今朝、人間不信を拗らせている夫の下級生で、秘書のヒューゴが発した、とある問題提起。
それは今日、ここイギリス時間の4月27日は、「Of the Raising of Lazarus」というキリスト教のイベントで、ギリシャ正教会やイングランド国教会、カトリック教会などがお祝いする、日本語だと「ラザロの復活」に当たります😊😊😊✨
聖書によると、このラザロ、またはラザロスという人物はユダヤ人であり、私たちの主であるイエス・キリストにとって大切な、それも良き友達なんですが、ある日ラザロスが病に倒れ、それを知ったイエスがラザロスを訪ねたものの、到着したのはラザロスが亡くなったあとで、すでに葬儀を終え、埋葬されてから4日も過ぎた日のことでした😭😭😭
イエスにとって、友達のラザロスが亡くなったことは非常に悲しい出来事で、その気持ちから「ラザロスよ、出てきなさい」とお墓に問いかけたところ、なんと埋葬時の布に包まれたまま、ラザロスが目を覚まし、起き上がり、生き返ったことから、この奇跡を「ラザロの復活」と呼んでいるんです。

そこでヒューゴが考えたのは、雇用しているボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスに相談され、一家で引き取ることにした、ヴァシリオスの今は亡きギリシャの友達で恩人の弟、超病弱な、ラザロス😇😇😇
この「バカ息子」ことヒューゴは、「誰かがラザロスに"出てきなさい"と言ったら、重い病気も治るかもしれませんよ?」といい、そんなに都合良く奇跡が起こったら、何の価値もありません😂😂😂
本当に、特定の分野に限って、脳みそすっからかんなんだから😂😂😂
しかもまだラザロスは生きてるし、死んだ友達にかけた言葉じゃダメでしょ😂😂😂
本当は優しい子なのに、愚かな発想と発言ばかり繰り返す悪ガキだから、自らの評価を上げて叩き落とすプロには敵わなかった、今朝の朝食はこちら。



Chocolate Orange Loaf Cake.

今日はいつもと趣向を変え、夫のゼノが大好きなチョコレートにオレンジを加えた、少し早めの、夏らしいローフケーキを作りました😊😊😊💕

チョコレートをたっぷり混ぜ込んだローフを焼いたら、その上から一家の男の子たちが大好きなマーマレードジャムと、オレンジをトッピング😊😊😊💕

ちなみに…3日前、超ド級のモラハラ&サイコパスキッズ「次男(5)」(※一家の子供ではない)に顔面を切り付けられ、額から眉まで5cmもの傷を負った私ですが、事件発生からすでに72時間が経過した今朝も、まだ出血しています😅😅😅

焦る夫、諦め始めたワイフ、他人の子供を一時保護なんてしなければ良かったと、悲しむヒューゴ。
夫の決断では、明日の夜までに完全な止血に至らなかった場合、月曜日にもう一度、病院に連れて行かれるそうです😇😇😇
病院なんて慣れてないから、超苦手😇😇😇

私たちイングランド国教会のメンバーは、ほんの少しだけ教会に足を運ぶ教徒と、日曜日ではないという理由から、自宅でゆっくり過ごす教徒とに分かれるのが、毎年の定番。
神様と教会が大好きな夫のゼノは教会に行き、超ド級のモラハラ&サイコパスキッズに顔面を切り付けられ、足に30cmと広範囲の火傷をしている私は安静にして過ごし、一家に住み着いてくれたプシュケで、居候している超イクメンの末っ子リアムは、「僕はレイチェルのお世話がありますから、教会は行けませんねぇ!」と嬉しそうに笑い、ヒューゴは「今日ってたしか、仕事でしたよね?」と逃げ、同居人のジャックは「同じ方法で俺の妻子を生き返らせてくれたら、教会にも行っただろうね?」と、無宗教になりつつあるから苦笑い😅😅😅
基本は自宅で仕事をしていたジャックが、結婚記念日だというのに珍しく仕事の用事でオフィスに行っていた間に、亡き妻のレイチェルは3人の子供たちを連れて外出しましたが、高齢者が運転する車が暴走し、それにより、たった一日で家族4人を亡くしてしまったので、神様なんて…という気持ちになって当然でしょう🥲🥲🥲
ですがどんなことがあっても、例え死にそうな場面に直面していたとしても、何かあって今にも倒れそうだったとしても、必ず教会に行くのは、ギリシャの天使一族が残した末っ子、ヴァシリオス😇😇😇
今日は土曜日で、Of the Raising of Lazarusの礼拝は9:30から、そして明日の日曜日は「Palm Sunday」(聖枝祭)というお祝いの礼拝が9:30から、同時にイースター前の週ということもあり、18:30からは「Service of the Bridegroom」(花婿の奉仕)が行われ、いったいギリシャ正教会の教徒たちは、一日に何回教会に行く気なのかと、もう一人いるボディガードで、超ハートフルなジョージおじさん(ハゲ頭)は、非常に稀なことながら、開いた口が塞がりません😂😂😂
ジョージおじさんは楽しいことが大好きとパリピが過ぎて、全ての宗教における、全てのラッキーでハッピーなイベントをお祝いしようと決めたら、生まれ持った宗教が邪魔に感じてしまい、今は50年以上前に洗礼を受けたカトリック教徒から、無宗教へと転身を果たしたからね😂😂😂
このおじさんのオープンマインドっぷりは、世界の一級品に違いない、今日のフィーカはこちら。



Vegan Pistachio Puff Pastry Sticks.

ゼノが癒しを求めて教会へ…ではなく、どうか愛するワイフを救ってくださいと、愛するワイフの傷を癒してくださいと祈るため、超珍しく一人で教会に行っていたので、その優しい心に感謝とご褒美を与えるべく、お腹に優しいヴィーガンレシピで、ピスタチオのパフスティックを作りました😊😊😊💕

焼き上がったサクサクのパフには、粉砕したピスタチオと、去年ウェイブリッジの別荘に咲き誇ったローズの、砂糖漬け😊😊😊💕

良き心を持ち、良き行いをする夫には、毎日ご褒美をあげても損はありません😊😊😊💕


教会に行く日ともなれば、病弱のあまり、ほとんど毎日寝込んでいるラザロスを叩き起こし、必ず一緒に連れて行くのが、ラザロスの今は亡き兄の友達で暴君の天使こと、ヴァシリオスの役目😅😅😅
今朝も青白い表情を見せるラザロスを叩き起こし、「起きてください。あなたも教会に行きますよ。今日はラザロの復活、つまり、あなたのNane Dayです。僕が引き摺り回して、何かあった際には支えてあげますから、安心していいんですよ?」と、本当は優しさを表現したいのに、持ち前の性格から、ついつい暴君発言してしまいます😅😅😅
けれどラザロスにとって、今までどんなに教会に行きたいと願っても、病弱で足手纏いな自分のことを連れて行ってくれる家族や親族はいないと、心の中では常に寂しさを抱えて生きて来たので、こうしてヴァシリオスが連れ出してくれることが嬉しいようで、それこそ這ってでも行くド根性😂😂😂
あの…ヴァシリオスも、ぶっ倒れるまで耐え続けようと何かと我慢するんだけど、ラザロスも同じということは、ギリシャ人って外国に伝わっている国民性より、遥かに我慢強くて忍耐強くて、肝も根性も据わってるのかな?😂😂😂
結局、クラインフェルター症候群やメニエール病、重度の貧血、重度の車酔い、軽度とはいえ心臓病、複数の免疫系疾患、若年性の関節リウマチ症その他を患っているラザロスは、発言だけなら暴君になっちゃうものの、本物の天使のように優しい心のヴァシリオスに付き添われ、無事教会に行き、ラザロの復活に加え、自身のネームデーもお祝いすることが叶いました😊😊😊💕
例え家族とその他の全てを失ったとしても、持つべきものは亡き兄を今も恩人と慕う、常に正しい心を持った天使の友達だと、ラザロスが学び始めたことに安堵を覚えた、今夜のディナーはこちら。



Wild Garlic Muffins.

今夜はディナーロールの代わりに、超シンプルで簡単に作ることができる、ワイルドガーリックのマフィンにしてみました😊😊😊💕

ふわふわしたマフィン生地に、ワイルドガーリックの力強い香り😊😊😊💕

ギリシャ正教会に所属しているヴァシリオスとラザロスは、普段からお肉を食べない生活を送っていますが、教義上はまだお肉やチーズ、卵、牛乳を断食中で、バターもダメなので、ヴィーガンバターやヴィーガンチーズが大活躍しています😊😊😊💕

本当に、便利な時代だよね😊😊😊💕

※ゼノとラザロスの二人は、お肉アレルギー。


人生で初めてといっても過言ではないほど、ネームデーを教会で過ごせるなんて、今までどんなに夢見て来ただろうと、喜ぶラザロス😊😊😊💕
何というか…私のファーストネーム「マリア」とかなら、捉え方や考え方によっては、いくらでも帳尻を合わせられるというか、教会が定める「聖母マリアの日」なんて年に10回以上あるので、例えばその年の二番目に来る聖母マリアの日をネームデーにしていたけど、体調不良や急な葬儀が…といったことが発生した場合、「今年だけ、四番目の日にしておこう」みたいなことができてしまうものの、ラザロスは6月にも一応記念日があるとはいえ、それでも「ラザロの復活」当日以外はないに等しい存在となると、その日を教会で過ごせたことは、大きな喜びだったでしょう😊😊😊💕
涼しい顔で、「僕はネームデーだからといって、教会に行く必要はないんです」と、非常に品よく笑うヴァシリオスは、聖人の名前だけとは限らないというか、ギリシャの男の子はファルや祖父から名前をもらうか、または宗教上の聖人か、ギリシャ神話から名前をもらうものだとほぼ決まっていて、ファルと父方の祖父からBasilius Konstantinos Angelosなんて、非常に高貴な名前をもらったヴァシリオスは、Basiliusなら三成聖者の大ヴァシリオスやかつての「皇帝」を、過去には世界でもっとも栄えた都市、コンスタンティノープルにルーツを持つとされているKonstantinosなら、歴代の大司教か国王の記念日をネームデーにすればいいから、宗教に合わせても合わせなくても、いくらでも候補になり、それも全てにおいて非常に身分の高い方々に対する日ばかりから、そこそこ選べるそうです😂😂😂
Konstantinosなんて、つい最近亡くなったギリシャ最後の国王コンスタンティノス2世もいれば、英語表記ながら、ここイギリスにも国王コンスタンティンがいたりと、最低でも市民権を得ている国民でなければ授かれなかった名前を、祖父の祖父の、さらに祖父より遠い昔の時代から受け継いでいる、天使のアンゲロス一家😅😅😅
これはもう、ヴァシリオスが本当は優しくしたいのに、不器用さんで暴君の天使になっちゃうのは、仕方がないのかもしれません😂😂😂
最近はあまりにも暴君が過ぎると、超イクメンの末っ子で恋人のリアムに、「もう、バジルったらぁ。本当は優しい子ですから、こう言いたかったんですよね?」と、通訳され始めた天使一族の末っ子、ヴァシリオス😂😂😂
まあ…暴君の天使になっちゃう相手は、幼馴染で親友のオッサン・アレクサンドロスと、所属する警備会社では同僚のジョージおじさんと、あまりにもバカなことをした過去がある青年ラザロスに対してだけだから、私たちは見守ろうかな😇😇😇

God natt...