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(写真)思い思いのメッセージを掲げる「裏金ご当地!八王子の萩生田光一氏にNO!」の参加者=18日、東京都八王子市

 自民党派閥のパーティー券裏金問題をめぐり、2022年までの5年間で2700万円以上を裏金化していた萩生田光一・前政調会長の地元・東京都八王子市で18日、街頭宣伝「裏金ご当地!八王子の萩生田光一氏にNO!」が実施され、250人が参加しました。

 JR八王子駅近くの路上で、参加者は「金権政治NO!」や「裏金着服の説明責任をはたせ」などと書かれた紙を掲げて集い、発言者の訴えを聞きました。市民と立憲野党でつくる「つながる八王子」が主催し、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合が協力しました。

 マイクを握った白神優理子弁護士は裏金について「市民が1円単位で厳しい確定申告をしているのに、自民党は組織ぐるみで明らかな違法行為をしている。政治資金規正法違反にとどまらず、所得税法違反にもつながる。法律家として許せない」と語りました。

 市民連合の中野晃一・上智大学教授は「報道で『政治と金の問題』『政治不信が広がる』といわれるが、おかしい。『自民党と金』『自民党不信』であるはずだ」と指摘。「私たちが政治を変えないと。市民が野党を後押しし、子どもたちの未来を守る動きを八王子から」と訴えました。

 「裏金議員徹底排除」と書いたボードを掲げていた会社員の男性(46)は「萩生田氏は統一協会(世界平和統一家庭連合)との関係もうやむやにしたまま。裏金もあり得ない。政界から去ってもらう。市民の仕事だ」と話していました。