私は今、自分の生まれ持った性格について、非常に困っていることが、それもどうしようもなく悩んでいることが、一つだけあるんです。
いえ、本当なら、もっと真剣に、真面目に悩んだ方が良く、改善すべきエレメントを多く携えていることくらいは知っていて、例えばデリカシーと配慮と遠慮がゼロなところとか、大雑把で雑で適当なところとか、脳みそ筋肉なところとか、現役の軍人みたいな発言をしがちなところとか(※これは一族に空軍の大佐が数人いるせい)、夫にプライベートでも自立しろと鬼発言してしまうところとか、賢い動物たちを甘やかしてしまうところとか、全てを挙げればきりがないんですが、「これだけは」と思うことを一つ言いたいんだと、察してください😂😂😂
私が自分でも扱いに困り、もう悩んでいると言っても過言ではない性格の一つ、それは、無駄なところで潔癖&綺麗好き😇😇😇
それはどれくらいのレベルかというと、日本の会社に勤務していた際、他の社員たちや社長から、私がトイレを掃除したあとは便器と鏡が新品に戻り、床はリフォーム済みへと変わり、部署はモデルルームになると言われていたほどで、もしもこれが全ての仕事を放り投げ、食事さえも忘れて、他人の迷惑を考えることもなく、一日がかりでやっているような場合であれば、周りも遠慮なく「異常性」と呼べるものの、実際には全く時間がかからないので、ただの掃除好きとしか言えません😂😂😂
今頃、勤務していたあの会社は、いったいどれだけ汚れて、黒く変わり果てていることか…😅😅😅
※聞いた話では、かなり「やばい」らしい。

事の発端は、深夜2:30頃のこと。
日付では、ここイギリス時間の5月31日になったところで、明日の6月1日は結婚式に出席するため、少し早めにドイツに向けて出発し、その後は真っ直ぐバカンスの予定地である、母国スウェーデンに向けて出発する予定があることから、4週間ほど自宅を開けることが確定している、私たち一家。
とはいえ、一家の全員が同時に行くのではなく、夫のダディで家主のセバスチャンと、夫の下級生で秘書の悪ガキ・ヒューゴが一時保護している、「心優しい長男(8)」は同日の午後から、そして、春になる前からこの一家で保護している、スコットランドのうら若き青年・ファーガスは6月15日からバカンスに行く予定で、どうしてもやっておいて欲しいことがあれば、お願いすることもできます😅😅😅
そのあたり、超美形のプレイボーイでもあるセバスチャンは女性を大切にするし、ファーガスも本当に性格がよく、日頃から家事でも料理でも、何でも手伝ってくれるからね😇😇😇
ただ、どうしても気になって気になって仕方がなかったこととして、自宅で使っているカラフェ(ガラス製のボトル)の「中」が曇っていて、これをピカピカにしないと気が済まなくなり、どうせ全てのボトルを磨き上げるなら、ついでだから全てのガラス製品を磨いてしまおうと始めたところ、雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスに見つかり、「奥様はこんなに遅くまで、一人きりで家事をされていたんですね。女性だけでは大変なことですから、僕もお手伝いしますよ」と勘違いされ、とうとう自分以外の他人を、巻き込んでしまいました😂😂😂
違うよ、天使😂😂😂
しかし、ヴァシリオスは天使の見た目をした、中身は屈強なボディガードであることの他に、非常に賢く思慮深い末息子でもあるので、私が磨きたかったガラス製品の「メーカー」を知った途端、「デンマークはレゴの他に、美しいガラス製品も有名で、芸術の一つでもありますから、普段から手入れのし甲斐がありますね」と、例え真夜中でもやりたかった私の意図がわかった様子😂😂😂✨
一家で使っているガラス製品には、デンマーク王室御用達のホルムガードが大半を占め、他は新しい会社ながらも美しいローゼンダール、来客用には戦後から続いているボダムなどがあり、磨くとより一層美しくなって、ハマっちゃうんです😂😂😂
結局、男の子の手を借りると、磨く力が強くてより短時間で片付き、終わったのは3:10頃…。
この天使がギリシャの元SP(Special Police)で、国内外の要人をガードする仕事柄、全ての国の名前と国旗、首都、治安、歴代大統領、そして主要な特産品を詳細に記憶し、さらにはギリシャでトップクラスの資産家家庭に生まれ、多くの優れた作品に触れて育っていたことが、こんなにも活かされた瞬間はあっただろうかと思う、今朝の朝食はこちら。
※ボダムの商品には、ニューヨーク近代美術館のためにデザインしたグラスもある。



Homemade Buttermilk Waffles.

真夜中だというのに、たまたま通りがかっただけのヴァシリオスをこき使い、天使の美肌を邪魔したお詫びも兼ねて、今朝は珍しく夫ではなく、ヴァシリオスからメニューのリクエストをもらい、自家製のバターミルクワッフルを作りました😇😇😇

この程度のもので「お詫び」だと言ってしまう、この、ワイフの厚かましさ😇😇😇

しかしこの一家には、非常に性格がいい息子たちしかいないので、マリアおばさんが何かくだらないことをやらかしても、毎回、ほとんどのことを笑って許してくれます😂😂😂

この環境に、感謝しないと…😂😂😂


真夜中、ワイフが犯した失態の一件について、夫のゼノは「マリアが綺麗好きでもあったから、俺は結婚したいと思ったんだよな。これがどんなに美人で賢い女性でも、生活は不潔だったら無理だし、俺も自分が潔癖だという自覚なら出てきたから、綺麗にしておかないと落ち着かないんだろ?」と理解を示す一方、「だが、マリアは働き過ぎだ。今の10倍くらい、家にいる男たちをこき使っていいんだぞ?」ということで、次からは夫をこき使います😂😂😂

明日は朝一番の便で、ドイツに向けて出発。
今回、バカンスに連れて行く動物たちは、賢い仔犬のアーサーと、少々コミュ障なアーサーの兄クリストフに、ハイパー能天気なドギーのエヴァンゲロス兄さんの、犬たちのみ😇😇😇
ということは、この一家を超え、地域の誇り高きネズミ捕りとして活躍している、賢い黒猫のビョーン坊やと、ゼノの浮気相手で、セクシーな猫のルシアお嬢様はどうなさるのかというと、まず当初の予定では2匹をペットホテルにお願いし、4週間のロングステイを計画していたところ、何とビョーン坊やはネズミ捕りの名手として大評判のため、バカンス中に貸して欲しいというご家庭が多数あり、しかもごはんとおやつ、お給料付きの高待遇!😂😂😂
まあ…私たちがバカンスに行っている間、代わりにお世話をしてかわいがっていただけることも考えたら、お給料なんてものは遠慮して当然のことではありますが、ビョーン坊やが追いかけ回して捕まえまくった結果、自宅にネズミが一匹もいなくなって超ハッピーどころか、新しいネズミの一家すら寄り付かなくなり、そうなったら今度はご近所中を回り始め、そちらで頻繁にネズミを捕まえていて実績も確かで、業者にペストコントロールを依頼するより信頼があるからと、4週間で4つのご家庭にお邪魔させていただき、お礼にネズミ捕りをしてもらうことになりました😊😊😊💕
ビョーン坊や…自分の食べるものは自分で働き、その稼ぎで賄うなんて、人間みたい😂😂😂
そして、問題のルシアお嬢様について、こちらは運動がお嫌いで、1日に4本足の合計28歩も歩けば上出来というだらしなさをしていらっしゃり、ネズミなんてものは汚らしいからとお取りにならないし、一日中ゴロゴロしてぐうたらお過ごしになるのが大好きなので、仕方がないからこのお嬢様だけペットホテルにお願いし、至れり尽くせりせずに放置していただこうかと思っていたところ、さすがはセクシーな美人の浮気上手といった具合で、ご近所に住む高齢のおじいさんが、もうバカンスには行けない年齢になり、一人でいるのは寂しいから貸してくれないかと提案され、この超わがままお嬢様でよろしければ、社会貢献させていただきたいと思い、お嬢様は老紳士にお貸しします😂😂😂
本当に、見た目だけで得しまくってる猫!😂😂😂
一応、ルシアお嬢様は私たちの一家に捨てられ、夫のゼノに媚とラブコールを送ったことで、見事飼い猫の座にカムバックを果たしたという経歴から、品種や血統といったものは断定できないものの、シルバーのロングヘア、ブルーの目、ぺっちゃんこに潰れたお顔、おでこに入った黒の縦縞、長くて太い尻尾、短く見えがちな手足(※実は長い)、ピンクの肉球、運動がお嫌いで、簡単に太るといった特徴を持ち、これはスウェーデンにいる友達の美女一家で暮らしている、チンチラシルバーのフレイヤお嬢様とそっくりどころか、もう瓜二つ😂😂😂
違いといえば、フレイヤお嬢様は寒い国の猫に多く見られる、グリーンの目をお持ちで、ゼノと浮気に励んだことで、1m超えの大ジャンプを覚えた…といったところでしょうか?😂😂😂
プライドは空よりもうんと高く、いい匂いがする超美少年とイケメンと美青年がお好みで、気に入ったら即浮気に走り、手頃な女を見つけた瞬間にご用を言い付けてこき使い、ごはんとおやつをおねだりすることに関してなら異常に上手で、それでいてトイレの場所だけは完璧に覚えられず、週に4-5回はトイレ以外の場所で、主に自宅内でお済ませになるあたりも、フレイヤお嬢様とそっくり😂😂😂
これはビョーン坊やが「貧乏暇なし」だから、行く先々で仕事が待っていてくれるのか、それともビョーン坊や自身に、「働かざる者食うべからず」の精神が携えられているからなのか、真面目に働いている身が気の毒になる、今日のフィーカはこちら。



Key Lime Bars.

この一家は明日から、大半のメンバーがバカンスへと出発するので、今日はその気分を一足先に味わおうと、ライムのケーキバーを作りました😊😊😊💕

グラハムクラッカーの生地と、フレッシュな皮とライムジュースがたっぷりのフィリングはサッパリしていて、夏にピッタリ😊😊😊💕

グラハムクラッカーといえば、怖い顔したイケメンのヒューゴが大好きな「スモア」に使われる定番食材ですが、もともと甘いクラッカーということもあり、ケーキともよく合います😊😊😊✨

つい先日にやったばかりだけど、またキャンプをするのもいいよね😊😊😊💕


出不精なルシアお嬢様のことは、明日の午後に夫のダディ・セバスチャンが連れ、責任を持ってご近所の老紳士宅へと運搬してくれることになっているので(※お連れする、なんて言わない)、私たちは今日のうちにビョーン坊やを連れ、お世話になるご家庭の一軒目に送り届けるのが、今日の任務。
ビョーン坊やは持ち前の賢さから、数日前に私たちが荷物のパッキングに追われているのを見て、キャリーバッグに飛び乗ったり、中身を覗き込んだりしたあと、「お姉さんたち、出かけるんです?」と首を傾げていて、どうやら自分はお留守番のようだと気づき、ネズミ捕りのイメージトレーニングをする際に大切なマストアイテム・ネズミさんのおもちゃを口に咥え、お気に入りのバスケットにきちんと並べて入れているあたり、ビョーン坊やも旅行の準備をしていたんでしょう😂😂😂
本当に…ビョーン坊やって、人間みたい😂😂😂
これから、大好きなネズミさんのおもちゃと、お気に入りの(安い)おやつと、モルを思い出させるふかふかのブランケットを荷物に持ち、一足先に、ビョーン坊やの旅が始まります😊😊😊💕
最初にビョーン坊やのお世話をお願いし、お礼にネズミ獲りをしてもらうご家庭は、同じロンドンのゾーン2にあるフラットで、雑貨屋さんを経営するご婦人宅😊😊😊✨
子供の頃から猫を飼っているそうで、最近も一応は飼っているものの、外に行ったきり月に数回しか帰って来なくなってしまい、一度ネズミが侵入した弾みで住みつかれたようだと溢していたので、ビョーン坊やが縦横無尽に追いかけ回してくれれば、痛い目に遭う前に、命があるうちに、逃げ出してくれるかもしれません😊😊😊✨
あの…ビョーン坊やって、ネズミさんを捕まえることは捕まえるんですが、しばらく口に咥えて歩き回り、人間たちに誇らしげなお顔で見せびらかす程度で、これはまずいと思ったネズミたちが家から出ていくか、天国行きが確定した時点で飽きるのか、獲物は食べちゃうことなく放置する癖があるため、残酷な亡骸は見なくて済むという点も、ビョーン坊やにお願いすると助かるところ😇😇😇
実は、甘さやしょっぱさ、辛さといった味覚は感じないとされていながら、苦味だけは感じるらしい猫たちにとって、ネズミの頭は苦すぎて、好んで食べたいとは思わないけど、お腹は柔らかくてジューシーで、特に美味しいパーツだからね😇😇😇💫
世界的にも、美味しいものが大好きな猫という種族に生まれているはずが、誰よりも粗食を好み、贅沢せず、価格が安いものを安定した頻度で食べたいのが、ビョーン坊やです😇😇😇💕
ネズミを追い払ってくれて、存在そのものがラッキーで、食事だけではなく、遊びを含む生活全般がローコストで、フレンドリーな性格で、非常にお利口な黒猫と巡り会えただなんて、私たちは稀なほどに幸せな飼い主なんだから、ビョーン坊やと、そのビョーン坊やを産んでくれたモルに、感謝しないといけないよね😇😇😇
ビョーン坊やの功績から、ビョーンが生まれたシェルターには何度でも寄付をしたいと思うのに、なぜかルシアお嬢様はそのシェルターに、お金を払ってでも一度はお連れしてやりたいと思う、シンデレラ顔負けの虐げられ方をしているワイフの、悲しい気持ちをお届けしたい…今夜のディナーはこちら。



Oven Roasted Ratatouille.

夜は野菜をたっぷり使った、温かいメニューを食べたいという、一家全員の意見が一致したので、今夜はフランスの伝統的なシチュー「ラタトゥイユ」を作り、オーブンでローストしました😊😊😊💕

ラタトゥイユにはナス、ズッキーニ、トマト、オニオンを使い、味付けは非常にシンプルに、ブラックペッパーがメイン😊😊😊💕

シチューをローストすると、たっぷりの野菜を使ったカラフルなグラタンのようで、いつもとは違った風味を楽しむことができます😊😊😊💕

また冬になったら、たっぷりの温かいシチューを作って、ポットパイにしても、美味しいよね😇😇😇

ルシアお嬢様にとって、人生で一番扱い辛くて困っているのは私マリアおばさん…ではなく、実は超美形な初老の紳士・セバスチャンに会いに来る、恋人のカッサンドラ😂😂😂
なぜって、カッサンドラは場数を踏んでいるセバスチャンでも、誠実なプレイボーイでも扱い方がわからないと手を焼くほどの気まぐれで、女性の扱いなら慣れているセバスチャンが「いいところ」だと思っていても、サクッと帰っちゃうから😂😂😂
さすが、生粋のイタリア人😅😅😅
そのため、ルシアお嬢様が遊びに来ているカッサンドラを見つけ、こき使ってやろうと企んでいたとしても、そんなことをされる遥か前の段階で、サクッと帰ります😂😂😂
珍しく女性に振り回されているダディを見て、超シャイな一人息子のゼノは、「あ、ダディがハゲ頭になりそう…」と笑い、「マミィは物静かな女性だったと聞くし、ダディが扱いに困る女性なんて、初めてだろうな。でも憎めないから、もう会わないとは言わないんだろう?きっとダディにとって、人生で二番目に、大切にしたい女性なんだろうな…」と言っていることだし、もしも5回目の結婚をする日が来たら、カッサンドラとどうぞ😊😊😊💕
この二人、明日からバカンスで、ここイギリス有数のリゾート地・ボーンマスに行く予定なんだけど、こんな調子で、大丈夫かな😂😂😂
そこは女性がピンチの時こそ頼りになる男・セバスチャンの手にかかれば、どんなアクシデントが起こったとしても、何の問題もないんだろうね😇😇😇
一人息子、ちょっとだけでいいから、ダディを見習って…😇😇😇
超美形のプレイボーイから、なぜ超シャイな超美少年が生まれたのか、人間の遺伝子って、わからないことばかりなのよ😇😇😇

God natt...