今日、文教福祉委員会に提出された「陳情書」の結果です！
○全ての小・中学校へのエアコン設置を求める陳情
（陳情趣旨）
私たち新日本婦人の会野田支部は、知己の隅々で平和・暮らしを守り、女性や子どもの幸せを願い活動しています。
ここ数年の暑さは、人の体温を大きく上回り熱中症にかかる児童・生徒も少なくありません。昔の暑さとは比べ物にならず、子供たちは勉強に集中できない状態です。特に梅雨明け近くは３７度以上と尋常でない暑さが続きました。風もなくむせ返るような教室で子供たちは過ごしていました。
このままでは、学力低下にも健康にも影響が出る一方です。子供たちが楽しい学校生活を送れるよう次のことを陳情します。
（陳情項目）
１、熱くて授業になりません。子どもの健康のためにも、全ての小・中学校の教室に、エアコンを設置してください。
（陳情者）
新日本婦人の会野田支部 代表：井関 則子
「おだ真理の賛成討論」
わたくしは、この「陳情９号 全ての小・中学校へのエアコン設置を求める陳情」に賛成の立場で討論いたします。
一般質問終了後、たくさんの保護者から声をいただきました。一部、紹介させていただきます。
・ 学力向上を目指すなら、まずは環境、エアコンの設置をしてほしい。
・ ３５度を超える猛暑日に、学校で一日過ごしてみてほしい。
・ エアコンが欲しいなら、私立の学校か、近隣市へ行けば良いと思っているのか。
・ いつでも、子どもは後回しですね。
・ ミストシャワーとか・・・ほんとうに呆れる。年々暑さはひどくなるのに、熱中症で死にかけてからでは遅い。
・ エアコンがいらないというなら、３０度以上の日は休校にしなければいけない。
・ 今時、エアコンのない教室は、夏期は無理でしょう。４０度近い室温で長時間を過ごす子どもたち。子どもたちに熱中症になれと言うのか。
・ これでは、子育て世代には住みづらい。若い世代を増やし、育てる気はないのだなと、人口も野田から流出するでしょう。
・ お風呂に入っている温度と同じような中で、勉強しろというのか。
・ なぜ、野田市だけエアコンをつけないの。
まだまだ、同様のたくさんの声をいただきました。
一般質問でも述べましたが、「エアコン設置」は必須です。
この陳情にもあるように、暑くて授業にならないのです。
こどもの健康のためにも、学習に集中できる環境にするためにも、エアコンの設置は必要不可欠だと訴え、賛成の討論といたします。
結果 「全会一致で可決」！！
※「先ずは耐震化が先だ」「継続審議にすべき」「〝甘やかすな〟という声もある」「そんな乱暴な言い方するから、賛成したくなくなっちゃうんだよ（野次）」等々、与党議員からの発言もありましたが・・・
とりあえず「可決」しました！！
あとは「市長判断」です！！
○高齢者・障がい者の命を守るために家具転倒防止器具（金具）取り付け助成制度を求める陳情
（陳情趣旨）
１８年前に発生した阪神・淡路大震災で亡くなった方は、家の倒壊や家具の転倒による窒息。圧死が８７．８％（４，８３１人）、火災による焼死・熱傷が１０，０％（５５０人）と言われています。加えて新潟中越地震などの大地震でも家具類の転倒・落下物による負傷が４割以上であり、高齢者や女性に負傷者が多いこと等の傾向を示しています。（平成１６東京消防庁）。また、平成２３年３月１１日に発生した東日本大震災では、津波被害のほかに、家具の転倒や散乱で住宅内部の被害も激しかったと言われています。家具転倒防止器具（金具）取り付けをすることにより家具の転倒、移動、落下物によって負傷する、避難路が塞がれて家屋倒壊・火災等で死亡に至るということを未然に防ぐことができます。
リフォームよりも費用がかからず行うことができる「家具の転倒防止」は、地域住民にとってより身近なものであり、「住民の生命と財産を守る」責務を持つ自治体が助成制度を創設して推進すべき課題です。また、技術・技能者を有する建設労働組合が、「安全・安心な住まい作り」の住民の要求に応える上で耐震補強工事と同時に進めていく課題ともなっています。
この間、私たちは後援いただいている「住宅デー」や高齢者宅の家具転倒防止金具取り付け等のボランティァの取り組みなど、地域住民の要求である「安全・安心なまちづくり」に答えようと住宅の耐震問題を重点に取り組みを進めてきました。しかし、その耐震問題が悪質な訪問業者によって地域住民の不安をあおるために利用され、そのことが私たちのように「地元に住み、地元で働く」建築業・リフォーム業界全体への社会的評価を悪化させています。
私たちは、こうした状況だからこそ行政とも連携して、災害弱者たる高齢者・障がい者の生命を守る取り組みを進めて生きたいと考えています。つきましては、地域住民の安全と安心の確保のため、より効果的な施策の検討・推進をお願いいたします。
（陳情項目）
１、家具転倒防止器具（金具）の取り付け助成制度を創設してください。
２、家具転倒防止器具（金具）取り付け助成制度の創設に当たり、その調査・施工については、私たち地元の建設労働組合を含めた、地元の建設業者に発注してください。
３、社会的な問題となっているのは悪質な訪問業者は、そのほとんどが市外の業者です。安心して相談できるのは「地元に住み、地元で仕事をする」、「地元の仕事に責任を持った地元の工務店・専門工事店」であることを市としても広報していただくようお願いいたします。
（陳情者）
千葉土建一般労働組合野田支部 執行委員長：永塚操
「おだ真理の賛成討論」
わたくしは、この陳情７号「高齢者・障がい者の命を守るために、家具転倒防止器具（金具）の取り付け助成制度を求める陳情」に賛成の立場で討論します。
東日本大震災の時、あわや箪笥の下敷きになりそうだった、食器棚が倒れ、食器の破片で怪我をした。こういう高齢者の声を多く聞きました。
また、高齢者や障がい者にとっては、この家具転倒防止器具を取り付けるのも困難です。
今後も、東日本大震災の余震や南海トラフ地震などが、起こりうると言われています。
弱者である、高齢者や障がい者を災害から守るためにも、地元業者の活性化をはかるためにも、この制度は必要であると考え賛成いたします。
結果 不採択
賛成 日本共産党、市民ネットワーク、みん清クラブ
反対 政清会、公明党、
※ 同数のため、委員長判断で「不採択」