ここ英語圏では「名言」と呼ばれるものの一つに、こんなものがあります。
"Before you borrow money from a friend, decide which you need more."
(訳:友達から金を借りる前に、友達と金のどちらが大事か考えよ。)
ことの発端は昨日の夜、6年勤務していた日本の会社で部下だった某女性社員からチャットが届き、ここ連日の騒ぎを全く考えない発言というか提案というかお願いに、激怒しそうになった私。
内容は「毒親から逃げたい」「お金貸して欲しい」「100万あれば足りるけど80万でもいい」と唐突に言われ、「ちょっと待ちなさい」「常識とマナーで物を言いなさい」とだけ返信してから少し考えましたが、この非常識っぷりは何でしょうか?😂😂😂
仮にも今は移住してイギリスのロンドンに住んでいる私に、仮にも頭のおかしな日本人たちから「殺害予告」という脅迫を何度も受け、警察に相談しながら「ボディガード」なんてものを雇って生活している私に、今言うこと?😅😅😅
しかも勤務していた間は「上司がガイジンで白人ならうちらにとってもメリットあってステータスだけどさ、女でブロンドとか頭悪そうで他社の評価落ちたら転職やばくない?」と、外資系企業の社員にも関わらず外国人差別しかしなかったモラハラ女性社員に、貸すお金があるとでも?😅😅😅
まず要望を言う前に、「誰からWhat'sAppを聞いたのか」と「当時は差別してごめんなさい」の一言から始めるべきではなかったのかと、頭に疑問しか浮かびません😅😅😅

彼女が一方的に語ったところによると、現在は千葉県の端っこから東京の大都会まで片道2時間かけて電車で通勤しているといい、子供の頃からモルにお金を取り上げられているから貯金もなく、妹と格差のある扱いを受けているから実家を脱出したい。
そのためにはお金が必要だけど他に借りられるような相手はおらず、もともとの収入があるから銀行から借りようにも「なぜこの月給で貯蓄がゼロ?」という疑問から融資も断られ、万事休す。
会社で他の社員に借りようと試みたけど性格が暗いから友達もできないまま勤続4年を迎え、男性社員に頼んだら「やらせてくれるならいいよ」「ブスなんだから俺以外頼れないよ?」と言われたからこれを断り(この男はセクハラ)、消費者金融は利息が高いから借りたくない…だそうです😅😅😅
同じナチュラルなブロンドでも、超美少年でいかにも裕福な家庭の坊やといった風体をした夫のゼノには決して差別せず、「私と結婚してよぉー!」「お断りします…」という会話をほぼ毎日しては逃げられていたので、さてこの夫は日頃のホスピタリティから「貸してあげたらどうだ?」や「俺が代わりに出してもいいが…」と言うだろうかと思って聞いてみると、プライベートでは著しく自立しなかったのにグラニーの一件があった途端に素晴らしい自立を見せ、真顔で「マリア、貸しちゃだめだからな?メンタルが弱っている時に"貸して"と言う人の本音は"貸してちょうだい"だから、絶対に返って来ないからな?」と、こちらも珍しく拒否。
念のため超天才で超高額所得者、なおかつ超高額納税者のジャックに聞いてみたら「NOに決まってるでしょ?俺は貸さない主義だよ?」とお決まりの苦笑いを見せ、会社CEOの息子で春には会社の社長に就かされる居候のリアムは「面識のない人と32年以上の付き合いがない人(つまり家族以外)には貸さないと決めています」と相変わらず爽やかに笑い、ゼノの秘書候補でもあるイケメンのヒューゴに至っては「養親のせいで貯金がないのは僕も同じです。それでも生きて行けるのは子供の頃に自分だけはまともになろうと努力しましたし、友達は去ってもゼノとレイディが見捨てないでくれたからですよ。お金を借りる前に自分を変えることですね」と、やっぱり誰も取り合いませんでした😅😅😅
ヒューゴ、養親だけじゃなくてそのゴッドチャイルドと義理の兄にも迷惑をかけられて、見事にすっからかんだから…😂😂😂

しかし日本のモラハラ男女というものはこちらのモラハラと違って妙に賢い知恵を持ち、「こうすれば捕まらない」のギリギリセーフでグレーゾーンのことには異常なほどに頭が回ることが最近わかったので、暴力や命の危険があるのかだけを聞けば「わからない」であり、「ほんと親が嫌いで…」「借金しては私と父に返させるから父も逃げちゃって…」だし、命が脅かされていないのならまだ少しは安心で安全でしょうか?
そんな事情だから仲のいい最強上司(40代女性)とメグとユイ(共に26歳)にこんな連絡が来たとだけ伝えてみると、メグとユイは「貸しちゃだめだからね!絶対返さないよ!」とゼノと全く同じことをいい、最強上司なんてやっぱり最強だったから「本当にピンチなら女は体でも臓器でも何でも売る。それか近くの寺か道場に逃げる。それをしないならただ言ってるだけ」と言っていることだし、私は自分のためにお金を使うことにします😅😅😅

この某女性社員があまりにも連絡をしてくるものだから、私からも最強上司がいう「寺に逃げる」をオススメしておいたんです。
ここイギリスや母国スウェーデンでも何かあれば教会に行けば話くらいなら聞いてくれるのは当たり前であり、支援が必要なら教徒たちに呼びかけるのも神父や牧師にとっては善意の行動で当たり前。
あとから「助けを求めたのに無視された」とか言われたら私も迷惑を被るのは変わらず、これ以上のやり取りはしたくない、の気持ちも添えて。
しかしながら彼女の口癖は「でもぉ…」と「だってぇ…」と「それじゃあ私がぁ…」の3つが定番、面倒なことは避けて生きたいタイプ。
この辺りでもうカットしてOKだろう…と思っていたら、「寺なんて行ったら掃除させられるだけで終わりだしぃ…」に続き、「近くにプロテスタントの教会はなくって。屋根が赤い教会はカトリックで、カトリックは信者じゃないと入れない決まりだから屋根の色変えてわかりやすくしてるんでしょ?」って、日本はそういうシステムで屋根の塗り替えしてるの…?😅😅😅
ここは教徒だけを助けます、それ以外はあちらの教会へどうぞ、と…?😂😂😂
あれというものはローマカトリックで「Liturgical Colours」(典礼色)と言われ、他のプロテスタントや国教会、正教会では「祭色」と言われるキリスト教の伝統的な教派が教会歴に沿ってその日にちを色にしたもので、主に神父や牧師の服や祭典で使うものの色を決めているだけでは…?😅😅😅
そもそも教会とは建築された時代によって様式が異なり、ゴシック様式、ルネサンス様式、ロマネスク様式、バロック様式、ビザンチン様式などのように、その様式が違えば教会の印象というものは大きく変わります😊😊😊✨
ノートルダム大聖堂はベージュでしょう?
通っている教会の牧師も認める熱心な教徒でもあるゼノはカトリック教徒の息子として生まれ、その後教会で神父にセクハラされた疑惑が浮上したからダディのセバスチャンが大慌てで教会を変わり、6歳でイングランド国教会に改宗したことでどちらのルールも詳しく知っていから聞いてみたところ、色の意味はこちら。

赤:殉教徒の血と情熱、聖霊の炎
白:純潔、無垢、喜び、栄光
緑:希望、成長、生命、発展
紫:悔い改め、慎み、待望、厳粛
黒:悲しみを表し、カトリック教会では11月2日の「死者の日」のみで使用。
ピンク:喜び、ただし聖公会では使わない。
青:こちらはイングランド国教会の伝統で、先月のアドベント(待降節)で使われる色となり、同時にブルーは聖母マリアの色ともされていることから、それを記念した祝日でも使用。

これと同じようにしてクリスマスツリーの色にも意味があり、その詳細はこちら。

赤:キリストの血
緑:こちらのヨーロッパ諸国では三角形を使って「信仰、希望、慈悲」を表すので、ツリーは三角形、グリーンは強い生命力の象徴。
金:ツリーのトッパーとして飾られる1つの大きな星はトップスターと呼ばれるもので、キリストが誕生した際に東方の三博士に知らせた「希望の光」を意味するものであり、光と王の象徴。
白:罪も汚れもない清らかさ、純粋、無垢
クリスマスツリーに赤いアップルやバブルオーナメントを飾るのはアダムとイヴが食べた「知恵の木の実」や「禁断の果実」の代わりとして使います。

たしかスウェーデンでも「壁の色」をレッドからホワイトに塗り替えた教会はあったんですが、それは「カトリック教会からプロテスタント教会に変わりましたよ!」ではなく、ただ単にスウェーデンでよく見るあの赤い塗料は断熱効果があるから多く使われていただけなので、教会が古くなったからリノベーション(もはや建て替え)することに成功し、壁の塗料も変えることにした程度です😅😅😅
だって普通に考えたら「この教会に入れるのは教徒だけ!」「教徒しか助けません!」なんて言ったらその途端に寄付が集まらなくなり、そうなれば教会の運営というものは瞬く間に立ち行かなくなってしまうのが定説で、仮にそれが「助けを…」と縋っていた善良な大富豪だったりしたら、あとから「あの時のお礼を…!」と多額の寄付をポンッとしてくれそうじゃない?😅😅😅
極めて打算的な考えだけど😅😅😅
それに「キリストを信じてみようかと…」と教会の門を叩く求道者が尋ねて来た場合、その理屈で全てシャットアウトしていたら新たな教徒は現れないことになり、ローマ法王が過労死しちゃう…😂😂😂
それは宗教の現場で聖職者が働き過ぎて過労死となった場合を殉職というか、ある一つの名誉ある死に方だから恨んで出ることはないとは思いますが、何のために発展を色(グリーン)にしてまで浸透させたのかを考えてみると、そんな「衰退」に繋がるような真似はしないのではないかと…😅😅😅
こうして彼女はああだこうだ言って「無利子でお金を貸してもらう」こと以外は全てNO、それ以外は支援と呼ばずに断り続けているということはそれだけ余裕があるということであり、特に急な用ではなかったということでしょう😅😅😅
誰よ、許可なくすでに退職している私のWhat'sApp教えたのは…🥶🥶🥶
これは社長のシゲに問い合わせないといけません!
あの…許可なく教えるのはやめてね?😅😅😅
Gメールなら教えてもいいよ?
もう見てないから😂😂😂

連日ゲートの外で違法行為を繰り返している迷惑な日本人たちについては警察と連携しながら対処していくしかありませんが、だからといって私たちが自宅に閉じこもっているのはおかしな話。
ましてや話したこともない、面識もない、名前も知らない、会社で雇用していた元社員たちなんてことも断じてない、ただワーキングホリデーに来て居候していた元部下のケンが私たちのありとあらゆる個人情報を語学学校で垂れ流し、彼らの「キ○ガイ的好奇心」をくすぐったことが最大の原因なので、こちらは訴える用意もあります。
朝からボディガードのアドルフとランドルフは迷惑な日本人を追い払う業務に駆り出され、スタッフルームでは防犯カメラを監視し、マニュアルに照らし合わせて必要があると判断されれば遅れを取ることなく警察に通報する義務を負い、私たちが外出するとなれば片っ端から付いて回るのが仕事だなんてメンタルは大丈夫なのかとアドルフに聞いてみれば、「僕は平気ですよ。クライアントをあらゆる危険からガードすることが仕事ですし、仮に銃弾を浴びたとしても立ち向うのがプロの仕事です」という完璧な真面目さであり、ゼノをガードしているランドルフ(こちらハゲ頭)は「これくらいお安いご用ですよ!俺たちの相手は体長1mmから2mオーバーの凶悪犯までです!」といった謎発言。
いえ、「2mオーバーの凶悪犯」は世の中に実在しても全くおかしくない話だというか、秘書のスティーヴ(アメリカ人)は206cmの善良な大男だし、過去の犯罪史にだって身長2mオーバーは何人もいたはずで、決して珍しい話ではないでしょう。
しかし、全長「1mm」とは…?
それはもしかして、叔父のルイ(外科医)がよく口にする「Biohazard」(生物化学兵器)のことを指しているんでしょうか?
これにはいわゆる「医療ゴミ」というか、一般のゴミとは一緒に捨ててはいけない危険な薬品などのこともこう呼ぶことがあるものの、だとしたら本気で命がいくつあっても足りない職業ではないかと心配してしまったところ、このランドルフは豪快な笑い方をする「脳みそ筋肉」なおじさんでもあり、隣でクスッと笑うアドルフの通訳では「ミッジですよ。虫が苦手だから庭にいるミッジからガードしてくれと依頼されたことが何度かありますからね」って、どんなお金の無駄遣いよ😂😂😂
このミッジとはこちらにいる「血を吸う虫」のことで、日本のモスキートに比べたら遥かに小さく、そんなのスプレーでもして追い払うか、手で「バチンッ!」と潰してしまえばいいものを、わざわざボディガードを雇うなんて、Wally…😂😂😂
でも世の中には指先を「コツンッ!」と軽くぶつけてしまっただけでも失神するほどの恐怖を感じる「Algophobia」(アルゴフォビア)なんて疾患と付き合っている人だっているし、日本の会社でもシゲが社長だというのにモスキート1匹出ただけで発狂するほどの大騒ぎになっていたし(自称する病名:虫恐怖症/一般名:都会育ちの坊や)、嫌いな人にはお金なんていくらかけもいいから何とかして欲しいものなんでしょう😅😅😅
同じ裕福な家庭の恵まれた坊やでもゼノは虫さん大好きで昆虫大好き、むしろ虫の生態にも詳しくついでにド田舎大好きなのに、子供の頃に自然と触れ合わずに育つと苦手になるものなんだろうね😅😅😅

一般的に、虫嫌いを克服する方法。
それは一つ目に子供の頃から自然の中で育って「足がいっぱい」に免疫力を付け、二つ目があえて虫だらけの環境に身を置いて「慣れる」ことにあり(ヒューゴの根性論)、三つ目がお姉ちゃんに頼んで「始末してもらう」という完全な末っ子特有の甘え方を身に付けるか(リアムの回避論)、四つ目は子供を自然の中で育てて虫が得意な子へと成長させて「好奇心に訴える」作戦に出るか、最終手段としては猫を家族に迎え、「報酬を支払って退治してもらう」のいずれかの対処を試してみるのがオススメ。
ここイギリスではネズミさんが家庭にお邪魔するなんてことは当たり前なので、私たちの一家では黒猫のビョーン坊やにネズミ捕りとして年収£100(約18,500円)とおやつ付きを報酬として約束し、代わりに人間たちが気付かない間に侵入した場合は捕獲してもらっています😊😊😊💕
業務契約外の虫さんも侵入していれば、仔犬のアーサーと遊びながら捕まえて来るよ😊😊😊✨
ただし、「お姉さん、捕まえました!」と口から吐き出されることもあるのでご注意を…😇😇😇
ルシアお嬢様はお嬢様なだけあって運動嫌いで全く動かず、こちらは報酬をあげるどころか「セクシー税」をいただきたい…😂😂😂😂
※動物を迎えるのは自己責任です。
※必ず個人の判断と責任でトライしてください。
※猫アレルギーの方にはオススメできません。
※虫アレルギーの方は農薬にもご注意を。

夫のゼノは物件情報をチェックするのが趣味。
某不動産会社のHPを見ながら「こんな家具も似合うな…」「こんな内装もいいな…」「壁紙はこっちの色がいいな…」「あ、この物件近くだ…」なんて独り言を言いながら、得意でプロレベルのDIYに夢を膨らませるのも一つの楽しみだったりします。
ただゼノの場合はすでにダディのセバスチャンがいくつもの物件をノーローンとい優秀な経済状況で所有していて、他の人に貸して高い家賃収入を得ていたり、私たちに住まわせてくれたりと引越しする必要すらない家庭の息子であるこも重なり、まだ自分の物件は一つも所有していません。
ここイギリスでは築150-200年なんて当たり前。
今セバスチャンが所有している物件はゼノが体の弱い一人息子として生まれたことからダディとして息子の将来に不安を覚え、「例え働くことができないような病気をした場合も何不自由することなく、愛する人と幸せな家庭を築けるように」と一つ残らず相続させることだけを考えて購入しているので、計算するとこのままなら向こう120年ほどは建て替える必要もなく、私たちの子供の代がそこそこの高齢になってから「家」という形で求め始めるくらいの時間的余裕もあるでしょう。
仮に私とゼノに残された時間が50年だったとしたら残り70年、60年あれば残りは60年、無理だけど70年あったら残りは50年も住む余裕があるなんて、もしかしたら孫の代で初めて物件を買い替えることになる可能性もあるんじゃないかと考えると、さすが超天才肌の経営者といったところ。
しかし夫のゼノはここ連日の嫌がらせや私に対する殺害予告、さらには先日のグラニーの件も加わったことでとうとう男として内に秘めていた野心が芽生えたのか、今日は午後から「マリア、新しい家を見に行ってみないか?いい物件を見つけたから、気に入れば購入しようと思うんだ」なんて度胸のあることを、サクッと言ったじゃないですか…!😂😂😂
今はコロナの後で銀行も軒並み金利が上がっているというのに、素晴らしい自立心の芽生えだと思いませんか?😂😂😂
あんなにプライベートではたっぷりにもほどがあったワイフへの依存心は欠片もなくなり、立派な一人の男としての一歩を踏み出そうとしているんです!
これは支持するべき事柄😍😍😍💕
もう、顔面の痛みなんてサッパリ忘れるくらいに元気が出るものです😍😍😍💕

ゼノがいつも見ている不動産サイトはイギリスでも高額な価格帯の物件しか取り扱っていない有名な会社のもので、対応も早くて全てがスムーズ。
昨日の夕方にメールでアポイントを取ったばかりだというのに今日の午前中には電話で連絡が来て、「時間があるなら、今日見せてもらってもいいだろうか?」とゼノがまた社会性のないことを言っても、なんと二つ返事でOK!
住宅不足が嘆かれながらもこちらの不動産会社が取り扱っている物件はロンドンに600ほどあり、どの物件も治安のいい便利な場所ばかり。
これは全てに期待が高まります😊😊😊💕
ゼノが希望したのは今住んでいるハムステッドの自宅からすぐの同エリアと、大きな公園を1つ越えたお隣のエリアにある物件。
ハムステッドはロンドンのゾーン2にあり、お隣のエリアは住所こそゾーン2だけど地下鉄の最寄駅はゾーン3に含まれているし、歩いてゾーン3まで行けるのかな?
最初は私が推理小説を好んで読むからとシャーロック・ホームズゆかりの地でもあるベイカーストリートなんて夢のある場所まで範囲を広げて探していてくれたそうですが、ベイカーストリート周辺で雰囲気を気に入った物件はどこも都会過ぎて物件そのものの面積が今の半分ほどしかなく、今はまだパピーでまだまだ小さいけど将来は大型犬になるゴールデン・レトリーバーのアーサーがいるので、なるべく「広い物件」「広い庭」「自然豊か」「都会へも好アクセス」「治安」「セキュリティシステム」「人種」「宗教」「周囲の職業」などをトータルで考慮したところ、結局今住んでいるエリアからほど近い場所に収まったそうです😅😅😅
たしかにベイカーストリートの辺りは白人率60%ほどで夜遊びエリアにも近いから治安もやや劣り、ここハムステッドは70%オーバーで周りは全員白人だから白人ならそちらの方が住みやすく、高い安全性を求めるなら今の場所から無闇に動かないことも一つでしょう😊😊😊✨
それにちょっとでも住所を変えれば今いる日本人の違法集団とも離れられるし、仮に追って来たら「お隣の物件」とかに住むわけではないから今度はストーカーとしても訴えることができるなら、全てにおいてラッキーだよね😊😊😊💕

しかし、ゼノの判断にアンラッキーだったのはヒューゴとリアムの末っ子たちで、まるでこれから捨て去りに連れて行かれることを察したパピーのような目で必死に訴えてきて、ゼノは苦笑い😅😅😅
ここは二人の頼れる上級生として「仮に引越すとしても一緒に連れて行ってやるから、いい子に留守番しててな?」と、一応微笑んでおいた夫。
安心しなさい、ヒューゴは養親たちに虐待されてファーストネームの一部とファミリーネームの全てを変えて今では私たちの弟みたいなものだし、リアムだって例えゼノが初恋したお兄さんだったとしてもルシアお嬢様みたいに横取りする習性は持ち合わせていないから、ちゃんと弟のうちの一人としてカウントしています😅😅😅
そうなるとヒューゴが近々アーサーの兄クリストフを家族に迎える予定もあれば赤ちゃんのジョージもいるし、特に庭は広くて緑があふれる場所で、評判のいい病院と学校、そして叶うならアレルギーの宝庫で他の人より圧倒的に食べられるものが少ないゼノのために、質のいい食材が手に入る八百屋さんやパン屋さんが近いといいな😍😍😍💕
スーパーはいつも同じ場所なんだけどね😅😅😅

まず最初に行ったのはお隣のエリアにある物件。
ゼノが気に入った点は庭にある大きな池と、今の自宅と同じでドローイングルームが3つあるところ。
それは…あれよね、ヒューゴの一人息子でゴッドチャイルドでもある「ジョージ」が破壊神でドローイングルームは毎日片付けが必須、つい先日立ち上がったかと思ったらヒューゴに似てすばしっこくて今度は追いかけ回す必要が出て来たり、超イクメンのリアムが「荒れ果てた場所を順に追えばジョージがいますよ」と爽やかに言ったくらい、本当に楽しそうに散らかすから大混乱😂😂😂
これでは足元が危ないと思って大人たちが片付けたとしてもものの30分足らずで再び散らかり、嬉しそうにはしゃぐ姿は絶対に怒れません😂😂😂
今度は離婚したワイフにもトラブルを起こされ、ジョージのことで揉めているヒューゴはつい最近その件でケースワーカーが抜き打ちで家庭内のチェックに来ましたが、あまりの荒れ果てっぷりにベテランのケースワーカーが大爆笑してしまい、「Great!!」と言ったあとも「Well done!!」とお腹を抱えて涙を浮かべていたくらいの立派な散らかりっぷりなので(将来有望)、急な来客のためにも家族用と来客用の他にもスペアが必要なのではないかと思ったそうです😂😂😂
ケースワーカーに褒められる散らかし方って物凄いレベルよ、本当に😂😂😂
でもそこはやっぱり元悪ガキだっただけあってヒューゴはジョージのやることなす事全てに寛大な評価を下せるダディで、「君は散らかすことをこれだけ早く覚えられたなら、片付けは3年もあれば覚えられますよ」と自己流のルールを持ち、決して叱ったり嫌な顔をすることはないからダディとしての「適正」は確かなものでしょう😂😂😂
リアムは他人の子供、それもかつての上級生ですぐケンカするヒューゴの息子であっても「片付けは僕がしてあげますから、好きなだけ散らかしていいですよ」と言える子だし、男の子たちの方が立派で私よりもきめ細やかなお世話をしているのも事実かもしれないよね😂😂😂
ただこちらの物件は難ありだったというか、ボートの練習までできそうな広い池は水深が深過ぎてこれ以上の手直しは出来ず、泳ぎが得意ではない子供たちが溺れたりしたら助からないだろうという予測が立ち、今回は諦めることにしました😇😇😇
あと大人しか住まないことを前提に造られた見た目重視の庭が仇となり、お砂場を作るには新たに芝生を剥がして大損壊しないといけないし、「子供の気配を消す家」はちょっと整い過ぎていて、何となく怖い印象があったかな😅😅😅
それに全面がキッチリ芝生だとアーサーも土を掘り返せなくて退屈だろうから、こういった静かな物件は老後に再検討してみたいな😊😊😊💕
アーサーが天国に行ってからのことなんて、まだ当分考えたくない…😭😭😭

今度は自宅に引き返す形でもう一つの物件を見に行くことにして、一緒に連れて来ていた仔犬のアーサーに一度おやつをあげていた時のこと。
ゼノと違ってアレルギーではないけどお肉が苦手で野菜が大好き、タンパク質はソイかお魚を1日1回までにして欲しいアーサーは生後6ヶ月のパピーにしては少食で体格も小柄なところがあるので、立派な大型犬になるためにも日々のおやつは数回に分けてこまめにあげるようにして、走り回って泥んこになりながら遊んだあとは水分補給も兼ねてヴィーガンのレシピで作った野菜のスープやピューレを食べさせるようにしているんです。
今日は車内だからストックしておいた手作りの野菜チップスを食べさせていたところ、ゼノがスマートフォンを見ながら「un...?」とかわいくパピーの首を傾げ、「なんで家から車で数分なのに、地下鉄だと52分もかかるんだ…?」と、普通では考えられないどころかありえない発言をした夫😂😂😂
それは次に見る物件から自宅の最寄り駅まで地下鉄を使うと何分くらいかかるのかとUK版「乗り換え案内」を確認していたゼノでしたが、なぜか案内では「一度ゾーン3まで出て乗り換え、A駅でBラインに乗り、さらにC駅からDラインに乗り換え、E駅で下車」…の、トータル52分😂😂😂
なぜ…なぜ自宅からほぼ一直線の距離にあり、車で数分の場所で徒歩圏内でもあるというのに、こんなにも時間が…?😂😂😂
先に見に行った物件からならロンドンで最大クラスの公園を挟むからそれくらいかかってしまってもおかしくないものの(回り道しないといけない)、いったいこの夫はどうやったらそんな稀に見る珍回答を得ることができたんでしょうか?😂😂😂
しかしそこは仕事でならプログラマーにもエンジニアにもなれるだけの高いパソコンスキルを持っているのにプライベートではこれでもかとインターネットという文明の力をシャットアウトして回り、スマートフォンのバッテリーが切れていても全く気づかないことだって頻繁にある子が相手だからやっぱり超凡ミスを犯していて、名前が似ている別の駅をチョイスしていました😂😂😂
あの…たしかこの国の国民で生まれながらに英国籍を持ち、8代前にギリシャから嫁いで来た女性がいたけど時が経ち過ぎているから他国との二重国籍すら持たず、第二都市のバーミンガム生まれで首都ロンドン育ちの坊やよね…?😂😂😂
私より酷い凡ミスしてるじゃない…😂😂😂
※ストックホルム中央駅と別の駅を間違えたことがある。

イギリスの国民にしては見事なまでの凡ミスを指摘してみると、結婚してからほんの少しだけ度胸が付いて「開き直り」と「照れ隠し」を覚えた夫は「えへっ」とした仔犬のアーサーそっくりのパピーフェイスで笑って見せ、気配を察したアーサーに「お姉さん、許してあげて?」と顔を覗き込まれた私は完全にノックアウト😍😍😍💕
この一人と一匹は一緒に生活しながら「共謀」と「同調」を覚え、ついでにゼノは一人っ子で覚え忘れた「様子見」まで学習したので、あとは「マウントの取り合い」を覚えれば男の子の兄弟としての学びもコンプリートする予定です😊😊😊💕
例え、夫とアーサーに1日3回のシャンプーが必須になっても…😇😇😇

2件目の物件は先に見た物件よりも都会にあるのに全てが広々とした造りをしていて、子供らしいスペースや自然と触れ合えるスペースも両立!
しかも大人がメインに使えるパーティーエリアもあるからガーデンパーティーも楽しめて、そのすぐ近くでは子供たちがブランコで遊んだりできるスペースまで整っています😊😊😊💕
先に断っておくと私は決して教育熱心という部類ではなく、ましてや「お勉強は机でやるのが基本!」みたいな考えも持ち合わせていなければそんな育ち方もしていないので、自然と触れ合い遊びながら多くを学んで欲しいと願うタイプ。
スウェーデンではあの「詰め込み式教育」って全くといっていいほど流行らないのよ、みんな遊びながら学んで大人になっていくものだから😅😅😅
それでも保育園から無料でモンテッソーリ教育を受けられたりして教育の質は高く、特にチューター(家庭教師)などを雇わなくても学校の授業で真面目に学べばレベルは保証されるから、積極的に海外留学するのも主流です😊😊😊💕
ただ私みたいに「もう一度イギリスに留学しようかな?」の流れでケンブリッジなんて選んだら学費が国内の子よりも膨大にかかるのは当たり前のことであり、文化の違いなども考慮すれば陸続きの北欧諸国内で済ませるのが一般的😅😅😅
大学から大学院まで通うのにいったいいくらかかったんだろうかと、今思えばママもお父さんが失踪しておかないといけなくて不在だったのによく二つ返事でOKしてくれたものだと、介護からと言わず今のうちから親孝行しておくしかありません😂😂😂
ゼノもパピー教育…ではなく、幼児期はモンテッソーリ教育だったからね😊😊😊✨
あんなにプライベートでは自立しなくてワイフに対する依存心もたっぷりだったけど、それは日常生活での仮の姿😅😅😅
当時はまだここイギリスでは物珍しかったけど超天才肌のセバスチャンが直感で「これからの時代はこれだ」と思ってそれを選び、今では教養のある家庭ならやっていて当然、富裕層なら当たり前と言われている質のいい教育にもほとんどにトライして育ったので、自分たちの経験から子供にはお互い負担なく学ばせてあげられるでしょう😊😊😊✨
ヒューゴとリアムは完全に詰め込み教育を叩き込まれ、ヒューゴに至っては悪ガキだからと脱走しないように見張られていたくらいだから勉強には今更ながらトラウマを抱えているし、子供のうちは楽しく学ぶのが一番だよね😅😅😅

問題の考慮すべきドローイングルームは広さを確保する目的で2つだけの作りだったものの、代わりにファミリールームや子供のためのスペースも充実していて、しかもまだ改装したばかり!
セキュリティ面もアドルフたちに確認してもらったら最新の設備が整い、自宅とは別に独立したスタッフルームや複数台の駐車場、広い庭には専用のガーデニングスペースと静かな中庭があり、家族で利用できるスポーツ関連の設備なども欲しいものが全て充実していて、自宅からも近くてこんなにいい場所が同じエリアにあるなら即決したいもので、しかもお値段はそこまで高くありません😊😊😊💕
ちょうど爆上がりしていたロンドンの不動産価格も落ち着きを見せた時期に入り、買うならきっと今なんだろうね😍😍😍💕
そこはまだ永住していない私よりもずっと信用があって将来性も高いものがあり、社会的地位もあるパピー次第で決めてOK!😊😊😊✨
もう、プライベートでも自立してなんて言わない。
ゼノにとって夢のPuppy House(犬小屋の意味)を手に入れるには年齢もちょうど良く、パピーになって走り回れるグリーンの芝生も掘り返せる泥んこエリアもあるなら、ここは夫に全て委ねます😊😊😊✨

プライベートでは稀に見る自立と男らしさを見せた夫のゼノはクタクタに疲れ果て、帰宅してからは一度まだ綺麗なドローイングルームのソファでピーナッツのようにグッタリしたあと、子犬のアーサーと今日は室内でロープの引っ張り合いをして遊び、同時に2件目の物件でとある場所(お砂場)にお顔を突っ込んだことでまた今日も泥だらけになったアーサーをシャンプーするため、バスルームに行ったらハイテンションで「同調」をスタート。
だいたいいつもアーサーをシャンプーするとゼノも同時にシャワータイムを楽しむことになり、今日は犬たちからも大人気の洗剤を入れてアーサーと楽しんだそうです😅😅😅
それも、バブルバスを一緒に😇😇😇
商品としては完全オーガニックでお肌に優しく、香りは天然のハーブしか使っていないからパピーたちのお鼻にも優しい作りをしているペットフレンドリーな洗剤なんですが、この一人と一匹または破壊神のジョージが使うとものすごくバスルームに泡が飛び散り、実は毎回カビが生えないように使用後のお掃除にも明け暮れる「子供にも大人気」の洗剤なので、一度入ったら1時間は戻って来ません😇😇😇
犬ってお風呂好きよね😊😊😊💕
アーサーもお顔にたっぷりの泡を付けてバブルバスを楽しみ、バスタイムを終えたら暖炉の前で寛いでいます😍😍😍💕
なんてかわいいんだろう😊😊😊💕
愛する夫と仔犬のアーサーがバスタイムを共有している間に作った、今夜のディナーはこちら。



マッシュルームのクリームスープ。

今日はゼノが「ディナーはキノコがいいな…」と言っていたので、私の治療に付き合ってもらいながら温かく美味しいディナーを…と思ったら、やっぱりスープになりました😊😊😊💕

真夏にアツアツのスープはちょっと避けたいと思う日もあるけど、涼しくなった秋から春にかけては美味しいよね😍😍😍💕

私の母国スウェーデンでもキノコは秋の味覚。

またマーケットに行って買いたいな😊😊😊💕

今度は子犬のアーサーも一緒に😍😍😍💕

異国の市場なんてアーサーには初めての経験になるから、きっとハイテンションで大喜びすること間違いなしだよね😍😍😍💕

どの国にいても、春が待ち遠しいものです😊😊😊

本当は10日が誕生日だったリアム。
しかし前日に私がグラニーとトラブルになって(起こされて)自宅から出ていたので、ケーキ作りが途中になっていました…😭😭😭
私が叔父のシド(退役軍人)に伝えておけば良かったんですが、シドも一時保護しているヒューゴのモラハラな養親一家の子供たちをお世話していたこともあって、気がつかなくて😭😭😭
心優しいリアムは「大丈夫ですよ。今年は平日でしたから、パーティーは最初から日曜日に予定してありますからね」と超お利口な発言をしてくれたものの、お姉さんは犯した大失態を後悔しながら猛反省しています😭😭😭
ああ、どうしよう…😭😭😭
お利口なリアムがグレちゃったら、間違いなく私のせいじゃない😭😭😭
こちらは何とか日曜日に、仔犬のアーサーと協力して挽回する予定です。
私の誕生日を忘れられたりして…😂😂😂