Happy St. George's Day!!
今日はここイギリス時間で、4月23日。
4月23日といえば、英雄・聖ジョージの日!
聖ジョージの日ということは、雇用しているボディガードの一人、超オープンマインドでハートフルなジョージおじさん(ハゲ頭)は本日、こちらでは一般的な「Name Day」(名前の日)となり、やっと休暇を取得するタイミングがやって来ました😂😂😂
何だか、長かった😂😂😂
ノルウェー系アメリカ人で元アメリカ国籍、アメリカのカリフォルニアで育ったジョージおじさんは、今から50年以上も昔にカトリック教徒の両親に長男として生まれ、以来40年近くもの間、一応はクリスチャンとして固い信仰を守っていましたが、ある日突然パリピな性格が災いし、無宗教に転身!
そのため、宗教行事に参加する際は「楽しいイベントかどうか」で判断しているので、クリスマスやイースターはもちろん休むものの、他は毎回、「またイベントが重なってますよ!迷っちゃいますね!」と優先順位を付けられず、基本は仕事となれば真面目に働くアメリカ人らしく、仕事が終わってから楽しんでいます😅😅😅
本当に、ポジティブなことなら、全部お祝いしたいおじさんなんだから…😂😂😂

昨日は私が足に30cmほどの広範囲で火傷を負わされてしまい、一気にお葬式みたいな空気感になってしまっている、この一家の男の子たち。
原因となったのは、夫の下級生で秘書のヒューゴがその境遇を憐れんだ末、一時保護している少年たち兄弟…の、超ド級のモラハラキッズ「次男(5)」によるパワハラ行為で、沸騰した直後のポットを持ってわざわざ3mほど歩き、わざわざ私に近付いて「女なんか邪魔!○ねばいいのに!」と足に熱湯(※推定、95度以上)をぶっ掛けてきたせいで、夫のゼノとヒューゴは後悔から、生気がありません😅😅😅
さらにもう一人のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスは私のガードを担当しているので、自分が抜かったせいで負傷させてしまったと落ち込み、一家に住み着いたプシュケの居候で、超イクメンの末っ子リアムが恋人として慰めてはみたものの、立ち直れない天使😅😅😅
自身が非常に育ちもマナーも性格も良く、周囲から扱いやすくてお利口な末っ子だと言われて育ったことで、ここまで迷惑しかかけない子供は初めて見たと嘆くヴァシリオスに、ジョージおじさんは「キングは難しく考え過ぎですよ!ミスしたら挽回すればAll OK!!家庭にサイコパスがいれば、トラブルなんて毎日起こりますからね!」と、いささか問題発言しながら豪快に大爆笑😂😂😂
例え家庭内にサイコパスが存在していたとしても、ここまでポジティブなおじさんが一人いてくれれば安泰だと思った、今朝の朝食はこちら。



Butter and Vanilla Bundt Cake.

今日は手抜きをして(※まだ火傷が痛い)、超簡単に作れるゼノの大好物、シンプルなバターとバニラのバントケーキを作りました😊😊😊💕

怪我なんて滅多にしない私の逞しさを知っているから、火傷が治るまでのしばらくはお利口さんに、苦手な冷凍食品を食べようとしていた夫😅😅😅

もう…そんな時は、私をキッチンを置いておいてくれればいいのに、控えめで遠慮することが得意な夫だと、察する能力が高くなります😂😂😂


本日、St, George's Dayでお祝いする英雄・聖ジョージは、来歴不明とされる聖人ながら、ここイングランドの守護聖人で、ヴァシリオスが所属しているギリシャ正教会でも、超重要な聖人の一人。
どれほど重要かというと、イングランドでは聖人歴のランクが「Soleminty」(大祝日)で、ギリシャでは「Memorial」(記念日)と、より一層地位が高く、宗教的にはナショナルデー😊😊😊💕
そのため、イングランドの国旗には、セント・ジョージ・クロス(聖ゲオルギウス十字)というものが使われています😊😊😊✨
聖ジョージを英語ではジョージ、ギリシャ語ではゲオルギウス、教会スラヴ語ではゲオルギィ、ロシア語ではユーリィ、そしてスペインのカタルーニャ地方ではサン・ジョルディと、呼び方も英雄として伝わる活躍ぶりも様々😊😊😊💕
ジョージおじさんが生まれ育ったアメリカでは、聖ジョージがドラゴンを退治したり、国民のピンチを救ったり、その地に住む人たちを全員キリスト教徒に改宗させ、何も言わずに立ち去ったとされ、ここイギリスに伝わる聖ジョージは、悪い魔女に捕らえられていた騎士たちを救い、そこに自身も加わった7人で巨大な勢力と戦ったり、悪い王に拐われた美しい妃を助け出したりして、勝利を収めたのちに国民から支持され、「楽しい国、イングランド」の王になった、戦士の中でも知恵のある戦士で騎士の手本…と、いったところでしょうか?😊😊😊💕
超簡単に、シンプルな言い方をすると、「勇敢な騎士」の一言😊😊😊💕
敵がいれば果敢に立ち向かい、仲間を助け、お姫様を取り戻し、国民に感銘を与え、良き政治をしたなんて、憧れちゃう😍😍😍💕
そんな、子供たちの夢と憧れが詰まった、誇り高き聖ジョージをお祝いする日にはもう一つ、スペインのカタルーニャ地方では「El dia de la Rosa」(バラの日)であると同時に、「El dia del Libre」(本の日)ともさるているんです😊😊😊💕
カタルーニャの「El dia de la Rosa」では、男女が互いにバラの花を贈り合い、20世紀の始め頃からとされ、まだ日が浅い「El dia del Libre」には、子供や友達などに本を贈るイベントなら、イギリスのバラ好き&世界の本好きにはたまりません😊😊😊💕
そうとなれば、Name Dayで一日休暇を取らせたジョージおじさんと一緒に、St. George's DayとEl dia de la RosaとEl dia del Libreの、3つをお祝いするのが一番だよね😊😊😊✨

スペインは恋をした日には情熱的で、男女を問わず友情にも熱い国だから、St. George's Dayにバラを贈り合うことには納得できるものの、本を贈る日になったきっかけは、何だったんでしょうか?
それにはこの「4月23日」という日付が関係していて、この日はセルバンテスやシェイクスピアといった文豪たちにも、ゆかりがあるから😊😊😊💕
ヒューゴが一時保護している少年たち兄弟は、モルがロシア人で最初はロシア語しか話せず、非常におとなしくて真面目で勤勉で、ついでに超シャイな長男(8)は、この一家に来てからホストマザーのマリアおばさん(私)と勉強に励み、何とか年相応のロシア語に加え、6歳程度までなら、流暢な英語も話せるようになったんです😊😊😊💕
それから学ぶことの楽しさを覚えたあと、私が毎日本を読んでいることを知り、真似して長男も毎日欠かさず本を読み、悩みながらもReading Journal(読書記録)を付けているので、長男に本を贈ることは、私にとっても楽しみの一つ😊😊😊💕
そこで長男には本を選び、昨日はEarth Dayだったから一家は総出で原始的な掃除や時短料理をしていた関係で、その間に超イクメンの末っ子リアムとはまだ「一応」ワイフのお嬢さん(※足首骨折中)にお願いし、ラッピングしておいてもらったところ、これがまた非常に長男好みだったというか、私と違って非常に女性らしいお嬢さんは長男の特徴を見事に掴み、かわいいピンクをメインに、デコレーションしてくれました😂😂😂
この、女としての、敗北感…😂😂😂
ま…まぁ、私は家事ならお嬢さんより抜群にできるし、一人で生きて行けと言われたら図太く生きていられるし、これも「適材適所」でしょう😇😇😇
長男にプレゼントした本は、ここイギリスが世界に誇る文豪、ウィリアム・シェイクスピアの子供向け作品集😊😊😊💕
小さな子供にとって、プレゼントの中身はもちろんのこと、ラッピングの趣味が合うかどうかも、贈る大人たちに対する評価のポイントを、大きく左右するに違いない、今日のフィーカはこちら。



Rhubarb Raspberry Tart.
今日のフィーカは真っ赤になるルバーブを使って、ラズベリーのタルトを焼きました😊😊😊💕
赤くて甘酸っぱいラズベリーに真っ赤なルバーブを合わせると、完成した時は赤みが増し、澄んだ鮮やかな赤になるのが特徴😊😊😊💕
長男は先月、生まれて初めてストロベリー&ルバーブの紅茶を飲んだら、あまりの酸っぱさに驚いてしまい、今日は甘くて安心したそうです😂😂😂
のんびりしているけどしっかり者の長男も、まだ子供なのね😅😅😅

末っ子リアムは世界でも稀に見るほどの、それはもうパーフェクトな国宝級のイクメンですが、夫のゼノはシャイな恋愛初心者で、なおかつ初恋したガールフレンドとそのまま結婚した男性にしては、何かと頼りになって、超が付くほどの愛妻家。
今日はイギリスのSt. George's Dayであり、スペインだったら「El dia de la Rosa」でバラの日だからと、足を広範囲に火傷しているワイフのために、プライベートでは涙ぐましいほどの自立を見せ、一人きりでお花屋さんに行き、それはそれは大きな、ゼノの小さなパピーフェイスが隠れてしまうんじゃないかと思うほど、大きな赤いバラの花束を買って来てくれました😊😊😊💕
もう…今日は朝から傷が残らないようにとプロレベルの手当をしてくれたり、子供の頃から怪我し慣れしている私にしては超珍しく、痛みで歩くことが困難な状態に陥れば、全て必要なものを手元に持って来てくれて、家事も料理以外は全部やってくれるので、私はキッチンから動いていません😂😂😂
ヒューゴも自分が一時保護なんて引き受けたせいだと、Foster Care(里親)でも親族でもないのに、役所に都合良く騙されていたと自分を責めてしまい、珍しく「言わなくても」自ら進んで働き、ほぼ全てのことをやってくれます😇😇😇
その件に関しては、ヒューゴ自ら警察や弁護士に相談してくれたし、役所が法的に、それも全面的に悪かったことがわかっているし、仮に私が訴えを起こすとしたら、相手は役所だということは最初からわかっていたから、何も自分を責めたり気にしなくてもいいのに、本当は女性にも優しい性格をした、誰もが認める超一流のエリート紳士だし、ビックリしたと同時に、保護したのが稀に見るモラハラキッズだったことに、後悔が尽きないんでしょう😅😅😅
私は昨日診てくれたドクターからの指示で、非行を犯した次男とは今後一切関わらないようにと指導を受け、明日には新しいFoster Care、または役所のスタッフが引き取りに来ることになっている…ということもあって、次男には「あなたにあげる本はないわよ!」と言い放ってやりたいものの、子供への接し方に兄弟で格差を付けるなんて良心が許さず、こちらはヒューゴが最後の責任としてプレゼントしてくれて、これでもう充分かな😅😅😅
ちなみにヒューゴの一人息子でまだ赤ちゃんのジョージ(破壊神)と、末っ子リアムのゴッドドーターになることが決まった、お嬢さんの一人娘で赤ちゃんのレイチェルにも、本のプレゼントを用意しておいたんです😊😊😊✨
二人にはデンマークのKonges Sløjd(コンゲススロイド)から選び、6月で1歳になるジョージには、中身を出したりしまったり動かしたりして遊べるフォブリックブック、まだ生後1ヶ月に満たないレイチェルには、もう少し大きくなってから眺めて遊ぶファブリックブック😊😊😊💕
しかし、レイチェルも破壊神の卵😇😇😇
プレゼントしたのはこちらなんですが、


まずは掴み、自分の口元まで手繰り寄せ、毛布のように足で蹴り、嬉しそうな笑顔😂😂😂

ねぇレイチェル、絵本の使い方が少々間違ってるような気がするんだけど、それはレイチェル世代に流行ってるのかな?😅😅😅

赤ちゃんだからとナチュラルな素材で、100%オーガニックのものを選んで、良かったよ😂😂😂

さらに、私に大きな赤いバラの花束を贈ってくれたゼノでしたが、何と本屋さんにいったらノルウェー人たちに大人気、大爆笑も必須のコメディ小説が英訳されていたからといって、本もプレゼントしてくれました😂😂😂

ゼノがくれた本はノルウェーの小説家が発表し、ビッグなアメリカンジョークに慣れているアメリカ人たちからは、「翻訳者の人選を間違えた」とかなり酷評されているものの、日常的に大爆笑はしない北欧系の人種や、イギリスの紳士淑女たちからは英訳したあとも超面白いと、こちらでも大人気になっている、「The Waiter」😊😊😊💕

末っ子リアムには読んだことがないと言っていたノルウェーの昔話集、天使のヴァシリオスにはデンマークのベストセラー作家、マイクヴァイキングが出したHygge Home、ヒューゴにはお気に入りのファンタジー小説(続編)、保護しているスコットランドの青年、ファーガスにはちょっと古い時代の、亡くなったファルが読みかけだったから代わりに読んで報告することにしたという、アメリカの作家ジョン・スタインベックが出した、East of Edenの最終巻、ヴァシリオスの今は亡きギリシャの友達で恩人が残した、一家で引き取った超病弱な弟のラザロスには、読んだことがないと言っていたスウェーデンのノーム(小人)のお話、お嬢さんには名言集、ジョージおじさんには誰が出したのか、チームを盛り上げる会話術のHow to本を、同居人で天才のジャックには、ムーミンの「姿が見えないお客様」を、それぞれプレゼントしてあります😊😊😊💕

ゼノにはね、プーさんの新しいお話というか、オフィシャルな続編😇😇😇

プーさんを書いたA.A.ミルンは、ベストセラー作家として名を馳せただけでなく、「幸せの哲学者」と呼ばれているからね😊😊😊

一家では次男という超ド級のモラハラ&非行キッズを除き、みんなで本を読むことの楽しさまで語り合うことができた、今夜のディナーはこちら。



Chopped Shrimp Salad.

ヴァシリオスたちが所属しているギリシャ正教会では、5月5日のイースター(ユリウス歴)まで、まだまだお肉やチーズ、卵、牛乳といった、「赤い血を持つ動物」から得た食品は断食中なので、夜は歯応えバッチリのチョップドサラダにしました😊😊😊💕

シュリンプ、アボカド、レタス、トマト、レッドオニオンと、野菜もたっぷり😊😊😊💕

体にいいものを食べると調子が良く、スッキリとした元気が出ます😊😊💕


St George's Dayにバラの花を贈り、本を贈り、イギリスという国にいながら、スペインのカタルーニャ地方に行ったような経験をして、1日で3つのイベントをこなすことにも大成功😊😊😊💕

大の女性嫌いを自認している超イクメンの末っ子リアムも、しっかりお嬢さんに本とバラをプレゼントしていたし、天使のヴァシリオスもリアムに、同じくリアムも恋人のヴァシリオスに贈り、ヒューゴはかねてより自身のお気に入りになっている、とあるファンタジー小説をみんなに紹介して回るいい機会になったし、こんなイベントが年に何回かあると、何の本を読もうか迷っている人たちにも打開策が生まれます😊😊😊💕

リアム…どんなに女性嫌いだったとしても、女性と結婚なんて絶対に嫌だと言って泣いた時期もあったけど、もともとが稀に見るイクメンで困っている人のことは見逃せない性格をしているから、お嬢さんとは夫婦の関係がダメでも、友達としてなら仲良くできるんだけどね😅😅😅

ただし、リアム自身は「大の女性嫌い」だと言っていますが、持ち前の甲斐甲斐しい性格からお嬢さんのお世話を焼きまくり、周囲からは理想の夫で仲良し夫婦と呼ばれて大評判😅😅😅

リアムが心から優しく、男女を問わず他人想いでホスピタリティに溢れる末っ子だから、本気で今は友達ゼロになっていたお嬢さんも何かあった際には気兼ねなく頼れる、いい関係でしょう😊😊😊💕

これからはヒューゴが育てているジョージに加え、リアムがゴッドファーザーとして育児に関わることにした、レイチェルも本が好きな子に育ってくれるように、私も陰から邪魔にならない程度に、こっそりサポートしていく予定です😊😊😊💕

正確には、リアムがイクメン過ぎて、女の私が手を出す必要すらないからなんだけど😂😂😂

これも全ては適材適所で、私にきめ細やかなお世話は「ちょっと」向いてなかっただけだと、思うしかありません😂😂😂

まずは賢い仔犬のアーサーを立派なドギーへと育て上げ、育児に対するモチベーションを底上げしておいてから、晴れて自分の子供のお世話かな😇😇😇

ああ、女の自信が…😇😇😇


God natt...