このところ、もう何日も頭が痛い日が続いていて、割れそうなほどにガンガンと痛むので、そろそろ何か効く薬とか、対処法を見つけたいところ。
ストレッチもダメ、スポーツもダメ、庭で花を眺めてみてもダメ、仔犬のアーサーの賢さを眺めるのもダメ、カラーリングペーパー(塗り絵)でふざけてみるのもダメ、本を読んでみてもダメ、のんびりバスタイムしてもダメ…と、ダメ尽くし。
夫のゼノは「ストレスや疲れもあるだろうし、怪我を負わされたショックもあるはずだから、家事は俺に任せて、趣味を楽しむ日にしたらどうだ?アンドレアス(秘書)にもちゃんと頭痛のことを伝えて、仕事量も調節した方がいい」といい、非常に珍しく、「一緒に○○しよう」ではなかったことに、一瞬頭痛を忘れるほど、ビックリしました😅😅😅
いつも何をするにも一緒で、カルガモ親子の夫が、自立するなんて…😂😂😂
すると、夫の隣に立っていた、雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスが口を開き、私に「奥様は、地域で一番の働き者です。いつもみんなのためにと働いて、忙しくされていますから、ご自分のためだけに、一日を使ってみてはいかがですか?今日は何のイベントもありませんし、シガ…いえ、ごゆっくりなさるだけの時間はありますよ」ということで、まだトライしていない趣味は何だったのか、思い出すことから始めないといけません😂😂😂
もう、やることは思い付く限り、やったよ😂😂😂
順調だった私の人生、今が一番の崖っぷちかもしれないと気付いた、今朝の朝食はこちら。



Poppy and Mascarpone Muffins.

どんなに頭が痛くても、アレルギーがたっぷりあり過ぎて、迂闊に買ったものを食べられない夫のために、せめて食事だけは、中に何が入っているのかわかるものを食べさせてあげたかったので、今朝はポピーシード入りのマフィンを焼きました😊😊😊💕

たっぷりのさっぱりしたレモンと、地中海原産のブルーポピーシード、ヴァシリオスがモルから半分その血を引いた、イタリア産のマスカルポーネを入れて、生地はしっとり😊😊😊✨

こんな時は超簡単に、ボウルの中で混ぜたら焼くだけのレシピがあると重宝します😇😇😇


夫のゼノの見解では、毎日山のように舞い込む仕事を一人で片付け、山のような量の家事を一人でせっせとこなし、山ほどご近所のお手伝いをしているから、その疲れが出たのではないか?というもの。
そうは言っても、確かにアンドレアスにすら頭痛のことは伝えていないものの、ノルウェーにいるお父さんから、「ボスになったって、頑張り過ぎたらいけないよ!どんな立場でも、働いていいのは1日8時間までさ!」と言われているから、仕事をする上でのルールは親子でもしっかり守っているし(社員たちは1日7時間勤務)、家事は片手間…それも「通りがかりに○○」みたいなことばかりしているし、全てを真面目にやってる主婦の方々の、風上にも置けないような有り様です😇😇😇
昼間なんて、紅茶を淹れながらキッチンの棚を拭いていたし、お湯が沸くまでの間にトイレを8個も掃除するには、スピードではなく相当な「手抜き」をしているから、終わり良ければ全て良し、振り返って大惨事になってなければそれで良し😇😇😇
まあ…ただ一つの不満というか、文句を申し上げると、ゼノの浮気相手でセクシーな泥棒猫のルシアお嬢様が、これがまた稀に見るモラハラカットで、猫たちのトイレを綺麗にしてあげると、黒猫のビョーン坊やは「お姉さん、綺麗にしてくれたんですね!いつもありがとうございます!」といった具合に、一旦嬉しそうにしてから立ち去るんですが、ルシアお嬢様は毎回毎回、綺麗にした途端に限って出ていらっしゃる習性がおありで、なぜかこのタイミングでだけ、超特大のくっさいうんちをなさったりした挙句、私を見て「お姉さん、トイレが汚れてるじゃない!ちゃんと綺麗にしてよね!」と、シンデレラの継母や義理の姉たちよりもひどい、虐げっぷりと言いがかりをお付けになるので、あのお嬢様は今すぐにでも、カットヘム(猫の家)という名の、シェルターへとお連れしてやりたい😂😂😂
私の苦情と訴えを聞き、何としてでも愛するワイフに楽をさせてあげたいと思う夫のゼノは、ルシアお嬢様に「ルシア、マリアと仲良くできないなら、庭で暮らしてもらうぞ?」と、人生初のモラハラ発言してました😂😂😂
私と違って、そこで「シェルター行って」じゃなくて、「庭に小屋を与える」って発想を持っている時点で、夫のゼノはいかに優しい紳士かと、ルシアお嬢様には気付いて欲しい😂😂😂
ルシアお嬢様なんて、所詮浮気相手の一匹で愛人止まりに決まってる、今日のフィーカはこちら。



Mediterranean Olive Oil Cake.

今日はルシアお嬢様に限り、私のお邪魔をなさってくださるものの、一応は「ゆっくりして過ごす」ことを約束した手前、あまり手の込んだものは作れなかったので、地中海のオリーブオイルを使った、超シンプルなケーキを焼きました😇😇😇

オリーブオイルを使うと、生地はしっとりしていて柔らかく、超クリーミー😊😊😊💕

至ってシンプルなケーキには、フレッシュなラズベリーに甘いホイップクリームと、シンプルなトッピングがよく合います😊😊😊✨

フィーカのお菓子をデンマーク流の「ヒュッゲ」なものにしたかったら、ケーキや焼き菓子にシュガーパウダーをちょっとだけかけるのも、オススメの楽しみ方で本場を味わうポイントの一つ😍😍😍💕

ああ、早く一時帰国して、北欧流の夏のバカンスにしたい😇😇😇

私の母国はデンマークじゃなくて、お隣の国、スウェーデンだけど😇😇😇

今日は一日…といわず、割れそうな頭痛が治るまでの間、とにかく家事も仕事も休んで、好きなことをして過ごすようにと、これは珍しく夫の指令。
夫の下級生で秘書のヒューゴも、「レイディは頭痛もですけど、怪我の治療も優先しないといけませんから、今はとにかくゆっくり過ごすことが一番ですよ」と、子供の頃から何の進歩も成長もしていない悪ガキなりに気を遣い、一家に住み着いたプシュケで、居候している超イクメンの末っ子リアムも、「家事でしたら僕とゼノでやりますから、少し休みましょう?ねぇ?」と、こうして気を遣ってくれているので、彼らを安心させるためにも早く解決策を見つけ出し、回復しないといけません。
…と、私は今ここで、「回復に務める」ことを、つまり、「ゆっくりする」ということを、ハッキリと宣言しましたよね?😇😇😇
しかし、そうはさせないのがモラハラカット・ルシアお嬢様で、なぜ彼女は私を見ると便意を覚え、私の足元で、それも超くっさいうんちをしてご覧に入れたり、なさるんでしょうか?😂😂😂
これはもしかして…「現代UK版、シンデレラ」という存在は、私のことではないかとさえ、思ってしまいます😂😂😂
そしてモラハラなお嬢様は、私の足元でスッキリなさったあと、しれっと私のことを見上げ、「お姉さん、ここを片付けておいてちょうだい!お兄さんに見られなくないから、早くね!」とご所望され、あろうことか自身の浮気相手が、自身の愛するワイフを虐げる現場を見てしまった夫のゼノは、ルシアお嬢様に「ルシア…マリアと仲良くできないなら、週末になったら庭に小屋を建ててやるから、日曜からそこで暮らし始めるか…?」と、呆然😂😂😂
非常にスタイリッシュな姿勢をして佇み、まるで湯気が出そうなルシアお嬢様のうんちを眺め、「くっさ!」というお顔をしているビョーン坊やと、その隣で「僕は犬だから、お鼻が曲がっちゃう!」と言いたげに、器用に右の前足で鼻先を覆う仕草をして見せる、仔犬のアーサー😂😂😂
それを見ていた、一家にもう一人いるボディガードで、超ハートフルなオープンマインドが自慢のジョージおじさん(ハゲ頭)は、アーサーの賢い仕草に感心したそうです😇😇😇
確かに、アーサーがお鼻を抑えるなんて、ルシアお嬢様よりエレガントで、まるで立派な淑女😂😂😂
ルシアお嬢様のことは「浮気相手」として、たしかに心から愛していたけれど、愛するワイフへのモラハラ行為を続けるならと、本気で小屋を建てるための木材を探し始めている、夫…😂😂😂
庭に小屋を建てたところで、往生際の悪いお嬢様が二つ返事で住んでくださるとは限らず、パピーのまま成長しない「夫」か、仔犬のアーサーを住まわせそうな気がする、今夜のディナーはこちら。



Handmade Garlic Butter.

あの…決してメインのメニューではないんですが、今夜はディナーロールに添えるガーリックバターを手作りしたので、カットしました😇😇😇

便利になった今の世の中、ガーリックバターなんてデパートに…いえ、スーパーに行けば、どこでも買える時代とはいえ、やっぱり自然の豊かな風味と、手作りした達成感は格別😍😍😍💕

たっぷりのワイルドガーリックと、コンサバトリーで採れたフレッシュなハーブで、抜群の香りが食欲をそそります😊😊😊💕

以前はゼノがせっせと上手に育てていたけど、リアムがこの一家に来てからは、さらにハーブがよく育つようになって、お姉さんは超ハッピー😍😍😍💕

持つべきものはパピーの夫と、超イクメンの末っ子と、そしてバジルのために罵倒してくれる、イケメンの秘書…かな?😅😅😅

※ギリシャ語で「王」を意味するヴァシリオスではなく、英語で「王のハーブ」という意味を持つバジルは、かつての古代ギリシャでは王のために、国民はバジルを育てなければならなかったことから、罵れば罵るだけよく育つ…と、されている。


ルシアお嬢様は、ご自分がセクシーな猫だと、それもモテる女だという自覚があり、一家に滞在している超美少年&美青年&イケメンたちはご自分のものだと、勘違いなさっているご様子。
今の時代、美女に言い寄られる男の子たちにだって拒否権というものがあり、背が高くてスレンダーなイケメンのヒューゴは猫に限らず、勘違いした女が大嫌いで、気に入らない女には木か柱もいいところな扱いをしがちだし、絵画に描かれたプシュケのようなかわいらしさを持ちながら、イクメンと同時に爽やかなイケメンでもあるリアムは性的マイノリティに加え、実は大の女性嫌いを拗らせがちで、この世に存在する全ての美しさを兼ね備えたヴァシリオスにも、当然好みというものがございます😇😇😇
超美少年のまま老けない夫のゼノには、庭への小屋の新設と流刑計画を立てられ、他にこの一家が世間に誇る美青年といえば、同居人の天才で好青年でもあるジャックと、保護しているスコットランドのうら若き青年、ファーガス😇😇😇
ただし…ジャックは少々毒舌なところがあり、さすがオックスフォード大学を何の苦労もせず、上位たったの1%という好成績で卒業しただけあって、気に入らないことはハッキリ言う性格から、ルシアお嬢様に「早く遠慮を覚えないと、君に残された時間は少ないみたいだよ?」と、もうお決まりの苦笑いをしていて、残るのは、まだ先月転職したばかりだというのに、オフィスでは年上の女性社員たちから「Cute Boy」と呼ばれ、モテまくっているのにその自覚はゼロの、ファーガスただ一人😇😇😇
つまり、ルシアお嬢様の餌食になるのは、ファーガスってことかな?😂😂😂
超真面目で優しい性格ながら、同時に非常にのんびりしたファーガスは、日本でいう「天然キャラ」なのか、ルシアお嬢様に言い寄られても我関せずといったところで、ナチュラルにスルーすることも忘れません😂😂😂
この子のスルースキル、超高い😂😂😂
これには本人にも自覚はあったようで、「僕は猫も大好きなんですけど、恋をしたことがないので、気まぐれな女の子よりも、遊び盛りの男の子の方が、仲良くなれるみたいです」と、まだ21歳の青年には若過ぎて、ルシアお嬢様のセクシーさは、伝わらないでしょう😂😂😂
意外なところで盲点だった、ルシアお嬢様。
一家にはもう一人、ヴァシリオスの今は亡きギリシャの友達で、恩人の超病弱な弟ラザロスが、ここイギリスで人気のボーイズグループ「ワンダイレクション」のルイ・トムリンソンに似た美青年ですが、クラインフェルター症候群やその他の持病がある都合から、うっかりしなくても「美少女」に見えるせいなのか、ルシアお嬢様はラザロスにだけあまり寄り付かず、「あれはイケメンかしら?それともお姉さんと同種の人間で、私の敵かしら?」と、品定めしていらっしゃるようです😇😇😇
お嬢様、遠い昔のおとぎ話でも、語り手からたびたび忠告されております通り、「無知」と「大胆」は若さの泉から湧き出る勇ましさとはいえ、くれぐれも「無謀」にだけは、なりませんように。
夫が庭に小屋を建てるのと、私が英国版カットヘム(シェルター)にお嬢様をお連れするのでは、どちらが先になることか…。

God natt...