今朝…自宅の外で見てしまった、世間一般的に「見てはいけない光景」の一コマ。
それは私が夫のゼノとボディガードで天使のような美青年・ヴァシリオスを連れ、久しぶりに子犬のアーサーとお散歩に行った時のこと。
賢いアーサーはゴールデン・レトリーバーのパピーなだけあってスポーツも得意で、将来は大型犬の名に相応しく1日に5-6回はお散歩に行っているので、朝はいつもゼノの役目です。
そう、だから「私」は久しぶりのお散歩。
そしてここイギリスでは一年のうち最も幸せになれる結婚は6月とされていますが、曜日だけで言うならまさに今日の水曜日こそ週で一番幸せになれる日だとされていて、私たちもゼノの希望と願いから9月の水曜日に結婚式を挙げました。
ここまでならいい話でしょう?😊😊😊💕
そのため今日は住んでいるここハムステッドでも結婚式があるのかすれ違った人たちの中にはブライズメイドらしき女性の姿もあり、パリピな私は「おめでとう!」とか「幸せにね!」と見ず知らずの相手を祝福していたところ、そこに朝も早くから現れたのは「花嫁、見事なハゲ頭」の姿で、ハゲフレンドリーだから大爆笑😂😂😂
ゼノに聞いたら昔のイギリスでは女性という存在こそが一家の貴重な働き手とされ、その女性を妻に迎えるとなると女性側の家族は大事な労働力を失うことになるから何とかこれを阻止することに務め、そうはさせまいと花婿の親友(現在のベストマン)が事前に花嫁を誘拐しておき、それを助け出すのが花婿にとって最初の仕事だったからその習慣にちなみ、今でもこうして花婿の友達が花嫁に扮して「私を探し出してー!」というイベントにしているんだと言っています😂😂😂
マッチョなハゲ頭にウェディングドレスを着せるなんて、花婿は絶対パリピに違いない…😂😂😂

ギリシャからイギリスに移住して10年近くが経つヴァシリオスはこんな光景を見るのは初めてだと言葉を失くし、もう一人いるボディガードのジョージおじさんが身長191cmの巨人で超マッチョなツルッツルのハゲ頭ということもあってその姿と重なったのか、冷静に「ゲオルギウスが悪さをしているのかと思いました…」と言ったあとはなるべく見ないようにしていて、セクシーなハゲ頭が超魅力的だと思う私はその男性に「写真撮ってあげよっか?」と声をかけたものの、静かにしろというジェスチャーをしていたから見守ること、数分😊😊😊💕
恐らくアッシャーだろう見た目の男性に誘導され、民家の前でこちらに背中を向けて立っているディナースーツ(タキシード)姿の男性の後ろにハゲ頭が近づき、そっと男性が振り返った…その瞬間!
…期待した花婿にぶっ飛ばされたハゲ頭😂😂😂
よく飛ぶこと😂😂😂
超真面目で超シャイな性格をしているせいか唖然とした顔で目が点になっているヴァシリオスとは対象的に、日頃は超一流のエリート紳士でシャイの代表選手と評判のゼノも珍しく自慢のパピーフェイスでお腹を抱えて笑い転げ、あまりにもエンターテイメントの要素がたっぷりで面白かったから、大満足だった私も言うことはありません😂😂😂
もう、結婚式最高!😂😂😂
これほど高いレベルで周りの人たちを笑顔にする効果があるなら、こうしたサプライズ(?)があるとイベントも楽しくなること間違いなし!😂😂😂
Tack skalling, och grattis på bröllopsdagen!!
幸せなカップルの結婚式前にお腹が痛くなるまで笑った今朝の朝食はこちら。



ピーナッツバターとバナナのブレッド。

今日は居候している超イクメンの末っ子リアムが密かにお気に入りのピーナッツバターを使い、シンプルなバナナ入りのパンを焼きました😍😍😍💕

超イクメンのリアムは爽やかなイケメンでもあるから女の私よりも美容に関心が高く、ティーンエイジャーの頃にはすでに「お肉は食べない」「夜更かししない」「水は1日3リットル」といったマイルールを持ち、さらに18歳で成人してから「アルコールは少し」「タバコは絶対に吸わない」という考えも加え、今では30代にして20代のお肌をしているから超羨ましい😂😂😂

ただしリアムは上級生だった同居人のヒューゴに子供の頃は何度も悪さに誘われ、とうとう仲良くしてもらっていた"ヒューゴ以外の上級生"に誘われるがまま「未成年飲酒」なんてバカなことをして校長先生に呼び出された過去があるので、「あの時アルコールなんて飲まなければニキビもできなかったのにぃ…」と、今になって後悔しています😂😂😂

ヒューゴはゼノが面倒を見た下級生たちの中では群を抜いて手のかかる悪ガキだと上級生たちから大評判だったし、末っ子同士でうっかり同調することを覚えると後悔して当たり前😂😂😂

ゼノもよく勉強とスポーツが得意で人望のある優秀な生徒という立場を維持しながら悪ガキだったヒューゴのお世話をして、なおかつ稀に見るモラハラ一族だった養親たちに代わってヒューゴの人格形成に必要な教育まで責任を持ったりと、校長先生が「ゼノにもう面倒を見切れないと言われたら他に方法はありませんよ?」なんてヒューゴに言い渡した気持ちも、理解できなくありません😂😂😂

考えられる他の方法、それはいわゆる「退学」とか「放校」と呼ばれる手厳しい処分ただ一択。

悪ガキでも人生を変えてくれたゼノと出会えて良かったね、ヒューゴ😂😂😂

別格と名高い超一流の名門エリート校に入学したなら、まともな英国紳士に育って欲しいものです。

そう、少なくとも「まとも」な紳士に…。


今日は一家全員でリアムの実家にお邪魔して、一族の人たちが揃ってティーパーティー!

一人息子にだけは情けも容赦も血も涙もなければ配慮の欠片もないことを自覚しているモルが私にチャットをくれて、「スタッフのお二人も連れていらっしゃいね!」と入っていたので、お言葉に甘えてヴァシリオスとジョージおじさんも連れて行くことになりました😊😊😊✨

そう、リアムのモルと姉2-5は育児をするなら断然「女の子派」という主義主張をしていて、一人息子で末っ子の弟以外には超細やかな気遣いと配慮ができるから私たちには超優しく、これがあるから姉たちの中ではファルが同じ姉1としか分かり合えないと思っているリアム😂😂😂

長女以外の姉たちは揃いも揃って言動が真逆の超ツンデレ集団ということもあり、おまけに50歳も手前だというのに亡きダイアナ妃にも似た超かわいらしい見た目をしている長女を除けばモルを含む全員が「確実にアン王女」といった雰囲気の超凛々しくて逞しい一家ということも加わり、超イクメンの末っ子にだけは常に容赦なくビシバシ来るからなるべく帰りたくなかったんだそうです😅😅😅

ついでに実家だと性的マイノリティを隠して結婚したお嬢さん(※彼女は女性が恋愛対象)とは嫌でも顔を合わせなければならず、大の女性嫌いでもあるから昨日も嫌だ嫌だと駄々を捏ね、なかなかスムーズに家族のもとへと帰ることができません😅😅😅

見た目だけならここイギリスの前国王、フィリップ王配にも似た長身のイケメンで頼みの綱だったファルは「全てが情けない」と酷評されるようになって長く、ただいまリアムも無事大人になって結婚したからもう一度夫婦になって欲しいとリアムのモルに頼み込んでいる真っ最中で、息子にかまってられないほど忙しいんだよね😂😂😂

常に躾と教育ならかわいい我が子が最優先だったモル、常に元ワイフで自身のマム代わりでもあったのではないかと疑惑を持たれているモルに夢中で仕方がないファル😂😂😂

どちらが息子の味方でしょうか?😂😂😂

私はモルに一票かな😇😇😇


ティーパーティーは来てもらうんだから手ぶらでいいと言ってくれたけど人数が多くて申し訳ないと思い、昨日のうちに作っておいたお菓子を持参。

リアムは昔からスポーツと編み物が得意で、さらに趣味の一つがお菓子作りという家庭的な子だからアシスタントにするとなかなかよく働き、一家に滞在する他の男の子たちよりも遥かにこなせる家事のレベルが高くて、このお姉さんは大助かり😂😂😂

同じ末っ子でもヒューゴに手伝わせたら「男の料理は大火災」が当たり前だから居合わせた周囲も一人として気を抜くことができず、ハートフルなジョージおじさんと同じく脳みそ筋肉で基本は超適当、細かいことは一切気にしないどころか気にもならないという雑な性格も合わさり、どちらが役に立つ末っ子で男として優秀かなんてわかりきったことは言わない方がいいでしょう😅😅😅

本当にもう、家がいくつあっても足りない子なんだから…😂😂😂

今日持って行ったお菓子はこちら。



ホワイトチョコレートとラズベリーのタルト。

今日ティーパーティーを楽しんだらリアム一家とはバレンタインまで会う機会がなさそうだったので、一足先にチョコレートメニューを作ったらいかにも冬の見た目をしたタルトが完成しました😊😊😊💕

甘いチョコレートと少し酸っぱいラズベリーの相性もピッタリ😍😍😍💕

作っている最中にゼノと仔犬のアーサーが忽然と姿を消し、慌てて一家総出で大捜索しないといけないんじゃないかと騒いでいたらサクッと戻って来て、ラズベリーを持って登場😂😂😂

なんとタルトの上にもラズベリーをトッピングして欲しかったから超珍しく自力で車を運転し、買いに行くことにしたんだそうです😂😂😂

もう…物凄い行動力を発揮するなんてごく稀なことからビックリした😂😂😂

※今年、運転は今日で4回目だった夫。


今日は賢い仔犬のアーサーもティーパーティーにお呼ばれしたから一緒に行き、リアムの姉2と姉5の一家で飼われているドギーたちにそれぞれ遊んでもらったからパーティーの間は大はしゃぎ。

日頃から人間にも他の犬にも吠えることがないアーサーは誰とでも仲良くなれるフレンドリーで穏やかな性格をしているので、どこに行ってもすぐに友達ができます😊😊😊💕

社交性も社会性も高くてたっぷりのアーサーにトレーニングされたのか、久しぶりに会うリアムの親族たち(女性)とも普通におしゃべりできていた夫。

なんとゼノ、リアムの親族たちは是非とも一緒にパーティーでもとこれまで何度もお誘いしてくれていたのに女性が苦手だからとこれを断り、私と結婚するまで逃げ回っていたことが発覚😂😂😂

ヒューゴが自身の下級生だと紹介した当時はリアムが13歳、ゼノが20歳、ヒューゴが16歳。

すでに大学生のお兄さんだったのにその頃には立派なシャイの代表選手となり、女性に対するトラウマと男子校育ちなんて条件が重なって男の子とならスムーズに関われるけど女性はもはや無理という段階にまで到達し、よくそんな状態で結婚したいだなんて度胸が持てたものです😂😂😂

プライベートに限って言えば、本当に人としての社会性が皆無な息子なんだから😂😂😂


羨ましいことにリアムは私と真逆で親族のほとんどが女性という一族に育ち、男性はファルを除けば3人しかいない一家だからパーティーのゲストも必然的に女性ばかりが集まり、当然のことながら大の女性嫌いでもあるリアムは居心地が最悪。

今日は子供好きな超イクメンの末っ子として関る超かわいいゴッドドーターもいないからね😅😅😅

将来に多くのことを危ぶまれているリアムも親族で唯一の叔父さん兄弟(共に60代)に励ましてもらいましたが、叔父さんの兄に「まだ若いんだから、子供は10年くらいかけて授かればいいよ」と言われても「僕は今すぐにでも離婚したいですよぉ…」と言ってしまうから、まずはリアムが「子供は欲しいけど自分の子供は絶対にいらない」と言ってしまう理由を考えてあげる必要だってあるでしょう。

なぜ爽やかなイケメンでややアブノーマルな性癖を除けばほぼ完璧なのに、自分の遺伝子を継いだ子供だと気持ち悪いと思うのか…😅😅😅

ただリアムの主張も理解できるというか、「僕に似たらオカマか同性愛じゃないですか…」と言ってしまう辺りは子供や関わる家族が心配で言ってるのかもしれないし、「女の子だったら絶対マムとお姉ちゃんたちに似て怖い子ですよ…」という真の理由はモルと姉2-5がアン王女のような男らしさもある女性たちだから、できればダイアナ妃のようにかわいらしくも女性らしい人に育って欲しいという気持ちの現れかもしれないし、不安があるうちはまだ適した時期ではないというサインでもあります。

案外イケメンな見た目によらず脳みそ筋肉だった叔父さんたちとファルは優しい心の息子を理解するのが難しく、どちらかというと脳みそ筋肉でデリカシーも配慮も遠慮もほぼゼロなヒューゴと気が合ってしまうから大問題😂😂😂

私からすればリアムみたいに超イクメンで家事にも果敢にトライして、周りのお世話が上手で気遣いも配慮もできて愛情表現も豊かな息子なんてそう多くはいないと思うんだけど😅😅😅


仔犬のアーサーを除いて、意外にもティーパーティーでは高い社交性を発揮していた夫。

子供の頃から何をやらせてもよくできて優秀だったのに「僕にはできないもん…」が口癖だった少年も今では立派な大人になり、自宅から一歩でも外に出れば超一流のエリート紳士に早変わりするから本当に困った息子で、この自信のなさは何が原因なんでしょうか?😅😅😅

褒めて育てるのが基本のここイギリスで一言も褒めてもらえず、ダディのセバスチャンは息子がどんなに優秀でも「そう」としか言わなかったので、今になって人間性に弊害が出ています😅😅😅

今日のティーパーティーに集まったのはやれば何でもできるのに自信がない夫、夫婦生活は非常にネックだけど常に人生が楽しそうなリアム、悪ガキだけど本当は養子だったことを知って心が傷ついたヒューゴ、超一流のエリート紳士が相手だといつもより毒舌になるジャック、何があっても超豪快に笑い飛ばす主義のジョージおじさん、超真面目で超シャイで社会性を身につける際に弊害となるほどの嗅覚過敏があるヴァシリオス、脳みそ筋肉としか言いようがないリアムの叔父さんたち…と、人間社会において少々難ありの息子たちばかりでしたが、そこはホストとしても超優秀だったモルと姉たちがスマートに取り仕切り、まるで何ごともなかったか、あったとしてもそれは息子たちの問題と無事終了。

なんか、疲れた…😂😂😂

何に疲れたってリアムのモルと姉たちではなく(こちらは気が合う)、社会性に乏しい息子たちの行動にヒヤヒヤしていたから大変だったんです😂😂😂

少しはアーサーを見習って😂😂😂

パーティーで問われるのは高い社交性だけにとどまらず、確かな人間性と充分な社会性だと気づいてしまった今夜のディナーはこちら。



ピタパンを使ったギリシャのピザ。

実は昨日の1月30日、ヴァシリオスの母国ギリシャでは「The Three Holy Hierarchs」という祝日になっていて、これは三成聖者と呼ばる大ヴァシリオス、神学者グリゴリオス、主教ジョン・クリュソストモスを讃える、法令で遵守された休日。

一般に使うグレゴリオ暦(西方教会)と主に正教会が使うユリウス暦(東方教会)では採用されている日付そのものが違い、さらにヴァシリオスが所属するギリシャ正教会(東方教会)ではユリウス暦で1月30日だけど私たちが所属するイングランド国教会(西方教会)ではグレゴリオ暦で2月12日とこちらも日付が違うからどうしようかと話し合った結果、この三成聖者の生まれそのものがギリシャだからギリシャの祝日になっているという理屈を採用し、高熱でSick Leave(病欠)していたヴァシリオスの回復を待って1日遅れでお祝いすることにしました😅😅😅

幼児洗礼だったというのに、全く宗教に熱心じゃなくてごめんなさい😂😂😂

三成聖者一人目の大ヴァシリオスはカエサレアのヴァシリオス(330-379頃)とも呼ばれたギリシャの神父で、英語圏では聖バジルとも呼ばれる4世紀の最も重要な神学者の一人。

二人目の神学者グリゴリオスはナジアゾストのグレゴリオス(329-389頃)とも呼ばれ、こちらはギリシャの神父で4世紀のローマ帝国だったカッパドキアに属するキリスト教の神学者。

ギリシャ正教会の他に、ゼノが最初に洗礼を受けたカトリック教会の聖人でもあります。

三人目のジョン・クリュソストモスは金口イオアンニス(347-407頃)とも呼ばれていて、398-404年まで東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノポリスのキリスト教会で主教を務めた聖職者。

当然のことながら3人それぞれに誕生日というものがあるから1人ずつお祝いするという方法もありますが、この3人をまとめた日がユリウス暦の1月30日(グレゴリオ暦では2月12日)だったので、計算の仕方が違うだけでどちらも正しいのであれば、細かい日付にこだわらなくてもいいでしょう😂😂😂

もう、過ぎちゃったからね😇😇😇

世の中、気持ちが大切とはこのことです。


私がここイギリスでもヴァシリオスの母国ギリシャとジョージおじさんの母国アメリカの主要な祝日もお祝いしようと提案したことにより、8代前にギリシャから嫁いで来た女性がいるゼノは超重大なことに気づいてしまい、それにより大慌て。

なぜかというとグレゴリオ暦とユリウス暦では日付が違い、イギリスとアメリカ全土は同じグレゴリオ暦だけどギリシャ正教会はユリウス暦だからクリスマスの日付にズレがあるので、ユリウス暦にしたら今年はもうクリスマスがありません😅😅😅

ユリウス暦の12月25日はグレゴリオ暦の1月7日だから、2024年のクリスマスはすでに過ぎ去った今月7日だったからね😂😂😂

生まれる直前にマミィを亡くしたことで自分自身の誕生日を嫌い、ちょうど誕生日がイースターの日程と被るからキリスト教徒なら必ず祝うものとされているけどこちらもあまり好きではなく、代わりに一年でクリスマスが一番好きなゼノには辛いどころか辛すぎる現実かもしれません😂😂😂

ヴァシリオスに「今年のクリスマスはもう終わりましたよ?」と笑われ、ショックを隠せない夫…。

せっかくだから、これからはクリスマスを年2回にしてみる?😂😂😂

夫は受難の日々が続きます。


God natt...