ドイツのミュンヘン滞在、18日目。
突然ですが、パピーまたはドギーというものは、大好きなご主人様の手荷物を欲しがり、そのご主人様が必要なものに限って、知らない間にゲットしているもの、ですよね?😇😇😇
今朝私は、バカンスで一緒に滞在しているメンバー全員分の朝食を作ろうと、いつものように、大人が11人、赤ちゃんが1人(※離乳食)、パピーが2匹、ドギーが1匹の分量で料理に取り掛かり、調理する際には必要不可欠な、テーブルスプーン&伸ばす棒を使おうとしたところ、これが、ない😇😇😇
この、「伸ばす棒」については、日頃から木製のものを使っているせいか、以前から私たちの愛犬でもあり、イギリスのロンドンでは地域のヒーローになったりもする、賢い子犬のアーサーが欲しがっていて、一度かじらせてもらえないかとおねだりしていたことを踏まえると、犯人はアーサーでほぼ確定、といったところでしょうか😇😇😇
しかし、私がキッチンで代替品を探し出し、とりあえず急いで作りながら、犯人と思われる子犬のアーサーを何度か呼んでみると、嬉しそうに駆け寄って来たアーサーの他、実はドギーのエヴァンゲロス兄さんも犯人だったことが判明し、アーサーだけを疑ってしまったことに、後悔してなりません😂😂😂
なんで兄さんが「伸ばす棒」を咥えて走り回り、アーサーがスプーンなのよ😂😂😂
賢いアーサーは、何とまるで人間のように、ちゃんと掬う部分を口に咥えていて、伸ばす棒をゲットした兄さんと喜ぶアーサーの背後では、アーサーの兄クリストフがあたふたと、叱られないかとオロオロしていて、今日もおとなしい兄クリストフだけが、超かわいそう😂😂😂
アーサーと同じ日に生まれた兄クリストフは、最初に迎えられた家庭で虐待され、臆病な性格になってしまったけど、もともとは非常に男の子らしく勇敢で、イタズラ好きな破壊神ながら、正しい判断力と正義感を身に付けていたから、「取っちゃダメ」の意識が他より強いと気付く、今朝の朝食はこちら。
※アーサーは自身のモルからも失敬する。



Zucchini Galette.

今日は夫なりの、一家に滞在しているメンバーに対する配慮だったのか、いつもなら甘い朝食をリクエストしているのに、今朝は「たまには塩気のあるものにしてみないか?俺も一緒に作ってみたい…」ということで、ガレットを作りました😊😊😊💕

ガレットの中にはズッキーニとエンドウ豆のグリーンサラダを入れ、たっぷりのクリームチーズをドレッシングにすれば、完成😊😊😊💕

ただいま暴行事件の被害により、こちらの病院に緊急入院している真っ最中のヒューゴは、怖い顔して実はファンタジー小説がお気に入りで、デンマークの児童文学作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作「Prindsessen På Ærten」(邦題:エンドウ豆の上に寝たお姫様)のポスターを欲しがっていたから、退院したらそのお祝いに、プレゼントしてあげようかな😇😇😇

こんな発言をすると、「ファンタジー小説は子供の頃からのお気に入りで、今より顔が怖くなる前からですよ。僕にだって、かわいい顔をしていた時期もあったんですからね?それなりに…」なんて、祖国イギリスでは最も多くの女性から結婚を願われた独身男性(※現在は既婚)、VIPな英国貴族、ヒュー・グロブナーにそっくりと評判のイケメンに、怒られるかもしれません😂😂😂

数年前まで実家がご近所さんだった、ヒューゴの子供時代をよく知るリアムのモルは、「何いってるのよ。あなた、昔からその顔じゃない。悪そうな顔でリアムを連れ出して、一緒に悪さばかりして、痩せてるのに背だけやたらと伸びて、生意気で、逃げ足が早くて…」と言っていたから、ヒューゴのかわいい子供時代,って、いつの話なんだろうね?😂😂😂


今日もまだ、一緒にバカンスしに来ていた夫の下級生で、秘書の悪ガキ・ヒューゴが救急搬送&緊急入院したあと、最初に巻き込まれた暴行事件による怪我の他、病院では先の暴行事件を起こした者の娘に暴行され、怪我に怪我が重なってしまい、退院の目処なんてものは全く立っていないので、子犬のアーサー&兄クリストフを連れ、病院までお見舞いに行くのも、新たな日課😅😅😅
一人息子のジョージは、ヒューゴが高くてもクレジットカードの旅行保険をかけていたおかげで、保証に含まれるベビーシッターサービス(特約)のお姉さんも、事件の翌朝には来てくれたし、一家に住み着いたプシュケの居候で、人類史上、稀に見るイクメンの末っ子リアムも独り占めできるし、今まで以上に、幸福なベイビーとしての日々を送っていることで、ダディがいない寂しさを感じることもなく、今日も良き友達で親友のアーサーと同調して、元気な破壊神っぷりを炸裂させています😂😂😂
ジョージの「良き友達」には、アーサーの兄クリストフになってもらおうとしたんだけど、背が高くてスポーツが得意なヒューゴに似た、超パワフルなデンジャラスベイビーは手に負えないことがあり、時々ジョブシェアリングをして、アーサーにバトンタッチすることもまた、パピーたちの日課😅😅😅
ヒューゴは子供の頃から今も変わらず、何の進歩も成長もしない悪ガキではあるものの、心は非常に優しく寛大な精神を持ち、クリストフが最初に迎えられた家庭で虐待され、自力で逃げ出し、モルの元へと帰って来たパピーだと知り、自分自身も養親たちに虐待されたばかりだったから、同じ過去を持つ者同士で仲良くしようと迎えることに決め、仮にクリストフがジョージの破壊神っぷりにビックリしてしまっても、「ジョージは僕に似ましたから、パワーが有り余っていて当然ですよね」と言いつつ、「僕に似なければなんてことは思いませんけど、クリストフ、君は何も気にせず、のんびり暮らしてくれればいいんですよ」と言える男とあって、クリストフもヒューゴのことを良きご主人様だと、認識してくれたのかな😅😅😅
高い社交性を持つアーサーは、病院が要請したことで、昨日からヒューゴたちがいる病室の入り口に立ちはだかる、ドイツの武装警官とも仲良くなれたみたいだし、これも一つの、バカンスの思い出といってもいいでしょう😅😅😅
決して、褒められた思い出ではないんだけど、ポジティブに考えるしかないからね😇😇😇
しかし、誰とでも仲良くなることが得意な、フレンドリーな性格のアーサーに反し、ドイツの武装警官と敵対することになったのは、私たちが雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスであり、ドイツの芋野郎に「君、仕事は?」とスモールトークを振られた際、ヴァシリオスが「プライベートのボディガード(私人警護)です」と答えたところ、ドイツの芋野郎に「君が?ティーンエイジャーみたいな顔してるのに?そんなにスレンダーなボディで、何ができるんだ?」と笑われ、自身はギリシャの元SPで、現在イギリスでは警察から、拳銃を携帯する許可も得ている(つまり、信用に値する)者だと申告したのに、芋野郎からは「ふぅ〜ん?」と、女の子をあしらうような態度で、鼻で笑われただけだったせいで、天使はブチギレそう😂😂😂
ここはヴァシリオスの恋人でもあり、人類史上、稀に見る手厚さを誇る、優秀なガーディアンでもあるリアムに慰めてもらい、超無礼な芋野郎とケンカしないように、宥めてもらうしかありません😅😅😅
ヒューゴもそうだけど、どうして世の中の男というものは、こうも他の男たちに対してマウントを取りたがるのか、なぜそこでYes, butができず、But, butで会話を進めたがるのか、互いに認め合わない男たちが理解できない、今日のフィーカはこちら。



Mixed Berry Galette.

朝食に作ったガレット生地が残っていたので、朝のうちに追加でベリーを入れて焼き、今日のお菓子へと変身してもらいました😊😊😊💕

ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ゴールデンベリーと、ビタミンもたっぷり😊😊😊💕

すでに夏日の連続らしい日本と違い、ここヨーロッパの夏は少し遅いけど、その分美味しいベリーがたくさん、それも森から直接摘んで来ることができるから、メリットとデメリットを考慮したら±0か、コストの面を考えたら、まだまだプラスなことも多いでしょう😊😊😊💕

早く退院したヒューゴを連れ、私の母国スウェーデンに帰って、森を歩きたいよね😊😊😊✨


先日は某ベッドタイムの事情から、リアムにプンスカ怒られていたヴァシリオスも、今日はドイツの芋野郎にプンスカしていて、何とかリアムがよしよし宥めながら物件に戻り、私も一息着こうとしていると、バカンスで滞在中はホストしている、日本の会社で部下だったメグと、メグの夫になったばかりの青年に、私とメグの元上司で、社内No.1フェミニストでもあった最強上司が言葉を失くしていて、彼らの口から聞こえてくるのは「えー!」「いやー、ないないない…」「あーあ。空港は何て言い訳してたのよ?」というもので、再びメグが巻き込まれることになった、次なるトラブル。
それは日本からドイツに移住して来る際、ロストバゲージしていたキャリーバッグ3個中2個のうち、1つが見つかったので、滞在先まで送りますね!となっていたキャリーバッグが、もうボロッボロになっている上、中身が一部、見つからない😂😂😂
アクアブルーのキャリーバッグは、外側がバッキバキに割れ、確かに鍵を掛けておいたのに、届いた時点で鍵は壊れて開き、中身の一部が飛び出し、結婚式で着けようとしていたイヤリングが片方と、夏のサンダルが1足、ワンピースが1着紛失していて、これは果たして保証してもらえるものなのか、今のところわかりません😅😅😅
こういうのを日本語で、「終わった」って言うんだったね😅😅😅
でも考え方を変えれば、すでに終わった結婚式はトラブルだらけだったけど、手配されていなかったウェディングドレスを始めとした、全ての必需品も無事に間に合い、足りないものはこちらで調達することができたから、持つべきものは友達だと再認識するためのチャンスだったと思えば、ロストバゲージも素敵な思い出に変わるかな😇😇😇
ボロボロになったキャリーバッグを見て、ヴァシリオスは私に、「彼女たちはエールフランスをご利用になったとお聞きましたけど、ユナイテッド航空の間違いですよね?あんな壊れ方をするなんて、エーゲ航空では考えられません…」と言葉を失くし、ヴァシリオスの発言を聞いた、もう一人いるボディガードで、超ハートフルなオープンマインドが自慢のジョージおじさん(ハゲ頭)は、ノルウェー系とはいえ元の国籍はアメリカ人だから、「キング!ユナイテッド航空だって、さすがにあそこまでは壊しませんよ!ギリシャなんて、夏場は暑い暑いってスタッフが怠けちゃうから、飛行機が着いても数時間は待たされるでしょ!」と大爆笑していて、それぞれ母国愛の強さが伺えます😂😂😂
まあ…私はスウェーデン人として、母国スウェーデンの航空会社は全てが素晴らしく、世界に誇れる仕事ぶりだと思うんだけど、世界的に見ても仕事が丁寧で、確実にこなしてくれる航空会社は日本のJALだけだって、どこの国民でも気づいてるよ😂😂😂
以前から、夫のゼノとヒューゴ、そしてリアムはブリティッシュ・エアウェイズが一番いいと言っていて、これもイギリス人としての誇りだと言いたいのかと思ったら、ゼノは「俺は食品にアレルギーが多いから、機内食を提供されても食べられないものがほとんどだし、目的地にさえ送り届けてくれればいいと思っているから、サービスは求めてないんだよな…」と溢し、ヒューゴは「同じ乗り物でも、車や列車とは違いますから、飛行機なんて外を眺めるわけでもありませんし、快適に座っていられればいいんですよ」と言っていたし、リアムは持ち前のイクメンっぷりから、「僕は自分が座っているのに、他人を立ち働かせるのって何だか苦手で。見てると"僕がやってあげた方が早い"なって思うので、セルフサービスくらいがちょうどいいですねぇ。ついでにほら、ドリンク置き場の掃除とかもできますし、いい暇つぶしでしょう?」と言っているのを聞いてしまうと、日本はもうちょっと塩対応くらいがいいと言われるのは、わかる気がするよね😂😂😂
リアムは稀な例だとしても、こだわるのはサービスの質か、シートか、安全性の高さか、好みは人それぞれなんだと気付く、今夜のディナーはこちら。



Oven Tomatoes.

夕方から一時、イクメンのリアムがヴァシリオスを連れて出かけ、デートのついでだからとパン屋さんにも立ち寄ってくれたので、夜は付け合わせも兼ねて、トマトのオーブン焼きを作りました😊😊😊💕

シンプルなパンにも合うように、味付けはガーリックとローズマリー😊😊😊💕

トマトといえばイタリアで、イタリアといえばヴァシリオスのモルの祖国で、超美人女優と人気者を輩出した、美しい女性の国😊😊😊💕

ヴァシリオスによると、ベリーの扱いはスウェーデン人の方が慣れているそうですが、ヴァシリオスがモルから受け継いだ、数々の「美のレシピ」は、全てを実践したモル自身が超美人だったから、信憑性も加わって、国内外を問わず、美しさを望む女性なら、誰だって知りたいと思います😂😂😂
演技は実力派で、ハイブランドのモデルも務めた美人女優をモルに持ち、ギリシャではトップクラスの資産家でありながら、同じくハイブランドのモデルを複数回務めた超イケメンをファルに持っているなんて、美のサラブレッドでもあれば、ギリシャの勇敢な戦士にしか見えないこの天使の末っ子が、超羨ましい😂😂😂

いつもはリアムのイクメンっぷりを活かし、徹底して遊んでもらうのに、夜は珍しく、ヴァシリオスによじ登って遊び始めた破壊神、ジョージ。
その前はメグの夫になった青年からキャリーバッグを借り、簡単な登山トレーニングをしていたかと思ったら、もうコツを掴んだのか、今度はリアムでは飽き足りず、より長身のヴァシリオスでトライすることに決めたようです😅😅😅
まだこれから1歳なのに、身長だけは4ヶ月ほど先を生きているジョージにとって、まずは小柄なリアムで基礎を作り、次に私でちょっとしたスキルアップを図った上で、様子を見て長身のダディ・ヒューゴにターゲットを絞ったあと、ダディを征服すればその遊びはほぼマスターしたも同然だと、「段階を踏む」ことの必要性を覚えた様子😅😅😅
身長の順なら、まずは一番小柄なメグに、次はラザロスに、リアムに、私に、夫のゼノに、それからメグの夫に、ヴァシリオスに、そしてヒューゴにトライしてから、さらにチャンス(※暇)があれば、同居人の天才・ジャックに、最後はジョージおじさんに到達するのが無難なところ、ジョージはまだまだ自分の欲に真っ直ぐで、超素直なので、常に万全の体制を提供をしてくれる、手厚いイクメンのリアムに取り掛かることを最優先に、次にリアムの手が最もよく行き届いているヴァシリオスに進んだ方が、自分の欲をより満たせると学んだのかな😂😂😂
赤ちゃんを始め、子供というものは遊ぶのが仕事だから、これも一種の「チャレンジ精神」といったところでしょう😇😇😇
気になる破壊神・ジョージが編み出した、メグのボロッボロになったキャリーバッグの使い道は、かろうじてジョージよりも大きなサイズだから、中に入って、新たな冒険の旅に出るマストアイテムにするつもりなのか、何だかバキバキ音がするなぁ…と大人たちが振り返ったら、超パワフルな手腕を発揮して、上手に詰まってました😂😂😂
ジョージ…デンマークの児童文学作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品に、「The Flying Trunk」(邦題:空飛ぶトランク)なんてものがあるんだけど、中に入ったまま、トルコまで飛んで行くことがないように、勤勉な心を携えた上で、赤ちゃんなりの熱心さを持って遊んでね😂😂😂
ダディのヒューゴには、特定のシーンに限って、勤勉性もゼロなことがよくあるから、ジョージがその血を引き継がないように、勤勉は豊かな人生を送るために必要なエレメントだと、時間をかけて学んで欲しいと思います😂😂😂
明日の朝起きて、また脱走常習犯・ジョージがいなくなっていたら、ヒューゴの心臓が縮み上がらないように、今度はトランクに入って、トルコ一人旅に行ったってことにしよう😇😇😇
おとぎ話は冒険の始まりって、いうからね😇😇😇

God natt...