やっとです。
本日より、
2017Autumn collectionを立ち上げ、
秋のヴィジュアルとカタログを
公開致しました。
今シーズンのテーマについて
ちょっと長くなりますが語らせて下さい。
RIM.ARK 2017 Autumn&Winter
season theme
"momentary fascinate"
この言葉は、
"瞬間的に心を奪われる 惹きつけられる"
という意味を持つ造語です。
今回のシーズンテーマの
インスピレーション源は、
以前NYに行ったとき大量に溢れている
本の中から何気なく手に取った一冊の
写真集が全ての始まり。
その本には、ありのままの自然の姿や
リアルな建物、歴史ある建築などが
映し出されていて、
一番に目に留まったページには
数えきれない程の細々とした華奢な
美しく整列している風景。
ここはどこなのか、
イタリアのビエッラという田舎町でした。
寒い土地ならではの細くて、長くて、
広がった風景をイメージす
RIM.ARKのブランドフィロソフィーとして
掲げている女性像
(しっかりとした芯を保ち続け
決して華やかではないけれど
本質的な自分を引き出し、
凛とした強さを持った
確立している女性像がブランドイメージ。)
そこで、この土地に興味が沸き、
イタリア・ビエッラを調べました。
するとビエッラは、
”洗練された感性と素朴な暮らし。”
が キーワードなんだとか。
調べていくうちに
ビエッラという街は、
世界有数の高級ウール生産地であること。
現地の人の感性や素材を選び抜く目は
周囲の豊かな自然の影響を受けて育まれた。
同時にそれが人々の暮らしの中のこだわりを
深くてシンプルなものにしている。
この言葉もぐっと響いたのもあり、
リンクするものが見えたので
ここで!!と強く想ったのです。
そんな感性を持つ人々が住む土地、
街に興味を持ちビエッラを訪れました。
少し歩き回るだけで何百年もの歴史を刻んだ
建物が立て続けに並ん
自然による壮大な景色を見ては
ただただ感動し続けていました。
⬆︎工場の跡地 を背景に。
でも、ビエッラの見所は自然や
建築だけではなかったのです。
ふと、ビエッラの街並を見渡せる場所って
あるのですかと聞いたら
アテンドをしてくれたキヨエさんが
屋上がある小さな小売り書店を
紹介してくれました。
そこはひっそりと佇むモダンアートの展示室。
(Fondazion
屋上へ上るとそこには一つのスペースに大きく
展示されたアート作品。
Michelangelo Pistolettoという
アーティストのPORTE(イタリア語で”門”)
というアートに突然、出会ったのです。
そこには無数の門と、
art(芸術作品)、philosophy(哲学)、
work(
fashion(流行)、
commun
spirituali
ecology(自然環境保全)、
それぞれ掲げられた言葉の意味に
興味をもつ第一歩、踏み込む勇気を。
と訴えかけた作品だと説明を受けました。
ビエッラの地で、壮大な自然の営みに
癒されながらも歴史ある建築
予期せぬ場所でアートと出会い、
アイデアも生まれ
なんだかポジティブな気持ちになれた。
決して都会的ではないけれど、
ありのままの自分と向き合い
純粋な気持ちと本質的な内面を
引き出してくれる街だったなぁと。
こういった壮大な景色や自然の創作物、
歴史ある建築物を見ると、
感動したりする。
そういった感情を人間にも。
内面から出る凛とした強さやその人の雰囲気に
"瞬間的"に惹きつけられてしまう。
そんな女性をイメージし
スタイリングで完成させました。
この想いで始まったイタリアでの
ヴィジュアル撮影は本っ当に行くまでが
大変で、大変で大変でw
言ったらきりはないですが多大な時間をかけて
掛け合ってくれたプレスとアテンドをしてくれた
キヨエさんに大感謝です。本当に。
そして今回も、フォトグラファーの
長山一樹さんとご一緒させて頂きました。
イメージを伝えたときからやりたい事や
撮りたいイメージをすぐに飲み込んで
いつもそれ以上 想像以上を与えてくれます
HPやアプリで公開しているムービーも
渾身の2分間!!!!
本当に毎回、うっとりしちゃいます。
皆さんのおかげで実現した今回の
ヴィジュアルシューティング。
わたしがイメージしていた頭の中が
そのまま形になりました。
是非多くの皆様に見て頂きたいと思います。
今回は秋と冬、別でカタログ配送・公開を
しておりますので冬はまた違うものを
皆様にご覧頂けます。
冬も楽しみにしていて下さいね!!!
では、長文読んで頂き
ありがとうございました。
中村真里
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