今日は雇用しているボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスの、人生で33回目の誕生日。
…あまりにも美しく、まるでフランスの画家ウィリアム・アドルフ・ブクローまたはイタリアの画家ラファエロの天使画か、古代ギリシャを舞台にした映画から「勇敢な戦士」が飛び出して来たか、古代ギリシャの高度な芸術品がそのまま服を着て歩いているような見た目だから、せいぜい23-25歳くらいしか、見えないんだけどね😇😇😇
超美少年のまま老けない夫といい、プシュケのようにかわいらしい居候のリアムといい、天使のヴァシリオスといい、一家には美しい男の子たちが多過ぎて、女の自信は欠片もなくなります😇😇😇
今日の誕生日ですが、ヴァシリオスは8歳の時に両親と一部の親族を亡くし、13歳の時に伯母さん一人を除く、二人の姉たちと残りの親族全てを亡くしていて、最後まで手厚くヴァシリオスの面倒を見てくれていた伯母さんは体が弱く、まるでヴァシリオスが21歳になったのを見届けたかのように、誕生日の2ヶ月後に病気が悪化して亡くなっているので、家族がお祝いに尋ねて来てくれることは、残念ながらありません。
ゴッドファーザーもファル親族だったから8歳の時に亡くなり、親族ではなかったおかげで生き延びたヨルダン人のゴッドマザーとは、とあるバカ者のせいで怖い思いをし、全て取り返したけど、両親や親族が残した莫大な遺産を奪われたりした経験から、二度と会わないようにしようと、自分が今どこにいて、何をしているのかすら伝えていないほど、むしろ関わっては危険😇😇😇
ということは、今年は私たち一家と、母国ギリシャの地元、アテネから一緒に移住して来た幼馴染で、オッサン臭い親友のアレクサンドロスと、ここイギリスに来てから10年ほどでできたたくさんの友達とともに、盛大にお祝いするべきでしょう😊😊😊✨
パーティーの進行役は、一家にいるもう一人のボディガードで、超ハートフル&オープンマインドのハゲ頭、ジョージおじさん😊😊😊💕
適当主義だから心配したけど、母国アメリカにいる弟1は高級クラブや結婚式のDJ、弟2はパーティー全般の司会を仕事にしていて、地元カリフォルニアでは引っ張りだこの盛り上げ上手だというから、これで安心かな😇😇😇

さて、私の母国スウェーデンでは、誕生日を迎えた家族や友達がいると、朝はその主役のベッド周辺に集結し、全員で叩き起こすのが一般的😊😊😊✨
しかし、天使のヴァシリオスは超イクメンの末っ子リアムと恋人になり、以来夜は一緒に過ごしているし、二人とも夜だけヌーディストで、素っ裸で寝ている男の子たちを叩き起こすのは、なんだか申し訳ない気持ちにもなります😅😅😅
そこで昨夜のうちに、誕生日の朝は全員で叩き起こしていいか否かをヴァシリオスに確認してみたところ、北欧の習慣であるヒュッゲやラゴムを気に入ってくれている天使は、「奥様が起こしてくださるんですか?」と嬉しそうにしていて、「じゃあ、今夜だけ、下着くらいは着ておきますね」と笑っていたので、叩き起こすことに決定😊😊😊💕
恋人のリアムも、セットで叩き起こすことになるのかしら?と思っていたら、こちらは朝3:30に起き、私たちよりも先にスタンバイしてました😂😂😂
さすが、愛のパワー😇😇😇
みんなで一斉に叩き起こしたら、実は早起きだからもう起きていた天使も、「こんなに賑やかな誕生日は、両親と過ごした時期以来です」と喜び、素敵な誕生日の始まりになったようです😊😊😊💕
今回、天使の誕生日ケーキは、こちら。



Charlotte with Strawberries.

今日は天使の末っ子、ヴァシリオスの誕生日!

そこで先日、ケーキのリクエストを聞いてみたところ、モル仕込みで料理上手な天使はシャーロットを希望していたので、春に生まれた天使らしく、ストロベリーのシャーロットを作りました😊😊😊💕

天使で勇敢な戦士ながら、なかなか難易度高めのものを知ってると思わない?😂😂😂

一人でせっせと作っていたら、保護しているスコットランドのうら若き青年・ファーガスが現れ、お皿を用意してくれたり、ストロベリーをカットしてくれたりと大助かり😂😂😂

パティシエを夢見た少年時代を送っただけあって、忙しい時はすぐに動いてくれます😊😊😊✨

この一家に暮らす末息子たちって、何かと気が利いて、超優秀😇😇😇


午後から開いたバースデーパーティーには、ヴァシリオスが生まれた4時間後には一緒にいた親友、非常にオッサン臭いアレクサンドロスや、ジョージおじさんの誕生日にも来てくれた警備会社の上司から部下たち、さらにプライベートで仲良くなって長い友達や、ギリシャ正教会に所属する者同士で仲良くなった友達、最初に移住したスコットランドでできた友達も、わざわざイングランドまで泊まりがけで駆け付けてくれたりと、普段の「一匹狼」っぷりはどこかに置いて来たとばかりに、ギリシャ人らしく明るいヴァシリオスの姿見るのは、実はこれが初めてのこと😊😊😊✨
非常に愛され、かわいがられて育ったヴァシリオスは8歳まで両親もいて、家族と親族全員が集まってお祝いしてもらい、13歳までは姉たちと残った親族たちに、21歳では最後に残った伯母さんに心からのお祝いをしてもらい、あんなに賑やかな誕生日はもう二度と、自分には与えられないんだと思っていたなんて言っていたくらい、どこよりも賑やかなバースデーパーティーになりました😊😊😊💕
一家のみんなから贈った誕生日プレゼントは、ヴァシリオスがヒュッゲを楽しむために必要なものを集めた、「Hygge Boks」😊😊😊💕
Boks(箱)には温かいソックスやカーディガン、ブランケット、キャンドル、綺麗な柄のノートや書きやすい万年筆、大好きなお菓子やお茶といった、デンマーク人が常備しているアイテムの中でも、ヴァシリオスから聞いていた「特にお気に入り」のものたちが詰まり、これさえあればいつでも、どこに行っても、ヒュッゲな時間を堪能できます😊😊😊💕
さすが、本番デンマークのコペンハーゲンから来た新しい友達、超ド級のおおらかさを持ったヘンリックに最終チェックをしてもらえたおかげで、仕上がりはスウェーデン人を中心にして作った「ヒュッゲもどき」にはならずに済み、超本格的だったので、日頃は冷静で非常におとなしい性格のヴァシリオスも、珍しくはしゃぎながら大喜び😊😊😊💕
一家で保護している、スコットランドのうら若き青年、ファーガス(21)にプレゼントのリクエストを聞かれた際、10歳以上も年下&スコットランドに用事があった際はお世話になったからと遠慮した天使でしたが、こちらは夏に着られるホワイトのTシャツをもらい(※似合うに違いない)、あまり好きではないと言っていたパーティーも、ジョージおじさんが奮闘…いえ、「いつものノリ」で盛り上げてくれたおかげで、きっと強烈なほど心に残る誕生日になったでしょう😂😂😂
ヴァシリオスの誕生日をお祝いしに来てくれた友達があまりにも多く、全てを手作りしていたら3日かけても時間が足りないくらいだからと、ほとんどをデリバリーとテイクアウトにしたものの、なぜか今日一番の人気メニューだったのが、こちら。



Chicken Parn, Sandwich Ver.

まずは司会のジョージおじさんを始めとした、お肉が大好きなゲストたちのために、フライにしたチキンをサンドウィッチにしました😊😊😊💕

一緒にサンドしたオニオン入りトマトソースとマヨネーズも、自家製😊😊😊💕

サクサクしたジューシーなチキンと、トマトから出るたっぷりの酸味、シャキシャキのオニオン、マヨネーズの塩気が中身の詰まったパンともよくマッチしていると、主にヴァシリオスの部下たちで、新人にちょっと毛が生えたくらいの屈強になりつつあるボディガードたちは、いい食べっぷりです😇😇😇



Caprese Salads with Chicken.

こちらはお肉を食べるゲストも、ヴィーガンや断食中のゲストも食べられる、定番のカプレーゼサラダにチキンを合わせました😊😊😊💕

フレッシュなトマトとグリーン、ヴィーガンのモッツァレラチーズ、バルサミコでマリネしたグリルチキンの、サッパリした組み合わせ😊😊😊✨

クリーミーながら、ペストを使ったドレッシングは濃厚で、食べ応えと満足感があります😊😊😊💕

ジョージおじさんのバースデーパーティー同様、今回もゲストたちは非常にフレンドリーで、懐っこい青年たちばかり😇😇😇

美味しかったのか、一人の青年が私に「奥様、おかわり!」といったから、ついついホストマザーのノリで盛り付けてあげていたところ、どうやらその子はヴァシリオスの部下だったようで、鬼の形相をした天使に「あなたが奥様をこき使うとは、いい度胸ですね?」と叱られ、一気に耳の垂れたパピーになったから、笑っちゃう😂😂😂



Vegan Easter Savoury Pastries.
こちらはお肉を食べないゲストと、アレルギーがあって食べられない夫のゼノ&ラザロス、もしくはギリシャ正教会を含む宗教上の理由からお肉類を断食しているゲスト用で、ヴィーガンのイースターペストリーを作りました😊😊😊💕
中にはマッシュルーム、ヴィーガンチーズ、ほうれん草入り😊😊😊💕
オリーブオイルを使ってゴールドに揚げ、自家製のピリ辛ソースを添えてあります😊😊😊✨
毎回、サラダオイルを使ったメニューでアレルギーを起こすという稀な体質から、あまりフライは得意じゃなかったけど、私と付き合い始めたらオイルを変えたことで、食べられるようになった夫😇😇😇
基本的に、ここイギリスのフィッシュ&チップスはサラダオイルで揚げてるから、オリーブオイルを使っていいって、知らなかったんだよね😇😇😇
ゼノは家庭があまりにも裕福で、料理なんてしたことがなかったのよ😇😇😇

事情があり、一家で引き取ることにした、ヴァシリオスとアレクサンドロスの今は亡きギリシャの友達で、ヴァシリオスにとっては恩人の弟、超病弱なラザロスは昨日も寝込んでいたものの、何とか今日はベッドから這い出し、ヴァシリオスにプレゼントを用意できなかったことを謝ったら、ヴァシリオスは「僕はあなたの兄がしてくれた親切のおかげで、今がありますから、そんな小さなことは気にしなくていいんですよ。あなたがこうしてベッドから出て来ることができて、少しでも病気を忘れることができて、苦痛なく祝ってくれたら、それは僕にとって大きな贈り物です」と、ここまでは珍しく暴君発言しなかったのに、ラザロスが「でも、僕は兄さんではありませんし、兄さんがしたことの何倍も、何十倍も、何百倍も、いえ、何千倍も良くしてもらっているのに、僕は何もできなくて…」と落ち込んでいたら、少し考えたヴァシリオスは、「そんなに仰るなら、今後はあなたの身体的自由と精神的自由の全てを、僕がもらいます。よって、あなたは今から僕の許可なしに危険なことをしたり、お金のためといって無理をしたり、薄汚い連中に身を売るようなバカな真似をすることを禁じます。わかりましたね?」と、本当は心からの優しさだったのに、また暴君の天使になっちゃった、ヴァシリオス😂😂😂
そこでなぜ、「あなたが危険なことさえしないでくれれば、僕はそれで充分なんですよ」と言わず、身体と精神の自由を預かるなんて発言を、してしまうんでしょうか…😂😂😂
これにはヴァシリオスの恋人で、超イクメンの末っ子リアムも苦笑いを浮かべ、「バジルは時々3歳になっちゃいますから、周りが察してあげるしかありませんねぇ…」と、不器用な恋人の発言には、通訳してあげるしかありません😅😅😅
ヴァシリオスの暴君発言に、一家の全末っ子たちから天敵認定されている夫の下級生で、秘書のヒューゴは悪い顔を見せ、リアムに「バジルは君より遥かにマゾヒストですから、自分が支配されたい気持ちから、ラザロに発言してしまうんですよ。君に甲斐性がないってことで、いいじゃないですか」と言い放ち、ヴァシリオスとリアムに追いかけ回され、再び天使とプシュケにぶん殴られて即終了😂😂😂
来ていたゲストたちも、ヴァシリオスの暴君発言は愛だと理解してくれているのか、みんな大爆笑だけで済ませてくれます😇😇😇
これも、天使の人徳ってものかな😇😇😇

楽しく大盛り上がりのパーティーを終え、今日でまた一つ大人になった、天使のヴァシリオス。
イタリアのベネツィア出身で、超美人女優と人気者だったモルと同じ年齢になるのは14年後、ギリシャではトップクラスの資産家で、ハイブランドのモデルも経験したことがある、超イケメンのファルと同じ年齢になるのは、15年後。
12歳と9歳の年が離れ、25歳と22歳という若さで亡くなった姉たちの年齢はすでに越え、一度目はファルに抱きかかえられて守られ、二度目は姉たちの咄嗟の判断で、泳ぎが得意なヴァシリオスを湖へと突き飛ばしたことで守られ、凄惨な事故の中を自分一人だけが生き残り、最後に残った伯母さん亡き後は一人きりで生きなければならない辛さに、苦しさを覚えた時期もあったという青年も、こうして今も強く逞しく、亡き家族や親族たちの分も、自らの足で大地を蹴り、懸命に生きています。
大切な家族を亡くしたのは二回とも、頭のおかしな男が起こした交通事故。
まだ捕まっていなかったからとはいえ、同じ男が同じ一族の人々ばかりを狙っておいて、それを「不幸な事故」だったと、言えるんでしょうか?
母国スウェーデンやここイギリスのように、死刑制度が存在しない、ギリシャ。
まだこれから先へと続く長い人生は、ヴァシリオスにとって楽しいことばかりが起こり、失うものも最小限に、そして全てにおいて幸福に溢れ、誰よりも実り多いものであることを、願ってやみません。
例え挫けても、大丈夫。
夫のゼノも生まれる直前にマミィを亡くし、それを理由にいじめられ、自分がマミィを殺したんだと自分自身を責め続けながら生き、自分は幸福になんてなるべきではない、なってはいけないんだと思っていたけど、今は初めて恋した私と結婚して、毎日が幸せ過ぎて怖いくらいだと言って立ち直れたから、今度はヴァシリオスが幸せを掴む番です。
一家のチーフコマンダーでもある私は、みんなのことを見守ることが主な役目だけれど、某モラハラ&サイコパスキッズに複数の怪我を負わされ、一家の全員に心配をかけてしまったばかりだから、決して早死にしたりして、みんなを悲しませることだけはしないように、努めよう😇😇😇
人生で数え切れるほどしか病院に行ったことのない私にとって、慣れない病院って、本当に疲労感しかないのよね…😇😇😇

God natt...