学生オンラインゼミに感想

 日本共産党の志位和夫議長を講師に民青同盟が主催した学生オンラインゼミ(4月27日)で寄せられた感想を紹介します。


 「社会主義についてはソ連の統制経済や全体主義、ニセ『左翼』暴力集団が起こしたテロ事件といった負の印象しかなかった。しかし印象が変わった。『資本論』は、資本主義の利潤を際限なく拡大しようとする衝動によって犠牲になっている弱い立場の労働者を分析したものであることを知った。また、自由時間が搾取されているというのは新たな視座であった」(東京都18歳)

 「資本主義と社会主義だけでなく、それまでの社会との比較がたくさん出てきて史的唯物論の奥深さを感じました。『社会主義は“独裁”』みたいなイメージが生き残る余地のない話で、『資本主義より自由!』と語れる内容てんこ盛りでとても面白かった」(埼玉県25歳)

 「共産党というとソ連や中国が最初に思いつき、日本共産党にも良い印象はありませんでしたが今回、日本共産党への印象が百八十度変わりました。資本主義というのは社会主義に至るまでの前座であるということが、なんとなくですが分かりました。私は社会主義・共産主義に賛成の立場ではありませんが、マルクスや日本共産党の話を聞けて、自分の考えが深まったと思います。おもしろい話を聞けてよかったです」(北海道18歳)

新しい視点が

 「社会主義・共産主義についての新しい視点をこの講座で知ることができた。とくに貧困と環境問題という現代的な問題がマルクスの時代から続いており、資本主義としての矛盾として指摘されていたことは、マルクスは先見性をもっていたのかと思った。資本主義のもとでは社会的理性がきちんと働くことがなく“後のまつり”状態をくり返すだけになるんだなあと思った」(愛知県22歳)

 「資本家がその人の人格とは関係なく、強制的に競争に参加していくことになることや、お金をどれだけ持っても、持とうとする欲に終わりはないことなど、利潤第一主義によって起こる仕組みを知りました。氷床融解やサンゴ礁消滅の危機にひんしており、そのどれか一つが起こるとドミノ式に別の現象が起こる可能性があると聞いて恐ろしいと思いました」(鹿児島県22歳)

 「資本主義の問題と社会主義の希望を感じた。オーストリアでは共産党が躍進していると知り、世界でも動きがあることに驚かされた。この講座の後にもバイトに行かないといけないが、これも社会主義になったら自由な時間が増えてこのように無理なバイトに行かなくてもよくなると思えた」(山口県22歳)

魅力語りたい

 「“資本主義でいいのか”という問いがさまざまな場所でされている中で一つの選択として、社会主義・共産主義があると思っていましたがそうではなく、社会主義・共産主義に進むにはどうしたらいいのか考えることが大切だと気付くことができた。家族や友人にこの魅力をどんどん語って展望を届けたいです」(千葉県21歳)

 「街頭宣伝で青年と話していると『社会主義について知ってみたい』という声が聞かれる。どこから話したらいいのか、どうしたら魅力を伝えられるかが悩みだったが、『21世紀の日本共産党の“自由宣言”』は社会主義の魅力をよく表していると感じた。こうした魅力を青年に語り広げ『民青なら一緒に学べるよ』を合言葉に仲間を増やしていきたい」(香川県26歳)

 「(マルクス・エンゲルスの)古典には大切な情報が詰まっているが難しいなあと思っていたところに、志位さんが古典の内容を交えながら話してくれてありがたかった。社会主義に移行する機運は高まってきている。欧米各国の世論調査で社会主義への期待が高まっていたり、多くの資本主義国では高度な生産力が備わっていたりするからだ。最後は私たちの頑張りに依拠するだろう。社会主義の魅力を伝え、共感する仲間を増やす努力をしていきたい!」(徳島県19歳)