沖縄が好きで 海が好きで 漫然と潜っていた数年前、
地元の漁協が珊瑚の養殖をしていることを知った。
映画 「てぃだかんかん」で有名になったけど、
珊瑚が増えると魚が戻ってくるしもずくの質も良くなる。
恩納村漁協でいつもお世話になっている船長に 「私も珊瑚を植えたい」
と、お願いしたのがもう3年前。
ウスエダミドリイシという珊瑚の小枝をを小指の先ほどわけてもらい
潮通しの良い日当たりの良い場所を選んで植えた。
箸置きのような 石にワイヤで固定し ボルトで岩に打ち付ける。
で、百均の籠をかぶせる。
台風やヒトデ 天敵はたくさん。大きくなるのは五分五分と言われた・・・。
1年後にはこぶし大になり 2年後にはキャベツ大になり
あれから3年・・・とうとう籠からはみ出るほど大きくなった。
籠を外してみた。
「去年は大型台風で この辺り全滅だったのに 正直奇跡だよ」と船長に言われた。
素直に嬉しい。
もう卵を抱えるほどの母珊瑚になって、去年は産卵したらしい。
今回は伐採して ほかに分けて増やすことにした。
私にとって 恩納村の海はちょっとほかとは違う意味がある。
自然に帰った時点で「私の珊瑚」ではないのだけど、いつもここに帰ってくるのは
成長の様が見たいから。ほかの海にはない思い入れ・・・なのです。
元気に育て!母珊瑚。