今朝、この一家にしては珍しく勃発した、SDL(モルモン教) vs イングランド国教会+ギリシャ正教会&無宗教(元はカトリック)の、争い。
ことの発端は私たちがかわいいかわいい子犬のアーサーとアーサーの兄クリストフ、さらにドギーのエヴァンゲロス兄さんを連れて朝のお散歩に行き、また今朝も泥んこまみれでご機嫌に帰って来たら、自宅の玄関前におばさんが二人いたんです。
もう、見た目だけですぐにわかる、SDL(モルモン教)の勧誘おばさん😅😅😅
このおばさんたちの狙いというか、ある種の目論見というか、一家には私たち夫婦と夫のダディで家主のセバスチャン、夫のゼノが子供の頃から勝手にお兄ちゃん代わりにしているジャック、先日秘書候補から昇進した夫の下級生で秘書のヒューゴ、ヒューゴの一人息子で赤ちゃんのジョージ、ゼノとヒューゴの下級生で一家には居候という形を取っている超イクメンの末っ子リアム、リアムと契約結婚して今はまだ一応ワイフのお嬢さん(※要看病)、お嬢さんが産んだ赤ちゃんでリアムのゴッドドーターになるレイチェル、保護しているスコットランドの青年ファーガス、そしてヒューゴがその境遇を憐んで一時保護している少年たちに加え、雇用しているボディガードで天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスと、超オープンマインドなジョージおじさん(ハゲ頭)…の、人間だけでも大人10人、子供4人。
これは自宅が広くてゲストルームやスタッフルームもあり、本当に仲のいい人たちとやむを得ない人たち数人が集まって暮らしているだけなんですが、モルモン教という宗教は時代錯誤な集団生活が大好きなので、「この連中なら集団生活してるから、こちらの宗教に入るだろう」と、勝手な解釈をされている気がしてなりません😅😅😅
本当に、何度断っても来るんだから😂😂😂

いつもなら自宅でお客さんを見かけると、自慢の賢さからかわいく尻尾をふりふりしてゲストに走り寄り、お行儀よく来客の足元にお座りしてご挨拶する癖がある、子犬のアーサー&クリストフ兄弟。
ただしこれはご主人様の一人で二匹がチーフコマンダーだと認識している私が歓迎している場合に限られ、それ以外には立派な番犬として、二匹で「ここから先は一歩も通さない!」と行手を阻む姿は、なんて勇敢なんでしょうか?😍😍😍💕
例え勧誘のおばさんが「あらまぁ、いい子たちね!お菓子をあげるわ!ほぉら、食べていいのよ〜?」なんて言ってもアーサー&クリストフは決して食べず、「お姉さんからいいって言われてないから、食べない!」とはっきりNOのスタンスを示し、犬から懐柔する作戦は失敗したおばさんたち😅😅😅
しかし振り返れば、私の背後ではもともと白いのにさらに真っ青になってガタガタ震えている、青年ファーガスの姿😅😅😅
ええ、私より背が低いんだから、こういう時は私の後ろに隠れてなさい😅😅😅
このおばさんたちが来ると毎回毎回、牧師も認める熱心なクリスチャンでもある夫のゼノはこの人たちに正しい道を示そうと教えを説き始め、幼稚園の先生か聖職者の侍従タイプでもあるリアムは全力でゼノをサポートし、「邪魔だから二度と来ないでくれる?」と用件をはっきり言うジャックとセバスチャンに、教義から危険人物と見做して私をガードしようと張り付くヴァシリオス、度を超えたら通報しようと待っているジョージおじさん😇😇😇
ねぇみんな、自慢の社会性はどこ行った?😇😇😇
いえ、「無いことが自慢」でもあれば、ヒューゴに至っては今にも鼻をほじくりそうな顔で心から「どうでもいい」といった顔😂😂😂
私からこの無遠慮なおばさんたちに一つ言えることは、青年ファーガスの兄でスコットランドにいるだろう長男がモルモン教に改宗して以来DVを働くようになり、ファーガスは殴られたりして毎日のように怪我を負い、自宅内は壁に穴が開いたりしてめちゃくちゃだったということだから、ここはファーガスの気持ちを最優先すべきでしょう😇😇😇
だから私からおばさんに、毒と皮肉を込めた一言を言っておきました😊😊😊✨
ええ、ストレスから一時的に引っ込んでいた私の「誰もが青ざめる毒舌」と「誰もが黙る皮肉」は、それはもう順調に回復しています😂😂😂
ワイフが放った一言に驚き、クリクリした大きなパピーのおめめをパチクリしたあと、喜ぶ夫😂😂😂
子供の頃から誰よりも熱心に神様を信じ、夢にまで見るほど結婚したいと願ったワイフは超毒舌だった夫が何だか気の毒だった、今朝の朝食はこちら。



Angel Food Cake.

今日は「ヘンゼルとグレーテル」に登場する魔女のおばあさんよろしく、ギリシャから来た天使の末っ子ヴァシリオスを甘くて美味しいケーキにして、その美貌を余すことなくいただいてしまおう…としたのではなく、柔らかくてふわふわのしっとりとしたバントケーキを焼きました😊😊😊💕

暗い色合いのブルネットにクルンックルンの天然パーマで生まれ、子供の頃はイタリアンの「Angel Hair Pasta」という、細くて天使の髪のように縮れたパスタを作る際、モルが「今日はバジルのパスタを作るわよ!たくさん食べられそう?」と聞いてくれるのが好きだったという、ヴァシリオス😊😊😊💕

以前その話を聞いていたので、焼きながらふざけて「もうすぐバジルのケーキが出来上がるよ!」とヴァシリオスに言ってみたところ、いそいそ歩み寄って来てから「奥様、それは僕のバジルではなく、僕の一族に名前をくれた天使の持ち物ですよ?」と、笑われた私😂😂😂

ギリシャ出身のヴァシリオスはファミリーネームがアンゲロスと、本物の末っ子天使😂😂😂

そうなればバントケーキは「バジルという天使のケーキ」ではなく、「天使が頭に付けている輪っか」と呼ぶのが正しいよね😂😂😂

例えるなら、😇…これの頭のケーキ😅😅😅


4月2日に秘書候補から昇進し、晴れて子供の頃から尊敬していて憧れだったゼノの秘書の一人になることができた悪ガキの末っ子、ヒューゴ。

会社には秘書の業務を補佐してくれる社員たちがいて、先月までヒューゴはこのポジションから秘書を目指して頑張っていました😊😊😊✨

今回ヒューゴの昇進と時を同じくして他に2人が秘書へと繰り上がることとなり、補填することになるのはこのヒューゴがいた「秘書候補」の役職で、面接するのはヒューゴの面倒を本当によく見ながら兄やファルのようにお世話してくれる上司のスティーヴと、とうとう戻って来てしまった度を超えたパリピで秘書たちのリーダー、ミカエル😇😇😇

超ド級のパリピで眩しいハゲ頭のミカエルは身寄りのない病気の叔母さんを引き取るため、介護の勉強やバーミンガムにあった住まいの売却、新たにロンドンで新居の購入、新居の一部をバリアフリーにするための工事、叔母さんと自分自身の引っ越し、介護サービスの契約に…と忙しく、半年近く休んで全力投球してたんです😊😊😊💕

これって、本当に素晴らしいことだよね😊😊😊✨

ミカエルはずっと自分の両親だと思っていたファルが亡くなり、その後モルが亡くなる2日前に病院で実は養子だったことを知らされ、ずっと黙っていたことを泣いて謝ったモルには感謝してもしきれないと、実の息子のように大切に育ててもらえて大学院までだって少しの借金すらさせることなく出してもらえたから、今度は自分が親族の役に立つ番だと、叔母さんを引き取るために会社を休んで遠くの地まで単身で行っちゃったんだもの、稼いでいるからお金の心配はないだろうけど、スケジュールや物理的なサポートくらいなら、会社サイドも少しくらいは力になれることがあるでしょう😊😊😊💕

さすがに要介護の叔母さんがいたら、以前ほど遊びに来ないかな?😅😅😅

※休日に来るなと言っても、来るのがミカエル。


特に仕事上の問題(残業)が起こらなければ、シングルファーザーで一人息子のジョージを育てているヒューゴは16:00まで、まだうら若き青年で入社したばかりのファーガスは恋愛経験ゼロとパートナーも恋人もいないから、17:00までの勤務。

これは私の母国スウェーデンでは1日7時間勤務だったり、お隣デンマークでは子供がいる人は16:00までといった働き方が推奨され、ゼノが片思いしていた私と晴れて付き合い始めたことをセバスチャンに報告した際、北欧の働き方は社員の一人一人を大切にしていて素晴らしいと私が教えたことをそのまま右から左へと横流し、その少し後の夏にセバスチャンが体の弱すぎる一人息子を心配してはるばる日本まで様子を見に来たので、超美少年なのに恋愛が怖すぎてできなかったゼノが人生で初めての恋人をダディに紹介したいと言うから会い、その場で詳しく教えたら移住した去年の夏には何と北欧流のライフワークバランスを取り入れ、すでに浸透して1年が経ったあとでした😂😂😂

さすが超天才肌、いいと思ったらすぐやる😂😂😂

意外にもこれをしたからといって業績が落ちるどころか、社員たちのモチベーションが上がったことで業務にも反映され、逆に長いこと隠れながらサボっていた社員(主にアルバイト)はあっという間に見つかり、状況から何も言い訳できない状態だったことで即解雇できたそうです😅😅😅

まあ…会社で情熱的なカップルが誕生し、仕事はまるでせずに日がな一日二人で倉庫に隠れながら、イチャイチャするついでに子供も(倉庫で)授かって、結婚を迫る女 vs 逃げる男…なんて泥沼の修羅場が起こったとはまだ聞いていないから、ただサボって非常口近くの階段下に隠れてお菓子やピザを食べたりしながら、ネットサーフィンしてチャットして電話して、ついでにエスコートガールを予約して…と楽しんでいた程度なら、お給料を泥棒された以外はまだまだかわいい方でしょう😅😅😅

周りから会社であった問題を聞くと、本当にえげつないサボり方と子供の授かり方をしてるのよ、イギリス人って…😂😂😂

個人的な意見ではあるものの、そんな埃まみれの倉庫で決行して、喘息その他呼吸器系の病気にならないのかと悩んでいる、今日のフィーカはこちら。



Carrot Cake.

キャロットに含まれるβカロテンは美容にも良く、先日までのSick Leave(病欠)で表情が衰えたという天使のヴァシリオスを応援するために、今日はキャロットケーキを焼きました😊😊😊💕

激痛に耐え続けたことでやつれてしまっても、なお美しい容姿を保っている、ヴァシリオス😅😅😅

これには超イクメンの末っ子リアムが苦痛で体が痛んだり、表情が強張ったまま歪んでしまわないように、痛み止めが効いている間にマッサージをしてくれたおかげだと、ヴァシリオスも天使のお顔で「僕もリアムがいないと、生きていけない人間の一人ですね」と笑い、大変だったけどカップルの絆もより深まったようです😊😊😊💕

私もリアムみたいな恋人が欲しい😂😂😂

いえ、超美少年のゼノも美しさなら負けず、夫として、一人の紳士として、さらにはパピーとしてもパーフェクトなんだけどね😇😇😇


16:00に仕事が終わるところ、「面倒に出会してしまったので、帰りは少し遅れます。30分くらい」とチャットして来た、ヒューゴ。

あとから聞けばこの「面倒」とはヒューゴがオフィスを出ようとした際、あまり好きではない女性社員が何もないところでつまずいて転倒してしまい、さすが超一流の紳士らしく吹っ飛んだ靴を拾ってあげて、手も差し伸べてあげたそうなんです。

ここまでなら紳士としてパーフェクトな振る舞いをしたと褒めるべきであり、First Aiderとしても怪我はないか確認したなら、これはもうヒューゴが立派に成長した証拠!

いつも気に入らない女が相手だと、木か柱もいいところな対応をしちゃうからね😅😅😅

しかし女性社員に怪我はなかったのに靴に問題があり、ハイヒールの踵が取れて大騒ぎ😅😅😅

さすがにそこはFirst Aiderの仕事ではないし、秘書の仕事でもありません😅😅😅

いえ、これが商談か何かに向かう途中でゼノの靴に何かあったら走り回るのは秘書であるヒューゴの仕事ですが、一般の社員には怪我や病気をした時だけに駆けつける存在、それがFirst Aider。

女性社員もそれをわかっているから「私、履いて帰る靴がないんだけど、どうしたらいいと思う?」と知恵を貸して欲しいと頼まれ、考えたヒューゴ。

しかしヒューゴは会社で一番の悪ガキなので、考え付くことは悪ガキしか思い浮かばないようなことばかりと評判の頭で考えた結果、「ガムをあげますから、噛んだものを貼り付けたら応急処置くらいにはなりますよ」と、またこのバカ息子…😂😂😂

ただそれ以外に適した方法がなく、女性もさほどこだわる性格ではなかったから「そうするわ!あなたって賢いのね!」と褒められ、良いことをしたヒューゴは上機嫌でした😂😂😂

悪ガキも時には役に立つ…そう思っていたら17:00になり、ついでだからファーガスをピックアップして帰ろうと待っていると、今度はオフィスに何らかの売り込みのようなものが来て、それを知ったヒューゴは「終業時間ですよ。ご遠慮ください」と断ったところ、なんとSDL(モルモン教)の行商!

これは日本で行われている習慣なのかわかりませんが、こちらではたまに入信したばかりの教徒に「修行」と称して行商させ、その売上を教会に納めさせるというシステムを採用しています。

以前自宅にも来たんだけど、これが潔癖の悪いところで鮮度の落ちた海産物や野菜ばかりだったから、帰ってもらって😂😂😂

そこに運悪く仕事を終えたファーガスが出て来てしまい、そこにいたモルモン教徒と鉢合わせた途端、兄のDVを思い出して顔面蒼白になって震えていたというから、無理もありません😅😅😅

この状況だと、倒れそうなファーガスにFirst Aiderが必要になっちゃうじゃん😅😅😅

ヒューゴが断ってもスレンダーな長身で目つきの鋭いイケメンだからあまり効果がなく、やむを得ずヒューゴが上司のスティーヴ(元US ARMY/身長206cm)を呼んだところ、ものの見事に秒で去ったということで、これに懲りて来なくなるでしょう😅😅😅

1日に2回も恐怖のモルモン教と遭遇することになるなんて、かわいそうなファーガスの心労と気苦労が見て取れた、今夜のディナーはこちら。



Spicy Sweet Potato Stew.

ゼノが「辛くないカレー」をリクエストしていたので、甘いスイートポテトを使い、香りのいいスパイスを使ったシチューを作りました😊😊😊💕

ライスを炊いてくれたのは、モル仕込みで料理上手なヴァシリオス😊😊😊💕

ギリシャ出身でギリシャとイタリアのハーフでもあるヴァシリオスは、子供の頃から「料理ができない男は女性にモテない」というイタリアの習慣に倣って育てられたので、レパートリーも200以上と豊富で何をやっても上手😊😊😊✨

同時にギリシャでは日常的にライスを食べる習慣があり、慣れているから女の私よりもずっと上手に、美味しく炊いてくれます😊😊😊💕

ファーガスもパティシエを夢見た少年時代を過ごしたから、お菓子全般と簡単な食事ならサッと上手に作れるよ😊😊😊💕

ゼノも料理の基本を覚え、リアムも日々腕を上げているし、この一家ってイクメンばかり…😂😂😂


居候しているこの一家でも会社でもモルモン教に怯えて過ごし、真っ青を通り越して真っ白になって、へとへとに疲れ果てていたファーガス。

会社に宗教の押し売りや売り込みが来るのは非常に珍しいことながら、行商が入って来た際に周りの社員たちは「アポイントもなしに面接を頼みに来たのかしら?」と思っていたそうで、それならよくあることだから適当に断って門前払いしよう…程度に考えていたんだとか😅😅😅

その前に、ロンドンではゾーン1やセンターと呼ばれるビジネスの中心地かつ一等地にあるオフィスだというのに、よく踏み込んだよね😅😅😅

この行商、若いうちは無知と大胆までなら許されるけど、無謀は命取りだからいけないと、両親から習わなかったんでしょうか😂😂😂

連合王国の中でもウェールズは伝わっているものが少ないから詳しくないけど、アイルランドやスコットランド、イングランドでは、おとぎ話やむかし話でも「少女のうちは無知なもの。無知から溢れる大胆は冒険の始まり。ただし、無防にだけはなりませんよう!」って、よく書いてあるよね😅😅😅

トラウマから怯えるファーガスがあまりにもかわいそうだから、日本で見た「セールスお断り!」みたいに一言書いて、ポストと玄関に貼り付けておこうと思います😇😇😇

信仰している宗教ならちゃんとあるって言ってるのに、他人の話を聞かないんだから😂😂😂

訪問販売は、買いません。


God natt...