一家に居候している超イクメンの末っ子リアムが慈愛に満ちた献身と手厚く行き届いた看病をしてくれたおかげもあり、見事に回復したのは私たちが雇用しているボディガードで天使のような少年顔の美青年、ヴァシリオス。
ギリシャとイタリアのハーフでギリシャ出身のヴァシリオスは非常に賢く教養があり、言語は母国のギリシャ語以外だと英語、ラテン語、フランス語をほぼネイティブのレベルで話し、スポーツも得意で地元アテネでは毎年水泳の選手にも選ばれていたオリンピック候補の一人でもあり、芸術面にも秀でているからピアノやパイプオルガンの他に、ギリシャ人らしくお歌とハープも得意なんです😍😍😍💕
皆さま、ご想像ください。
古代ギリシャの高度な芸術品がそのまま服を着て歩いているような美しい容姿をしていて、モデルのように痩せて細く、それでいて鍛えているから引き締まったボディを持ち、暗い色合いをしたブルネットの髪はかわいらしくクルンックルンにカールした天然パーマで、溢れ落ちそうなほど大きなグリーンの目に、冬は白く透き通ったお肌をした天使のような美青年が、朝からご機嫌に歌を歌いながらハープを弾いている姿を😍😍😍💕
もう、芸術だと思わない?😂😂😂

そんな幸せに満ちた光景を毎日眺めることが許されているのは、ヴァシリオスにとって人生で初めての恋人になったプシュケの末っ子、リアム。
ヴァシリオスは基本的に「ご機嫌がいい時」だけ歌うとされ、少々人より気まぐれで中身は超ハードボイルな性格の恋人を持つリアムにとって、これは一種のバロメーターにもなっています😊😊😊💕
リアムも美しいヴァシリオスが芸術に触れている姿は見ていて飽きないといい、しかも恋人のご機嫌がいいのはカップルの関係を良好に保つ上でも重要な事柄の一つ。
ただ、私は言いましたよね?
ギリシャの天使一族がこの世に残した末っ子ヴァシリオスはプシュケの末っ子リアムと比べたらほんのちょっとだけ気まぐれで、困ったことがあると迷子になってお家がわからなくなったシャムの仔猫のようなお顔になり、特定の相手二人にだけは暴君の天使になっちゃうことがある「超ハードボイル」な性格をしているので、突然「Greek Greap Gro...G.Growers.....ああああっ!」とブチギレたから、一家の数人が駆け寄ってしまいました😂😂😂
これ、なんとギリシャの早口言葉なんだそうで、正確には「The Great Greek Greap Growers, Grow Great Greek Grapes.」(偉大なるギリシャのブドウ栽培者は、偉大なるギリシャのブドウを育てる)というもの😅😅😅
日頃から穏やかでのんびりした性格でもあるけど、本当にいつも滑舌が良くて賢さと頭の良さと育ちの良さに加えて上品さが滲み出た話し方をする子だと思ったら、毎朝早口言葉で発声のトレーニングをしていたそうです😅😅😅
急に歌うのをやめて早口言葉を言い始めるなんて、さすが気まぐれな天使なんだから😂😂😂
隣で「バジルは真面目ですから、上手にできなければできるようになるまで頑張るところがありますねぇ…」と、優しく下がり気味の眉を困った具合に下げている末っ子、リアム😅😅😅
今日は朝から「ギリシャの末っ子天使」だったはずのヴァシリオスが「ブチギレたキティの末っ子」になるところだった、今朝の朝食はこちら。



Cinnamon Roll.

昨日はリクエストしたのにシナモンが切れていて、愛するワイフが作るお気に入りのシナモンロールがお預けになっていた夫のゼノでしたが、オフィスに出勤していたゼノの下級生で秘書に昇進したばかりのヒューゴが帰りにお使いして来てくれたので、今朝は無事に作ることができました😊😊😊💕

しかし家事なんて掃除と片付け以外はほぼできないと評判のヒューゴが快くデパートまで買いに行ってくれたのに、種類が豊富にあり過ぎてわからなかったからと一旦帰って来て、何とリアムに聞いてから出直していたことが発覚😂😂😂

まさか秘書候補から秘書に昇進した日にボスのワイフからお使いを頼まれ、引き受けたと思ったら今度は泥沼にハマり、ロンドン中を大移動するハメになっていたとは…😂😂😂

何せ脳みそ筋肉で一部すっからかん疑惑があるヒューゴといえば、セロリとリーキを間違えて買って来るなんて大失態を犯したのは、つい去年のこと。

一部の分野に限って脳みそと勤勉性なんてものはゼロに等しいとされ、ある事情から午前中は使い物にならないとされている、ヒューゴ😂😂😂

スレンダーな長身で目つきが鋭いイケメンと大人気なのに、ある意味では「子供に一番見習って欲しくない末息子」のナンバーワンでもあります😂😂😂

今度から小麦粉同様に、シナモンもkg単位で買っておこうかな😇😇😇


昨日から昇進を果たしたヒューゴの他に、もう一人いるのは保護しているスコットランドの青年ファーガスで、こちらも転職して昨日はオフィスへ。

まだつい去年まで大学院生だったうら若き青年ファーガスはインターンシップまでならミドルクラスといい会社に行っていたのに、そこからなぜか超ド級のブラック企業へと進んでしまい、亡くなったファルの代わりに育ててくれたグランマが亡くなったから弔慰休暇をもらいたいと申告したところ、繁忙期でもないのにあっさり解雇!😂😂😂

まだ就職したばかりでユニオン(組合)にも加入していなかったから助けを求める場所もなく、挙げ句そのタイミングで某○○○の証人に改宗したモルに虐待され、長男はSDL(モルモン教)に改宗してDVへ、次男はイスラム教に改宗してこちらもDVへと身を翻し、居場所がなくなったファーガスは怪我をしてここロンドンまで逃げて来たんですが、ゼノがボスになった会社の面接を受けてみたら能力にかなりのものがあったので、採用が決まっていたから昨日が初出勤でした😊😊😊💕

出勤した感想を聞いてみたらやっぱりだったというか、ファーガスの面接を担当したゼノの友達でかつての同僚だったウィルおじさん(ハゲ頭)はいつ行っても非常に面倒見が良い上司で、ファーガスも職場の雰囲気が良くて仕事がやりやすかったと喜んでいて、もう一人いるゼノの友達で元同僚のテディおじさん(ハゲ進行中)は何でもまた何かにブチギレていたらしいけど八つ当たりされることはなく、会社全体がやる気に満ちていてどの社員たちも働き者だったから見習っていきたいと、何だか顔色がワントーン明るくなっていたから羨ましい限りです😂😂😂

恐らくテディおじさんはいつも話のわからない、ついでに毎回毎回納期を勘違いして一方的に言い掛かりを付けてくる特定の取引先にブチギレ、常に心穏やかな再生の神でもある世話焼きなウィルおじさんに宥められたんでしょう😅😅😅

決して物に当たるわけでもなく、部下や同僚に当たり散らすこともなく、ブチギレると常に空気を罵倒しているテディおじさんも、ハゲを気にする性格と短気を除けば非常に面倒見のいい社員の一人。

しかしファーガスが配属された部署にはお世話上手な長男タイプと甘え上手な究極の末っ子タイプが入り混じり、全体の割合としては行き届いた長男8に重度の末っ子2…といったところ。

当然この環境は末っ子たちにとってパラダイスも同然で非常に居心地がいいと大評判で、長男タイプからも苦情は出ていないから良くバランスが取れているのかと思ったら、居心地良く感じていたファーガスはよく考えなくても末っ子😂😂😂

それはオフィスに見られるヒュッゲではないかとヒューゴが聞きつけ、今からでもエンジニアに転職したいと言っています😂😂😂

さすが、度を超えた末っ子と大評判のヒューゴ。

デンマーク語の「ヒュッゲ」は双方にとって居心地がいいものであり、末っ子たちが長男たちをフル活用するためのものではありません😂😂😂


ヒューゴとファーガスを見送ったあと、生まれたばかりのゴッドドーターを手厚くお世話して育児に励み、まだ「一応」はワイフのお嬢さんをせっせと看病していたイクメンの末っ子、リアム。

その隣では迷子になってお家がわからなくなったシャムの仔猫みいな困り顔でヴァシリオスが佇み、激痛に耐え続けていた間にすっかりやつれてしまった自分の顔を見て、「このままではいけませんね。リアムが隣に置いて恥ずかしくないように、僕も努力しないと…」と、やつれてもなお美しい顔を再び鍛え始めたようです😅😅😅

ヴァシリオスはギリシャ出身で人種としてはギリシャとイタリアのハーフであり、8歳で両親と親族の一部を亡くし、13歳で叔母さん一人を除いて二人の姉たちと残りの親族を全て亡くしてしまい、最後に残っていたその叔母さんも21歳の時に病気で亡くした今、家族と呼べる存在は一人もいない状態。

そのためギリシャから一緒に移住して来た幼馴染で親友のアレクサンドロスの一家がヴァシリオスにも本当によくしてくれていて、そんな中で初めてできた恋人がプシュケにも似たかわいらしいイケメンのリアムなら、焦る気持ちもあるでしょう😅😅😅

何せほら…絵画に描かれたプシュケにそっくりだと昔から大評判のリアムと、古代ギリシャの時代から今なお高く評価されている芸術品か天使のようなヴァシリオスがカップルになったから、急激に痩せたり不幸な見た目になると、みんな何があったのかと心配でたまらなくなるんだよね😅😅😅

しかもヴァシリオスがまだ幼い少年だった頃の家族写真を見せてもらったら、亡くなったモルがこれまた非常によく見たことのある女性で、誰だろうと思っていたら、かつてイタリアのヴェネツィアで大人気だったモデルで、超美人女優でした!😂😂😂

それにファルはギリシャ有数の富裕層でモデルの経験もあり、さらにスレンダーな長身で超イケメンと人気者で、女性たちの憧れでもあったとアレクサンドロスのモルも言っていたそうだから、そんな両親を持って生まれたら子供たちも超美男美女で当たり前だし、うっかり天使が生まれちゃったくらいの話は聞きながら納得してしまいます😂😂😂

超美人で男性どころか女性たちの憧れだったと評判のモルに似てすっと通った鼻筋とシャープなフェイスライン、イケメンで女性にモテない日はなかったファルのしっかりした意志の強そうな目元と自信を漂わせる口元がそっくり😂😂😂

誰もが憧れる美女とイケメン夫婦に、モルに似て優しく花のような美しさの姉たち、かわいらしくて天使にしか見えない末っ子ヴァシリオス…。

広い世の中を片っ端から探してみれば、誰もが羨むほどの恵まれた容姿をした一家とは本当にいるものだと感動さえ覚えた、今日のフィーカはこちら。



Strawberry Mascarpone Tart.

夫のゼノは甘いストロベリーが大好き😊😊😊💕

今日は諸事情があって子犬のアーサーとアーサーの兄クリストフ、さらにドギーのエヴァンゲロスを連れてコンサバトリーに行き、泥んこまみれになりながらも健闘してくれていたゼノのために、マスカルポーネのタルトを焼きました😊😊😊💕

マスカルポーネとは、ヴァシリオスが半分血を引くイタリアのクリームチーズのことで、甘くてフレッシュなストロベリーと合わせるとチーズケーキになり、相性もピッタリ😊😊😊💕

チーズをたくさん使えばボリュームもでるからしっかりお腹に貯まり、質のいい乳製品を摂取することだってできてしまう優れものです😊😊😊💕


何をしてもどんな時も美しい、ギリシャの末っ子天使・ヴァシリオスが変わらぬ美貌を保っている秘訣は、何と言っても子供の頃から積み重ねて来た小さなトレーニングの数々で、それはどれも超美人と人気でモデルと女優をしていたモル仕込み😊😊😊💕

末っ子の男の子らしく、モルが姉たちに美の秘訣を伝授している姿を見てはこっそり真似していたといい、それがモルたちに見つかったら姉たちの計らいもあり、それ以来仲間に入れてもらって一緒に覚えたそうです😊😊😊✨

私のママもパリピを除けば頭も良くて美人でスタイルも抜群だけど、やっぱり美と知性を全面に出す職業のモルがいると違うよね😊😊😊💕

何せ私のママ、美人で特に何もしなくてもその美しさが周囲へと伝わってしまう人だからメイクなんてほとんどしてなくて、仮にメイクアップの全行程が10ステップあるとしたら4ステップが基本で、6ステップもやればかなり頑張って塗りまくった部類になるから、ティーンエイジャーになった私にそのまま教えてしまって結婚式の直前まで正しいメイクの仕方を知らなかったから、覚えることが多くて、美人なモルを持つと娘は苦労します😅😅😅

しかし、ヴァシリオスのモルは美に特化した究極のプロであり、モデルデビューのきっかけは道端のスカウトだったけど、コンテストにも出てみないかとエージェントに勧められたら初めて参加したのに見事優秀しちゃった経歴を持ち、その知的な美しさから女優としてオファーされる役柄は現代的ならキャリアウーマン、古典やファンタジーならお姫様や貴族の役が多かったというほどの美貌に賢さと上品さとかわいらしさを持ち、そんなモルを持つ美しい末っ子天使がいたら…お手入れの方法とか超気になっちゃうでしょう?😂😂😂

その一つが「早口言葉をはっきり言う」ことなんだそうで、例え早口で言えなくても顔全体の筋肉を全て使い、日常生活では使いきれていない部分を鍛えておくことがポイント😊😊😊💕

日本にいた頃は「英語の発音をすると美容にもいいんです!」という話を聞いていたけど、実はそれだけだと口元しか鍛えられず、おでこや眉間のシワ、口元のシワや頬のたるみには効果なし🥶🥶🥶

美容の現実って、超怖い…😇😇😇

そこで今朝の早口言葉「The Great Greek Grape Growers, Grow Great Greek Grapes.」をしっかりと、そして口を大きく…いえ、かなりオーバーにはっきりと動かしながら天使の小さなお顔全体を鍛えていると、現れたのは何もなくても日常的に大爆笑で表情筋が半端ないもう一人のボディガードで超オープンマインドなハゲ頭、ジョージおじさん。

ジョージおじさんからすればギリシャという栄えた帝国が、それもヴァシリオスがルーツを持っているとされるコンスタンティノープルがGreat(偉大)だったのは過去の話だからと、この早口言葉を「The Great Greek Grasshopper is Greedy and Gets The Greek Grapes.」(偉大なギリシャのグラスホッパーは欲張りで、偉大なギリシャのブドウをもらう)とさらに長く変えてしまい、ジョージおじさんとヴァシリオスは大乱闘😅😅😅

宗教的には非常に上手いこと言ったけどね、ジョージおじさん😂😂😂

母国を遠く離れた今も生まれ育ったギリシャを愛している末っ子天使と、行った先々全ての国が母国になるタイプのジョージおじさんでは、そもそも「愛国心」が違っていた、今夜のディナーはこちら。



Potato Gratin.

Sicu Leave(病欠)する前のヴァシリオスは身長181cmで体重66kgとほぼ人生でマックスに近い体重までリアムがせっせと太らせておいたのに、激痛に耐え続けたことでたったの61kgしかなくなってしまったので、今夜は高GIのポテトでボリュームたっぷりのグラタンを作りました😊😊😊💕

トマトとポテト、チーズの組み合わせって、国を問わず何でこんなに美味しいんだろう😊😊😊💕

これは俗に言う「食の黄金比」であり、同時に「魔の味」でもあります😊😊😊💕

ゼノも美味しいといってモリモリ食べてくれるし、子犬のアーサーとアーサーの兄クリストフもローカルなポテトボーイだから美味しそうによく食べてくれて、ドギーのエヴァンゲロス兄さんは食べ方を知らなかったみたいだけど、家族になってからは食事の時間が楽しいみたいよ😅😅😅


2日目の出勤を終えて帰宅した、スコットランドの青年、ファーガス。

何でもミドルクラスの会社でインターンシップを積んだのち、騙されて超ド級のブラック企業に就職してしまったからなのか、会社には素晴らしい社員たちが揃っているから本当に仕事がやりやすく、アルバイトとかはまだ会ったことがないから全てではないかもしれないけど、フルタイムの社員たちでサボる人なんて一人も見当たらないと、真面目に正直にやっていればちゃんと評価してもらえて仕事が楽しいと、喜んでいます😅😅😅

このうら若き青年は、今までどれだけのブラック企業で、どれだけ上司からリスペクトされず、貶されて生きて来たんでしょうか…😅😅😅

違いと言えばゼノが社長に就いた会社はダディのセバスチャンがたったの一代で大きくしてしまい、超天才肌で物事の見通しがついてしまう人だから「これからの時代はこれだ」と思って採用してきたことが全てプラスに出て、今では待遇もお給料も良くて働きやすい、超一流のホワイト企業と呼ばれるようになったので、まだまだ荒削りで磨けば光るところが多分にあるとされるファーガスなら、将来のためにもこのままやる気を削がない環境に身を置き、即戦力として成長してもらうのが一番です😊😊😊✨

まあ…この経営方針とスタンスだから、セバスチャンはしょっちゅうアメリカ人経営者だと思われてるんだけどね😅😅😅

待遇とお給料をよくしてあげる代わりにお給料の2倍は働けと思っているのがアメリカ人経営者、待遇とお給料は最低限だけど解雇までは時間的猶予があるのがイギリス人経営者😅😅😅

セバスチャンは誰であっても入社したら全員がファミリーだから社員を大切にするのは当たり前、待遇とお給料を他よりずっと高めにしておけば社員たちのやる気も上がり、サボっていて仕事をしない社員がいれば「こいつを解雇してくれ!」と訴え出てくれるから損失が少なく、より頑張ってくれる社員には一年を通して数回のアワードや賞与を出す。

これはきっとゼノとセバスチャンが親子3代で同じ名門寄宿学校に学び、その学校が入学した瞬間から全員をファミリーと認めてくれていたから、その考え方が今も残っているんでしょう😊😊😊✨

子供の頃に素晴らしい経験ができると、その後の人生が豊かになるね😊😊😊💕

私も新参者のボスとして、ダディを見習おう!


God natt...