先週の木曜日から、突如として割れそうなほどの頭痛に見舞われ、万能鎮痛剤「パラセタモール」も効かないという異常事態に、万策尽きた私。
もともと丈夫で健康っぷりには定評があり、病院なんて今までの人生で数え切れるほどしか、それもほぼ全て「怪我」でしか行ったことがない私には、この頭痛は手に余ります。
一家の全員が「ストレス」「過労」「精神的なショック」だと主張する中、とうとう察しのいい仔犬のアーサーは、持ち前の賢さからお気に入りのソフトトイをお口に咥え、ウロウロして周りの大人たちを見てから、私に「お姉さん、僕のパピー貸してあげる!Let's take a nap!!」と、朝からお昼寝のお誘いをしてくれたんですが、このかわいらしさといったら、もう反則の一言しか言葉がありません。
これが悪い大人なら、このアーサーのかわいさ目当てで、仮病を使ってしまいそう😂😂😂
アーサーの後ろに隠れ、遠慮がちに「ぼ、僕のソフトトイも、いる…?」と、賢い末の弟アーサーの真似をして首を傾げる兄クリストフにも、目がハートになってしまいます😂😂😂
これはきっと、西洋医学や東洋医学を超えた、パピー療法があるに違いない、今朝の朝食はこちら。



Vegan Blueberry Muffins.

夫のゼノから、「頭が痛くて辛いのに、毎日無理しなくていいんだからな?ひどい怪我をしたばかりで治ってないし、顔色だって悪いんだから…」と、心からの心配をされましたが、やっぱりかわいい夫には美味しいものを、そして安全なものを食べさせたかったので、今朝は超簡単な、ヴィーガンのブルーベリーマフィンを作りました😇😇😇

ヨーグルトなしでヴィーガンバターを入れ、生地はソフトでしっとり😊😊😊💕

5月になったらやっと春だし、これからはフレッシュなベリーが美味しい季節になります😊😊😊💕


さて、昨日は雇用しているボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスが所属している、ギリシャ正教会のイースターでした。
となれば今日は、Greek Orthodox Easter Mondayとなり、同時にここイギリスではEarly May Bank Holidayで、世間一般はお休みの日😊😊😊💕
…が、しかし、ギリシャ正教会は3月と5月に宗教上のイベントが多いのか、なんと今日も教会へ、礼拝に行くという、ヴァシリオス😅😅😅
え…今日はいったい、何しに行くの?と思ったら、天使はクスッと笑って、「奥様はイングランド国教会ですから、イースターの翌日はEaster Mondayですよね?でもギリシャ正教会では、今日が"George the Great Martyr"の祝日なんですよ」と、今度は「ジョージ大殉教者の日」という、聖人の日なんだそうです😂😂😂
そんなことも知らず、事前に「イースターの翌日ですか?特に予定はありませんよ」なんて聞いて、仕事上の面談を組んじゃって、本当にごめん😂😂😂
夫のパピーが急ぎの用件で組んだこととはいえ、宗教や信仰への配慮が足りな過ぎたことを、私たち夫婦は心から反省してます😂😂😂
全ての原因は、夫の下級生で秘書のヒューゴが、「その…仕事の面談でしたら、用件はよく理解していますので、6日にお願いできませんか?休日だということも理解しているんですが、これ以上ご迷惑をおかけするのは…」と、自分の予定だけ6日にすればいいのに、責任を感じていたヴァシリオスのスケジュールまで6日にして、道連れにしてしまったから、二人揃って休日に面談するという、超非常識な事態になったとしか、私たち夫婦から言い訳する言葉はありません😂😂😂
もう、ヒューゴって本当に、バカ😂😂😂
※二人とも、解雇されると思っていたらしい。

ヴァシリオスが教会に出発したあと、まず最初に面談したのは、夫の秘書・ヒューゴ(35)。
議題はヒューゴがその境遇を哀れんだ末、一時保護を買って出た少年たち兄弟のうち、次男(5)が世にも稀に見る超モラハラ&サイコパスキッズで、性自認は女の子だと言いながら、女性蔑視と男尊女卑の思考が異常なほどに強く、ホストマザーのマリアおばさん(私)の足に沸いたばかりの熱湯を浴びせ、約30cmもの火傷を負わせた上に(※治療中)、朝方には寝ているところを、ヒューゴのヒゲソリ用カミソリで私の顔面を切り付け、額から眉にかけて5cmもの傷を負わされてしまったので(※治療開始中)、違法行為をした役所に喝を入れ、正式なFoster Careのもとへと流刑した件について、です😇😇😇
その後、傷の経過を確認した病院(Private)のドクターからは、「最善を尽くしますが、傷跡はかなり残ります。なぜなら、出血が止まってからわかったことですが、額の肉を抉ってしまっているので、完全な再生は不可能だからです」と言い渡され、足の火傷も治らないようなら、皮膚移植という方法がありますから…と、超高額な治療プランを用意されそうになった、私😅😅😅
まあ…夫のゼノはショックから、言葉も出ないほどに絶望した挙句、何としてでも愛するワイフの怪我を治せるドクターはいないかと、探し始めるような真似までしているんですが、母国スウェーデンの地元ストックホルムでは、私という存在は超ド級のおてんば娘と評判で、「人生、怪我して一人前」で育った身としては、あまり気にしてません😅😅😅
顔の傷も、これはどこから湧いて出るのか、テイラー・スウィフト顔負けの超ボリューミーな前髪があるし、足もカラーのタイツやストッキングを履いておけば、ほぼ目立たない😊😊😊💕
たしかに、「おでこを出して歩く」ということは無理になっても、ミニスカートなんてもう履く年齢ではないから、夏にバカンスしに行った際、ショートパンツを履く時だけ気をつければ、特に問題ないでしょう😅😅😅
だから怪我については、ヒューゴが気にすることはないんですが、昔から悪ガキで、恥なんて何度かいても懲りないヒューゴでも、さすがに後悔はするものなのか、「本当に申し訳ありません!」と即謝ったほど、女性に怪我を負わせるなんて、超一流のエリート紳士&イケメンのプライドは、もうボロボロに崩れてしまって😅😅😅
実は養子だったと知ってから、いったいどれだけ養親や義理の兄アダムのせいで謝り、男としてのプライドをボロボロにされ、傷付いたことか…。
ゼノもヒューゴの辛い気持ちはよくわかっているから、私が責めないように伝えておいたらその通りにしてくれて、ヒューゴに「家族がいないと、一人ぼっちになったと思ったから、アダムがパートナーの子供を置き去りにしていなくなったと聞いたら、見捨てることはできなかったんだよな。だが、あの子たちはアダムの子供ではなく、アダムのパートナーが他の男との間に授かった子供で、アダムは一緒に暮らしていただけだ。これからは俺も、もっとヒューゴが家族だと思えるように接するから、二度と生きた養親やその一族には関わらないと、約束できるか?」と、かつての上級生らしく、決して声を荒げることのない穏やかさのまま、いつものように、優しく諭すだけにしてくれました😇😇😇
本当に、普段は目つきの鋭いイケメンで悪ガキなのに、子供のように泣きじゃくる、ヒューゴ😇😇😇
ヒューゴの本当のモルはすでに病気で亡くなり、ファルは何と88歳、養親たちは70歳オーバーと高齢だから、葬儀はあるかな😇😇😇
生存を確認した結果、ヒューゴの実のファルは、夫のグラニーより高齢だったなんて、ビックリして開いた口が塞がらない、今日のフィーカはこちら。



Soft Lemon Cookies.

今日は仔犬のアーサーたちにもおやつを作ってあげていたので、人間たちはサイドメニューということにして、レモンクッキーにしました😊😊😊💕

サクサクのタルト生地に、レモンのアイシングと、粉砕した皮をトッピング😊😊😊💕

犬だけどお肉が苦手で野菜が大好き、タンパク質はソイかお魚を1日1回までにして欲しいと、自発的にベジタリアンメニューを好んで食べているアーサーは、賢さから知恵を付け始め、私がキッチンで野菜のメニューを作っているとニョキッと立ち上がり、私の手元を覗き込んだあと、「お姉さん、僕が味見してあげよっか?」と、顔を出して来ます😂😂😂

それ、ビックリするんだけど😂😂😂

第二都市バーミンガムの物件に迷い込み、偶然にも私たちと出会った当時はあんなに小さかったアーサーも、今ではすっかり成長し、お顔もかなり大きくなったようです😇😇😇

お耳はもともと前に垂れてる犬種なんだけど、当時より伸びてるのかな?😇😇😇

午前中には礼拝を終え、帰宅していたものの、誤解から解雇されると思っていたヴァシリオスは、気持ちを落ち着けようと思ったのか、珍しくフィーカもティータイムもコーヒーブレイクも一人で時間を過ごし、一家に住み着いたプシュケの居候で、ヴァシリオスにとっては恋人でもある超イクメンの末っ子リアムは、「バジルでも、焦ることはあるんですねぇ…」と、滅多にない出来事に、興味津々。
ヴァシリオス自身も、母国ギリシャでは要人のSPをしていた若きエリートという経歴を持ち、今まで数々の、それこそ銃撃戦なんて修羅場を潜って来た経験から、相手が子供だからと油断したばかりに、クライアントに怪我を負わされるだなんて、前代未聞のことだったようです。
常に礼儀正しく、非常に正義感も強くて超ド根性の持ち主で、美しい見た目に反して超ハードボイルドな性格をしたヴァシリオスは、「奥様をガードしきれなかった責任は、全て僕にあります。言い訳は一切いたしません。どんな罰でも甘んじて受けますので、何なりとご命令ください」といい、いつの時代の軍人だと、白目を剥きそうな夫😂😂😂
でもね、天使もギリシャの元SPだという誇りがあるから、プライドがズタズタになっちゃって、強そうな言葉とは正反対に泣きそうな顔をしていたの、お姉さんは気付いたよ😂😂😂
今日はヒューゴのスケジュール調整が上手くいかなかっただけで、しかも二人を解雇するために面談を組んだのではないからと、ゼノも雇用主として立派に立ち回り、何とかヴァシリオスにも解雇ではないと、今後の業務における要望、つまり「子供であっても容赦なし」と、もしも私の怪我をバカにするような人間が出るようなことがあったら、その際は一切の温情をかけることなく、例えそれが過去に仲の良かった友達だったとしても、すぐに引き離してもらうようにと、依頼しました😅😅😅
仕事で大それたミスをしたことがないから(※超どうでもいいミスは多々ある)、叱られるのか、怒鳴られるのか、殴られるのか、果ては引っ叩かれるのか?などと考えたらしい、ヴァシリオス😇😇😇
それは天使、あなたが「病気だと思いたいほどのマゾヒスト」を拗らせていて、変な願望が入り混じったんじゃないかとお姉さんは推測するんだけど、違うかな?😂😂😂
ご要望にお答えして、今夜はヴァシリオスよりもやや軽い、「超ド級のマゾヒスト」を拗らせて20年以上が経つ、恋人の末っ子リアムが、よくよく叱ってお仕置きしておいてくれると、笑ってます😅😅😅
恋人たち…くれぐれも、全てにおいて、ほどほどにしておいてね😇😇😇
自らの心の弱さが過ちを招いたと後悔して、子供のように泣くヒューゴと、ハードボイルド過ぎるヴァシリオスに夫は胸が痛く、私は数日前からガンガンする頭が余計に痛い、今夜のディナーはこちら。



Lemony Toscana Artichoke Soup.

ヴァシリオスはギリシャの出身ですが、人種としてはギリシャとイタリアのハーフで、亡くなったモルはベネツィアで超美人女優と人気者だったので、今日はそのモルが美の秘訣に作っていたという、レモンのスープを教えてもらいました😍😍😍💕

たっぷりのレモン、アーティチョーク、トマト、ほうれん草、キャロット😊😊😊💕

何だかもう…これを食べるだけで、今より少なくとも数百倍は、美人になれる気がしちゃう😍😍😍💕

ただね、私とヴァシリオスは根本的な作りからして違うといいますか、ハイブランドのモデルも務めた経験がある超美人女優をモルに持ち、それだけでも充分贅沢なのに、そのモルを射止めたヴァシリオスのファルというのもまた、ギリシャではトップクラスの資産家に加えて超イケメンで、こちらもハイブランドのモデルを何度も務めた経験がある、美のサラブレッド😂😂😂
早い話が、母国スウェーデンの地元ストックホルムにある海辺の街、リディンゲがこの世に生み出してしまった超おてんば娘の私とは、生まれ持った品性や格が違います😂😂😂
決して自身のことを「美形」だとは言わず、むしろその整いまくった条件から、これが古代ギリシャの時代であれば「勇敢な戦士」として、アレテー(徳)を授けられていた存在だろうと言われることが、ヴァシリオスにとっては何よりの自慢😇😇😇
超美少年の夫といい、ヴァシリオスといい、ヒューゴやリアムといい、男の子の方が美しくて、女の私は羨ましくて仕方がありません😂😂😂
…ヒューゴは大人になった今では男らしく、誰もが認めるイケメンだから、美少年「だった」が、正しいよね😇😇😇
この際、ヒューゴを「元美少年」とか「美青年」のカテゴリーにだけは、入れないようにしよう…。

私たち夫婦が、ヒューゴとヴァシリオスの二人と面談していた2時間ほど、一時保護したままになっている「心優しい長男(8)」は遊び相手がいなかったので、結婚する運びとなって日本から来たのに、パートナーが踏んだ今世紀最大のドジから鍵問題が発生し、新居に入れないならと一家に連れて来て滞在中の最強上司(40代女性)に、長男の子守りを「見てるだけ」とお願いしたところ、持ち前の面倒見のいい性格から、お世話してくれていたんです。
しかし、長男の英語は8歳にして6歳ほどのレベルに到達したばかりで、不自由なく話せるのはロシア語だけだし、最強上司はトルコ人に見えるけど歴とした日本人であり、話せるのは流暢な日本語とアメリカ英語、そして習得途中のイギリス英語を少々。
そこで長男は、将来プログラマーになりたいくらいだから機転を効かせ、末っ子リアムと保護しているスコットランドの若き青年・ファーガス(本職:エンジニア)から習った「Google翻訳」を使い、最強上司と会話することに成功!😂😂😂
長男、賢い😂😂😂
しかし…ロシアとベラルーシのハーフに生まれたようだということがわかった、リアル「恋の不時着」の結果みたいな長男にも、最強上司はトルコ人に見えるのか、必死で日本語を英語に変えている最強上司と、ロシア語を一度英語にして、そこからさらにトルコ語に変えているという、どう見ても気を遣っているようでいて使えていない、長男😂😂😂
しかも運の悪いことに、最強上司は名前が「Ruri」なのに、打ち込む際に「ルイ」になってしまっていたことに自分自身でも気付かず、なぜ男性の名前なんだろう?と違和感を覚えた長男によって、勝手ながらディズニープリンセスの「ムーラン」に、名前を改名されてました😂😂😂
懐いたのはいいんだけど、ずっと「ムーラン、ムーラン!」と呼んでいる長男の、先ほどまで見た賢さは、どこに行ったんでしょうか😂😂😂
最強上司は兄たちがいて、甥や姪もいるから、「子供ってこんなもんよ。私がミスしなきゃ良かったんだし、子供に悪気はないからいいのよ」と、温かい発言をしてくれているうちに、長男には正しい名前を覚えさせます😂😂😂
ヴァシリオスなんて、自身が一番、祖父やファルから受け継いだ「コンスタンティノス」という名前から、かつて世界の中心として栄えた首都コンスタンティノープルに、現在のトルコにルーツを持っているだろうとされているのに、最強上司のことをオスマン(トルコ人)だと思い込んでいるし、ハラスメントにならないか、気が気じゃありません😂😂😂
今…最強上司は、この一家に滞在しながら、結婚式の準備に一人奮闘してるんだけど、私としては、是非とも大粒のルビーやエメラルドといった、豪華な宝石の数々に、ゴールドのアクセサリーを数種類、身に付けていただきたい😍😍😍💕
シルクのように美しい黒髪、小麦粉色のお肌、ブラウンの目って、見てて夢が膨らむ😍😍😍💕
リクエストしたら、「そんな金あるか!」って、言われたけど😇😇😇

God natt...