像もできないような、周りがビックリするほどくっさいオナラをしてくれます😂😂😂
犬として、アーサーの名誉を保つためにも、これ以上臭い話はバラさないでおこう😇😇😇

God natt...