今朝はあまりにも突然の来客に見舞われ、何の前触れもなかったから心底ビックリした私たち。
それもそのはずだったというか、どうやったのか弱いとはいえ電流が流れるゲートを飛び越え、庭から侵入して来た一人の青年がいたんです😂😂😂
非常に整った容姿をした青年はここイギリスの未来を担う次期国王・ウィリアム王子のようなヘアスタイルをしていて(超失礼)、背が高くてすらっとしているけど体付きにも恵まれ、朝からやらかしている事案に反して温厚で超マナーのいいスマートな英国紳士、といったところ😅😅😅
私を見るなり青年は「おっと!Sorry, madam?」と優しく微笑み、そうかと思えば雇用しているボディガードで天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスを見るや否や突然人と関わる方法を変え、「おい、アンゲロス!朝から人をこき使いやがって!」とブチギレたじゃありませんか…😂😂😂
ゲートを掻い潜れたのもそのはず、この青年はヴァシリオスともう一人いるボディガードのジョージおじさん(ハゲ頭)と同じ警備会社に所属しているこちらもボディガードで、ヴァシリオスが何かをお願いしたことで朝早くに来てくれただけでした😂😂😂
警備会社には通知してあったからね、ゲートに触れずに済む開け方…😂😂😂
※ヴァシリオスのファミリーネームはギリシャ語で「天使」を意味するアンゲロス。

青年は私たちに超丁重な挨拶をしたかと思ったら名前はアレクサンドロスだと断り、いきなりヴァシリオスに殴りかかったから一大事😂😂😂
しかしヴァシリオスはモデルのようにほっそりしているけど母国ギリシャでは若くして要人のSPをしていたほどの実力派で、殴りかかった身長190cmも近そうな青年を片足だけで張り倒し、転倒させたかと思ったら今度は革靴を履いたまま青年を踏んづけてみたりと、いつにも増してサディスティックなことばかりして反撃する姿なんて、日頃の穏やかでおとなしい性格からは想像もできません😂😂😂
青年に「まだやりますか?」と聞くヴァシリオス。
同時にヴァシリオスは「あなた程度の実力で、僕に勝てると思ってるんですか?」と満足そうな笑みを溢し、なおもブチギレた青年は「お前なぁ、それが長年の友達に物を頼む態度か?」と呆れ果て、大爆笑しながら二人を止めに入ったのに青年とヴァシリオスからサンドバッグに代用されたジョージおじさんが一番かわいそう😂😂😂
そして「ほらよ、アンゲロス!」と青年がヴァシリオスに放り投げて手渡したもの、それはフルーツがたくさん入ったエコバッグ😇😇😇
ねぇギリシャの天使、これって天使が食べたくておねだりしたものなんじゃないの?😂😂😂
聞けばヴァシリオスとアレクサンドロスはギリシャのインターナショナルスクールに在籍していた頃からの古い付き合いなんだそうで、一緒に移住した友達のアレクサンドロスをヴァシリオスが朝早くからこき使い、ティーンエイジャーみたいな「パシリ」を働いていたことが発覚したので、居候している超イクメンの末っ子リアムに叱られました😂😂😂
リアムに「バジル、友達には優しくしないといけませんよ!幼い頃にそう習ったでしょう?」と言われても、ヴァシリオスは「僕は生まれた時には大人でしたからね。幼い時代はなかったんです」と言い放つ、この屁理屈😂😂😂
末っ子が同じく末っ子をこき使うと長男のおじさんが一番大変、そう学んだ今朝の朝食はこちら。



Harbal Apple Pancake.

アレクサンドロスがヴァシリオスのために差し入れしてくれたフルーツの中にアップルがたくさん入っていたので、今日はシナモンとハーブを効かせたアップルのパンケーキを焼きました😊😊😊💕

何でもヴァシリオスは定期的に大量のフルーツを食べたくなる時期があるといい、毎回こうしてアレキサンドロスに「お使い」させているというからさっそくお世話を焼くリアム😂😂😂

実は悪ガキのヒューゴと同じで「何だかお世話してあげないといけないような…?」といった雰囲気を併せ持つヴァシリオスにおねだりされるとアレキサンドロスはなぜか毎回断ることができず、ついついお願いを聞いてしまうところは長男タイプですが、こちらは歴とした男の子4兄弟の末っ子😂😂😂

この息子たちが所属する警備会社には末っ子たちばかりが大量に集まり、仕事以外では常に問題ばかりを起こして回る末っ子たちのお世話を働くのはジョージおじさんとほぼ決まっていて、それを末っ子たちは「Hygge」(居心地がいい)だと思って譲らないそうです😂😂😂

確かにデンマークには「子供のお世話をしてかわいがるついでにちょっと甘やかしちゃうおじさん」のことを指す「Hyggeonkel」(ヒュッゲなおじさん)なんて言葉もあるけど、末っ子たちが集団でフル活用するのはどうなんでしょうか…😂😂😂

大爆笑しているジョージおじさんがバイタリティも豊富で良かったね😂😂😂

正しい言葉の使い方としては「彼ってHyggeonkelなの」とか「子供たち、Hyggeonkelが遊びに来てくれたわよ!」といったところで、決して「長男のおじさんにお世話をさせる」ではないのに、需要が高い長男のおじさんたち😂😂😂

末っ子で超イクメンのお世話上手は、アレクサンドロスが来てすぐにお茶を出したり労ったりしていたリアムくらいしかいません…😂😂😂


本性はたっぷりのお世話が必要な手のかかる末っ子だということが発覚した、ギリシャの天使ことヴァシリオス。

両親と祖父からBasilius Konstantinos Angelosと非常に美しくも高貴な名前をもらっておきながら性格は超ハードボイルドで、古代ギリシャが産んだ端正な美術品かと思うほどの美しい見た目に反してやることなすこといかにも男だったりします。

朝食が済んだあともアレクサンドロスがまだ帰らなかった理由、それはさらなるパシリ計画を立てていたヴァシリオスが遂行に移そうとしていたからで、フルーツを差し入れするのはついでで本来の目的はキッチンを借りて料理をしに来たから😂😂😂

ゼノもそうですが、なぜ仕事ができる末っ子の周りにはお手伝いさんのような、甲斐甲斐しくも献身的で母性に溢れた長男タイプの青年たちばかりが集まるんでしょうか…😂😂😂

だってゼノも仕事が抜群にできる代わりに家事が何一つできなくて、同僚で年上の部下だったウィルおじさん(著しいハゲ頭)と実は同い年で部下だったテディおじさん(ハゲ進行中)が仕事で手厚くフォローしてもらっているからと、料理も掃除も洗濯も全てやってくれていたじゃない?😂😂😂

相変わらずウィルおじさんはドッテルたちにハゲ頭だといじめられて(※愛されて)いるし、テディおじさんは温厚で真面目なモルに兄や妹と家庭に恵まれているのに、亡きファルの兄たち一家がモラハラ過ぎて養女を迎えたあとも手間がかかって大忙しですが、変わらず連絡は頻繁にくれています😂😂😂

テディおじさん、年が明けたらガンで闘病中のモルが再び倒れて入院したから大忙しだと言っているのにも関わらず、またファルの兄一家がモラハラ騒動を起こしたからブチギレながらもウィルおじさんと二人で故郷エジンバラまで駆けつけ、解決したりと本当にてんてこまい😂😂😂

ウィルおじさんのパートナーでドッテルたちのモルこと超パワフルなイザベラを連れて行った方が、何もかも早く済んだかもしれません😂😂😂

あのカップルは「心優しく微笑む再生の神」がウィルおじさんで、「小柄だけど超笑顔で無意識の破壊神」なのがイザベラだからね😂😂😂

二人がキャンプなんてした日にはウィルおじさんが悲鳴を上げまくり、イザベラが野生の精神で二人のドッテルたちにいい教育を施してくれること間違いなし😂😂😂

もう…あの二つの家族には幸せな家庭であることだけを願うことにしました😂😂😂

温かくなったらまたイザベラたちを誘って、庭でBBQとかしたら楽しくなるよね😊😊😊💕


キッチンを使いたいならこちらも男の子だから手伝った方がいいかと思って聞いてみると、アレクサンドロスは「奥様は何もご心配いりませんよ。ゆっくりしていてください」と紳士的な態度を取る一方、ヴァシリオスには「おい、アンゲロス!お前それだけはやるなって言っただろ!?」としっかり者で兄の要素も豊富だったので、ひとまずここは任せて私たちはヴァシリオスの誕生日プレゼントを決めることにしました😊😊😊✨

今回ゼノの提案で、ヴァシリオスには「Hygge Boks」というヒュッゲに必要なアイテムを揃えた箱をプレゼントすることにした私たち😊😊😊💕

これには主に香りのないキャンドル、お気に入りのブランケット、温かくて上質なウールのソックス、温かくてお気に入りのカーディガンまたはセーターなどの上着、お気に入りのお菓子に紅茶やコーヒーなどのドリンク、ドリンクに入れるお気に入りのジャム、お気に入りの音楽、お気に入りの映画やドラマ、お気に入りの本、大切なフォトアルバム、何度も読み返したくなる思い出の詰まった大切なレターやカード、「Hygge Dagbog」というヒュッゲ日記を付けるためのノート、いつでも手紙を書きたくなった時に書けるペーパーとペン…などなど、自分自身が居心地良く過ごすための「お気に入り」をたっぷり詰め込んでいきます😊😊😊💕

話し方や立ち居振る舞い、身のこなしなどから察することができてしまうほど、ギリシャでは非常に裕福な家庭の末っ子として生まれ、たっぷりの愛情を注がれて育ったことが伺えるヴァシリオス。

こういった愛される経験をした子供というのは心が満ち足りているから「お金で簡単に買えてしまう高価な物」というものはほとんど欲しがらず、どちらかというと「何か特別なもの」が好き😊😊😊💕

ヴァシリオスの理想はSomething Nostalgic(何か懐かしいもの)、Something Memories(何か思い出のもの)、Something Happy(何か嬉しいもの)、Something Hygge(何か居心地のいいもの)、And Something Lagom in my mind(そして心の中のちょうどいい何か)だということは昨日ジョージおじさんが暴露したおかげでわかったことだし、今あるお気に入りのものに少しずつプラスする形で揃えてあげるといいでしょう😊😊😊💕

幼くして両親や姉たち、親族の全てを一人残らず亡くしてしまったけど、基本はお利口な性格をした坊やだからね、ヴァシリオス😂😂😂

そこでゼノと話し合ったものがこちら。



映画「The Killing」で女性刑事のサラ・ルンドが着ていたことでセーターが評判になり、デンマークの国民から今も根強い人気を誇るGUDRUN&GUDRUNというブランドのソックス。

映画の影響であまりにもGUDRUN&GUDRUNが人気になり過ぎちゃって、本社があるフェロー島では一時期品切れだったほど😅😅😅

ナチュラルなウール100%で温かく、保湿性にも優れているので、寒い冬は大活躍します😊😊😊💕

写真では恐らく女性の足だと思いますが、こちらはユニセックス😊😊😊💕

ゼノも温かくてお気に入りです😊😊😊💕

しかもこれ、質が良くて長持ちするのにフィンランドで人気のFrom F(元TOIVO)と値段もそこまで変わらなくて、シンプルなデザインが好きな女性や男性には特にオススメ😍😍😍✨

TOIVOは男女を問わずかわいいデザインが好きな人に、GUDRUN&GUDRUNは飾らないデザインが好きな人に向いてるのかもね😊😊😊💕

一家でもTOIVOのかわいい羊のデザインは羊が好きな私とゼノの他にリアムも好きで、大人なジャックとヒューゴはこちらのGUDRUN&GUDRUNが好きだったり😊😊😊✨

こちらは暖かい日本やギリシャと違ってまだまだ寒いから、これを入れておけば温かくてノスタルジックなヒュッゲになるに違いありません😊😊😊💕



こちらは同じくGUDRUN&GUDRUNのストール。

ここヨーロッパや北欧、特にヒュッゲの国デンマークでは男性もストールを使うのが一般的で、ギリシャ出身で寒がりなヴァシリオスにも一枚あればいいとのことでこちらを選びました😊😊😊💕

ヴァシリオスも10年前に移り住んだスコットランドで質のいいものを一枚買っていたんですが、寒い国での暮らしが初めて過ぎて当初は使い方がイマイチよくわからず、何度か酔っ払った同僚たちのせいで焦がしていて…😅😅😅

こちらは暖炉を使うことが多いからね😅😅😅

ちょっと焦がし方が酷かったので、ついでだから買い替えてプレゼントします😊😊😊💕

スコットランドの警備会社ではあまりいい思い出がないみたいだからあえて多くは聞かないけど、いったい何したらあんなに焦げたのかしら…?😂😂😂



全くの余談ですが、こちらはGUDRUN&GUDRUNのカーディガン(レディース)。

これは私が持っているものと同じもので、温かくて今年の冬は大活躍しています😊😊😊💕

そう…日本の会社に勤務していた6年間は住んでいたフラットで室内の暖房はほとんど使わなくても良かったほどに温かく、エアコンだって年に数回しか使わなかったから暖かいセーターもソックスも必要なくて、帰国と移住をしてからガタガタ震える日々を過ごしている私…😂😂😂✨

ゼノは体が弱いから日本でも風邪を引かないようにモコモコのソックスを履いていたけど、きっとヴァシリオスもギリシャから引越して来たばかりの時は似たような気持ちだっただろうね😇😇😇

本当に…温かい国から久しぶりに戻って来ると、防寒対策には何かとお金が必要になるのよ😂😂😂


私たちがドローイングルームでヴァシリオスの誕生日プレゼントを考えている間に、キッチンでは一人大騒ぎしていたアレクサンドロス。

どうやらヴァシリオスに頼まれて何かを料理していたものの、珍しくヴァシリオスが末っ子全開にじゃれつきながらふざけていたようで、作業の邪魔をしては「おい、アンゲロス!お前何してるんだよ!」と叱られ、一人で静かにしていれば結局はイタズラしていたから「お前なぁ、俺は真面目に作ってるんだぞ?」と、呆れられていたようです😂😂😂

ジョージおじさんなんてお手伝いの名目でキッチンに呼び出されたのに、また末っ子たちからサンドバッグに代用されてるし…😂😂😂

日頃のヴァシリオスは超シャイで超真面目でかなりおとなしい性格をしていて、何でも自分から率先して取り組んだりもするし、亡くなったモルがイタリア人で子供の頃から料理を学んでいたことで誰よりも上手に作れるんですが、久しぶりに友達と会ったら甘えたくなったんでしょう😅😅😅

そしてアレクサンドロスが一人大健闘した末に、なんと作ってくれたフィーカのお菓子がこちら。



ギリシャのバクラヴァ…😇😇😇

ねぇ、男の子が作ったにしてはすごく上手にできてると思わない?😂😂😂

だって私がアラブの王子様と呼んでいるアリが年に2回ほど送ってくれるバクラヴァはアラブでも最高級の部類に入っているけど、失礼ながらもっとぐちゃぐちゃで周りももっとペラペラしていて、全体的にしっとり…いえ、ベタベタしてるのよ😂😂😂

味もほんの少しだけ甘さ控えめらしいけど凄く美味しかったし、作りも繊細で丁寧😂😂😂

これは…年に数回だけ作る私も、アレクサンドロスに作り方を教わった方がいいかな?😂😂😂

ギリシャではバクラヴァによく合うと密かに人気だというトルコのお茶もすごく美味しくて、作ったのが男の子でも決して侮ることはできないほどの出来栄えです😊😊😊💕

アレクサンドロスの一家はお金に余裕があったから全員でギリシャからここイギリスに移住して、今はイギリスに住む外国人の中でも成功した家庭。

今までゼノを見ているだけで、家庭が裕福過ぎる男の子は家事の一つも覚える必要がなかったんだと思っていたけど、これは是非とも私たち女が訂正しなければいけません😂😂😂

ゼノはセバスチャンが超裕福なシングルファーザーだったから家事も育児も雇っていたスタッフが全てこなし、ヒューゴは実家が破綻するつい最近まで雇ったスタッフ、リアムの一家はミセス・デビルこと超適当で超雑と評判のモルが料理をするのは末息子が病気をした時だけ、ジャックの家庭はどんなにお金があっても自分自身で取り組む北欧スタイル。

しかし家事ができる男の子をランキングにしてしまうと、1位リアム、2位ゼノ、3位ジャック、4位ヒューゴ(この息子は掃除と片付けだけ)の順。

生きる上で一番生産性のある知恵と趣味を持っているのは超イクメンの末っ子リアムだから雇ったスタッフでも充分立派でホスピタリティに溢れる優秀な子供が育つことくらいわかりましたが、息子たちに自立を促すことも教育の一貫でしょう😂😂😂

ヴァシリオスもジョージおじさんの前では家事なんてやらない息子だからね😂😂😂


今回、アレクサンドロスが私たちにわざわざ手のかかるバクラヴァを手作りしてくれた理由。

それはヴァシリオスがアンドロギュノスという遺伝子異常から男の子にして女性の生理を経験するはめになってしまい、耐え難い激痛に耐えていたその期間をずっと超イクメンの末っ子リアムが心からの愛と献身で行き届いた手厚い看護をしてくれたので、親友がお世話になったからとそのお礼も兼ねて作ってくれました😊😊😊💕

愛する家族とは早くに死に別れてしまったけど、いい友達に恵まれて良かったね、バジル😊😊😊💕

ですが一応事の真意を確認してみると、本当はヴァシリオスが作ろうと思ったけどヴァシリオス自身がアンチシュガーの子供だったというか、誰に言われたわけでもないのに甘いものを食べ過ぎて虫歯になったり太るのは嫌な性格をしていたこともあって作り方を知らず、ならばとアレクサンドロスにまずはフルーツの差し入れをしてくれるよう「パシリ」を要請し、そのついでも兼ねて「あなたには以前、僕の体がアンドロギュノスであることをお伝えしてありましたよね?実はその件があって体調を崩してしまって、クライアントの奥様とそちらの家庭で同居している男性に多大なご面倒をおかけしてしまったんです」と丁寧な前置きをしたまでは良かったものの、「お世話になった男性とクライアントの夫妻がバクラヴァも好きだと仰っていたんです。僕もあなたの"手となり足となり手伝います"から、作ってくれませんか?」と提案されたので、またこの末っ子にうっかりこき使われることになるとも知らず、ノコノコ来てしまったそうです😂😂😂

今日一日にヴァシリオスがやったことなんて、おとなしく一人バクラヴァのフィロで遊んでたことくらいじゃなかった?😂😂😂

本当にもう、これだから末っ子は…😂😂😂

こうなったら仕方がないから、ここはこのお姉さんが一肌脱ぎましょう😊😊😊💕

アレクサンドロスに対するお詫びも兼ねて急遽ディナーパーティーだった、今夜のディナーはこちら。



ギリシャのピタピザ。

ホームパーティーといったら今の時代はピザが定番メニュー!ということで、ピタパンにたっぷりのトマトソースとたっぷりのオリーブ、そしてズッキーニとフレッシュなバジルを乗せました😊😊😊💕

日常的に地中海料理が中心のギリシャにはお肉を使ったメニューも多く存在するけど、ベジタリアンの人口も高めなのか、アレクサンドロスも野菜中心のメニューでOK😊😊😊💕

ゼノにアレルギーが多過ぎて一家では仮にパーティーでも積極的に使うことは避けているので、「お肉を食べない」もしくは「お肉がなくても平気」なゲストだと助かります😊😊😊💕

苦労するのは、やっぱりジョージおじさん😂😂😂


訳あって…というか、去年の暮れに高齢だった祖父の弟が病気で亡くなり、ギリシャに一時帰国していたこともあってヴァシリオスと会うのは久しぶりだというアレクサンドロス。

同じアテネの出身で幼い頃から一緒に過ごして来たというアレクサンドロスが何よりも一番驚いたことは、あれほど酷い嗅覚過敏と感覚過敏があるせいで家族としかまともに触れ合うことができずにいたヴァシリオスがすっかりリアムに懐き、何なら何も知らない部外者が見たら恋人かと思うほどリラックスした様子を見せていたので、「お前、いったい何があったんだ…?」と震えて一言😂😂😂

リアムは性的マイノリティでも気にすることなく毎日を楽しく暮らしているけど、ヴァシリオスとアレクサンドロスはギリシャ正教会だからちょっと抵抗があったのかな😂😂😂

しかしギリシャ人らしく明るい性格をしたアレクサンドロスは少し考え、「なぁ、アンゲロス。お前さっき生理がどうこう言ってたけど、男の見た目で買いに行くのは何かと大変だろ?奥様に頼むって方法もあるだろうけど、今のうちに俺のガールフレンドに頼んで買って来てもらうか?」と提案し、古い男の友情は保たれたからホッとしました😊😊😊✨

アレクサンドロス、強面の美青年ながら性格も整った真のいい子じゃない😊😊😊💕

ヴァシリオスもそこはやっぱり気にしていたのか、「そうですね。男の僕が買いに行くのは少し恥ずかしい気持ちもありますし、奥様や…それこそ同性のリアムに頼むなんて申し訳なくてできません。あなたにガールフレンドがいるなら、お願いしてもいいですか?」といい、珍しく…いえ、人生で初めてヴァシリオスにパシられなかったことに、アレクサンドロスは心から感心しています😂😂😂

ギリシャでどれだけこき使って来たのよ…😂😂😂

実はヴァシリオスの大ピンチだからと献身的なお世話に夢中だったことで、大の女性嫌いなのにほぼ全ての生理用品を買いに走り、女性専用とも思われる薬だって買いに行き、究極のホスピタリティから動くことすらままならないならとベッドでナプキンまで替えてあげたりと、かのマザー・テレサや「クリミアの天使」ことナイチンゲールを超え、聖母マリアのような慈愛に満ちた心で尽くすことしか頭になかった末っ子、リアム😂😂😂

今になって手が震えていると言っていたから、こちらも成長の一歩になったことでしょう😂😂😂

友達の存在って素晴らしいね😊😊😊✨


God natt...😊😊😊💕