なぜかここ連日、突然始まってから全く治る気配がない、頭が割れそうなほどに痛む、激しい頭痛。
近くに住む友達や、一家に滞在している男の子たちからは、一斉にストレスとショックと疲れだと指摘され、リフレッシュするためにスポーツをしてみたり、庭で春の花々を眺めてみたり、一家のアイドルでご近所中の人気者、賢い仔犬のアーサーと遊んでみたりと、ありとあらゆる手段を試みましたが、ドクターたちから全幅の信頼を置かれている、万能鎮痛剤「パラセタモール」ですら、何の効果の欠片もありません。
すると一家の男の子たちは、まず私の行動を阻止することから始めたのか、夫のゼノは家事を全面的に代わってくれたり、私が何かしようとすると、雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスが、「奥様、シガ、シガ。お怪我をなさっているんですから、今はごゆっくりなさってください。シガ…」と、ひたすらギリシャ人らしい口癖「シガ」(ゆっくり)を、連発しまくっています😅😅😅
いったい私はどうしてしまったのか、自分でも自分の扱い方がわからない、今朝の朝食はこちら。



Cream Cheese Pound Cake.

今朝2:00まで続いた夜通しの礼拝をもって、ヴァシリオスたちギリシャ正教会の教徒たちは、卵やチーズ、牛乳、お肉といった食品の断食期間を終えたので、今朝は卵と牛乳、クリームチーズをたっぷり使った、パウンドケーキを焼きました😊😊😊💕

ヴィーガンでも充分美味しいんだけど、やっぱり卵と牛乳が入ると違う😊😊😊💕

中身が詰まった小麦粉の生地は卵とバニラエッセンスの香りがふわっとして、クリームチーズでボリュームのあるメニューになります😊😊😊✨


今日はここイギリス時間で、5月5日。
たしか日本では、子供のための祝日だったような気がしますが、こちらはユリウス暦を使っているキリスト教教派で、ヴァシリオスが所属しているギリシャ正教会の、イースターになりました😍😍😍💕
昨日は22:30からService of Resurrection Divine Liturgy(復活の儀式、神聖な典礼)、23:30にThe Resurrection of our Saviour(救世主の復活)、23:30から今朝の2:00まで、今度はMidnight Liturgy of St John Chrysostom(聖ヨハネ・クリゾストモの真夜中の典礼)と、午前中から丸一日、それも夜通しお祈りし、ようやくイースターの当日も夜中になって、解放されたヴァシリオス😂😂😂
本当なら、昨日の午前中は礼拝を済ませたあと、教徒らしく少しの仮眠を取ってから、真夜中の礼拝に挑んでいたところ、ご近所ではイングランド国教会に所属するおじいさんが亡くなったあとで、昨日は午後から葬儀と重なってしまい、完全に徹夜でお祈りして来たそうです😅😅😅
礼拝を終え、真夜中に帰宅した天使を待っていたのは、仮眠を取りながら大事な恋人の帰りを待っていたプシュケで、一家に居候している超イクメンの末っ子、リアム😇😇😇
非常に美しい見た目ながら、幼くして家族や親族の全てを亡くした悲しみを忘れるため、母国ギリシャでは要人のSPとして若きエリートとなり、経験を積んでからは新たな地、スコットランドに渡り、警備会社の経営に携わってみたりと仕事に忙しく、恋愛なんてする暇もなければ興味もなかったヴァシリオスにとって、人生で初めて恋人と過ごすイースターは、特別なものになるでしょう😊😊😊💕
そして、イースター当日の朝といえば、イースターバニーといううさぎさんが、世界でも定番の動物ですよね?😊😊😊✨
キリスト教圏では、前の年のイースターから一年をいい子に過ごしていると、イースター当日の朝になると、イースターバニーがささやかなプレゼントをくれる、と言われています😊😊😊💕
私たちイングランド国教会のメンバーには、すでにグレゴリオ暦のイースター当日(3月31日)の朝にイースターバニーが来たけど、今年はもう一回、夫婦やカップル、友達が真夜中にイースターバニーとなり、プレゼントを用意してスタンバイ😍😍😍💕
まずは私がバニーになり、夫のゼノにプレゼントしたものは、こちら🐰🥕



aarikkaの、エッグ😊😊😊💕
丸と球体とカタツムリの形が大好きな夫には、木のぬくもりが溢れる、丸いフォルムがかわいいイースターエッグをプレゼントしました😊😊😊💕
愛するワイフがスウェーデン人だということは重々承知しているけど、丸くて優しい印象を持つaarikka(フィンランド)が大好きなゼノは、まだフィンランド語が流暢に読めなくて、イースターエッグが発売されていたことを知らなかったから、新しいおもちゃをもらったパピーのように、超大喜び😂😂😂
私もaarikkaは好きだし、木製品ならデンマークのカイ・ボイスンも木のぬくもりを大切にしていて、好きだけどね😊😊😊💕

そして…まさかの、夫がイースターバニーになり、私にプレゼントしてくれたものが、こちら🐶🦴



aarikkaの、アクセサリー😂😂😂
夫婦で同じところから買うなら、一緒に買えば送料も安く済んだのに、パピーのばかぁ😂😂😂
春らしいイヤリングと、ブレスレットをセットにしてくれました😊😊😊💕
ここイギリスの夏は遅いから、6-7月くらいまで着けてても、特に季節外れにはならないかな😇😇😇

本来のイースター当日の朝といい、今回といい、まさかまた夫婦で同じことを考えていたとは、仲のいい夫婦になったものです😇😇😇
いえ、付き合っている時から、ケンカなんて一度もしたことがないんだけど、さらに仲が良くなっている、という意味ね😊😊😊💕
天使一族がこの世に残した末っ子、ヴァシリオスからは、定番のこちらをもらいました😍😍😍💕



イースターのチョコレートエッグと、イースターのカード😊😊😊💕
ギリシャとは違い、ここイギリスのイースターはグレゴリオ暦でお祝いするのが一般的だからと、2ヶ月近くも前から用意してくれていました😊😊😊💕
さらに、一家には夫の下級生で秘書のヒューゴが一時保護している少年で、このブログでは通称「長男(8)」がいて、長男は洗礼だけロシア正教会で受けているので、こちらにも本日、ささやかながらもう一度プレゼント😊😊😊💕
前回は定番のチョコレートエッグにして、今回は色鉛筆にしたから、喜んでます😂😂😂
いつものことながら、子供の思考って、大人と違って超シンプルだよね😅😅😅

さて、今日も午前中、この一家に引き取った、ヴァシリオスの今は亡きギリシャの友達で恩人の弟、超病弱なラザロスと、恋人のリアムを連れて、またお出かけてしていた天使、ヴァシリオス😇😇😇
今日はイースターだから、先にオッサン臭い幼馴染で、親友のアレクサンドロス宅に行ったのかな?と思ったら、また礼拝に行ってて…😂😂😂
イースターを、キリストの復活をお祝いするにあたって、ギリシャ正教会ではいったい何回お祈りをするのか、私たちにはもうわかりませんが、今日の午前中はVespers of Love(愛の夕べ)が10:00-11:00に行われるだけで、他は特に、これといってお祈りはないそうです😅😅😅
そんなお祈りのハードスケジュールを難なくこなせるのは、慣れているヴァシリオスか、一家でただ一人、教会の牧師も熱心だと認める夫のゼノしか、いないような気がするんだよね😇😇😇
そんな、目がまわるようなお祈りのハードスケジュールを全てこなしたら、今度はアレクサンドロス一家にお邪魔して、ギリシャ正教会のイースターをお祝いしに行きました😊😊😊💕
みんなこの瞬間を、46日間も待ってたのよ😇😇😇
そこで、初めて見たものの中から、特にビックリした、ギリシャ流のイースターエッグがこちら!



Red Deviled Egg!!

こちら、アレクサンドロスのモルお手製、ギリシャのイースターエッグで、アメリカではデビルドエッグと呼ばれているものの、真っ赤Ver.😍😍😍💕

これ、食紅で色を付けたのではなく、野菜の一種でビートルート😍😍😍💕

ギリシャでは「縁起のいい色」として、昔からお祝いにはレッドのものが使われるので、イースターエッグも赤くするそうです😍😍😍💕

ビートルートを使えば、小さな子供でも安心して食べられるし、野菜だとすらわからなくて、一石二鳥だよね😍😍😍💕

さすがアレクサンドロスのモル、男の子ばかり4兄弟を育て上げただけあります😍😍😍💕

オッサン臭いアレクサンドロス叔父さんは、甥や姪たち総勢9人にこき使われ、特に髪がヴァシリオスとそっくりの少年たちで、クルンックルンにカールした天然パーマの双子(4)には、イタズラされまくってて超大変そう😂😂😂

ただ、仲良くなった超イクメンの末っ子、リアム園長先生がサッと賢く育てちゃうと、みんなちゃんとお行儀よくしてるから、もうパーフェクト😂😂😂

今より更なるお利口さんになるための、新しいスキルを身に付けてたよ😂😂😂

幼い少女から女性になり、一人のモルになり、そしてグランマになった、アレクサンドロスのモルが感動しちゃう気持ち、私まで超わかる😇😇😇


大したものではありませんが、今日は一時保護している長男と、日本から来たばかりなのにトラブル続きで、鍵問題が発生していて新居に侵入することすらできずにいる、最強上司(女性)も一緒に呼んでもらったお礼を兼ねて、作って来たのはこちら。



Russian Poppy Cake for Easter.

どうやら長男について、役所のスタッフから聞いた話では、あれから少しずつ真の家族構成がわかって来たそうで、母国以外の第三国に子供を置き去りにしたまま他国に移住し、そこで結婚までしていた挙げ句、違法薬物に依存して服役中というダメ人間っぷりのモルから聞き取りを行ったところ、「ロシアの血を引いている」だけにとどまらず、正真正銘ロシア人のモルとベラルーシ人の父親に生まれた子供だったということなので(※父親不明)、ベラルーシの宗教については詳しくないものの、今日はロシア正教会もユリウス暦でイースターだから合わせようと、ロシアのポピーケーキをイースター仕様で作りました😊😊😊💕

ギリシャ人たちが言ったこと、それは「ロシアとベラルーシの間に生まれたら、その子はどちらの国にも住めないから、他国に置いて行くしかなかったんでしょうね…」と、非常にごもっとも😅😅😅

父親が万が一にもベラルーシ軍の兵士だったりしたら、リアル「恋の不時着」です😅😅😅

でもたしかに、女性だから父親とは関係ないんだけど、ベラルーシ軍のイベントでナチュラルなブロンドの女性兵士を見たことがあるから、長男と似た容姿の人も、当然いるよね😇😇😇

※長男の国籍は、UK。


今までギリシャのイベントといったら、ママの友達のバースデーパーティーと、ママの友達の家族の葬儀に2回行った経験しかなかった、私。

しかも、当時はまだ10歳になったかどうかで、バースデーパーティーは大勢で騒いだことくらいしか、葬儀は自宅に棺があって超怖かった思い出くらいしかなかったので、今回こうしてギリシャ正教会のイースターを一緒にお祝いさせてもらえて、いい経験になりました😊😊😊✨

ゼノも8代前と大昔のこととはいえ、ギリシャから嫁いで来た女性がいるのに、詳しいことは何一つ知らなかったし、ギリシャ正教会の教徒たちの熱心な信仰も間近に見ることができたし、面白い料理や習慣にも触れることができて、改めて一つのイベントを完成させる楽しさも学べたよね😊😊😊💕

それにしても…ギリシャ正教会、イースターまでのお祈りの回数が、恐らく世界のキリスト教で、トップクラス😂😂😂
ヴァシリオスは、「ムスリムになると、朝と夜の礼拝以外にも、時間や太陽の方向によっても祈るそうですから、僕たちの何倍も祈っていますよ」と笑っていますが、私はそこまで祈ったら、家のことが一つも片付きません😂😂😂
お祈りが始まったら即座に寝て、もうそろそろ終わるタイミングで毎回目が覚めるという、アレクサンドロス&アメリのカップルが、羨ましい😂😂😂
これ、ヴァシリオスは天使だから呆れてるけど、ある意味すごい能力だよね😅😅😅
ちなみに、一家にもう一人いるボディガードで、超ハートフル&オープンマインドが自慢のジョージおじさん(ハゲ頭).は、仮に座ったまま寝ていたとしても、隣の人が立ったタイミングで、必ず起きて一緒に立ち上がることができるそうです😂😂😂
さすが、G4S(民間軍事会社)に勤務していた頃は役職付きの社員だっただけあって、適応能力高くて適当なおじさん😇😇😇
私もゼノがドン引きしない程度に、おじさんの高い適応能力を見習うことにしよう😊😊😊💕
もう、充分高いけど😂😂😂
明日はまだまだギリシャのOrthodox Easter Mondayだし、12日はギリシャのMother's Day、そして27日はアメリカのMemorial Dayと、同日にイギリスはSpring Bank Holidayが続くから、今月もイベントをいっぱいこなします😇😇😇
ああ…頭が割れそうに痛い日が続くと、楽しいイベントもフルパワーでは楽しめないものなのね…。
これが唯一の、心残り…。

God natt...