いやー深かった。
もしも80才の肉体で生まれて 若返る人生があったら・・・
心は年取っていっても、周囲の人たちと一緒に思い出が作れない。
人との関係性って 一瞬だけじゃなくて継続して共有するものなんだよね。
それができない孤独感。
自分一人でそれを理解し、抱えて、それでも生きていくベンジャミンの人生って・・・
自分の最後をはっきりと知った時、愛する者に何ができるか考えて彼がとった行動・・・
そして愛する人に看取られる瞬間。
切ないけど とても美しいと思った。
特殊メイクのブラピも熱演で 今までにない穏やかさが素敵だったけれど
20代から80代までを演じきったケイト・ブランシェットがとても良かった。
バレエダンサーも美しかったし、年代ごとに落ち着いていく様や愛情深さが痛いほど伝わってきて。
アカデミー賞では スタッフの評価が高かったけれど
主役の二人に感動しました。
2時間40分以上ある大作なんだけど、長さをあまり感じなかったです。