ブルーブラッド(短歌) | マリアと瞳

マリアと瞳

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貴族出身のチンピラが大悪党になって御前でソプラノ

ドクターとプロフェッサーが同期。そのあいだで狂った桜は咲き続ける。

ナポレオンに憧れた青年は、奥の手を使うことを選んだ。

「見たことのないようなバンドが見たい」「あるよ91年のビデオだけど」

フランス語の面白さよ。見たことがあるようで、ない言語の面白さよ。

「原風景ってタイセツで。いつか故郷に帰る日が来るよ。故郷が地元とは限らない」

尊敬する祖父に連れられ、あの日見た皇帝戦士と呼ばれたプロレスラー。

「君はいつか、勉強できなくなる日が来る。だけどいじめだけはしてはいけない」

「いじめはするな、喧嘩はしなさい。それが貴族の教えだ」

ブルーブラッドは貴族の意。たとえ堕ちても卑怯はしない。