11月29日(水曜日)
7時17分に子供達の声で目が覚めた。すぐにテレビのニュースをつけて学校情報をチェック。「Lake Washington School District」はやっぱり休校。シアトルは本当に雪に弱い。ユタ州に住んでいたときには考えられないことだ。湾岸戦争の時、ユタ大学に爆弾をしかけたといういたずら電話で二回休校になったことはあるが、雪で休校になったことは一度もなかった。雪深い町だったけど。というわけで、のんびりと起きて台所に行くとたいらが「ベーコンと卵が食べたい」という。ところが昨日から卵が切れ、火曜日に配達してくれるSmith Brothersのお兄さんも配達できない状態。というわけで適当に朝を食べて、Safewayに歩いて行くことにする。支度をして、たいらにバイバーイと言ったら、突然「ぼくも行く」。驚きと半信半疑ながら、しょうがないので今度はたいらの身支度をして、わたしと子供2人でいざしゅっぱつ!まやはわたしに似て体育会系なのでこういうときには心配ない。先頭を切って歩いてくれる。少々無理も利くし。
道はまだまだ凍っていて、特に歩道はつるつるだった。幸いだったのは氷の上に雪がまだ残っていたこと。3人でゆっくりゆっくりと歩いていった。道中は雪の中に鳥の足跡を見つけたり、巨大氷を見つけたり、雲の奥から一生懸命顔を出そうとしている太陽を眺めたり。急いでいるわけでもないから、いろいろと楽しめた。
Safewayについてびっくり!人が多くて品薄。肉もパンも牛乳もない!こんなことは初めてだった。結局必要なものを何とか調達して帰ろうとしたら、「Jumbajuiceが欲しい」とたいらが期待のまなざしでJambajuiceの方を指差している。そう、彼はこれを期待して長い道のりをついてきたのです。夏に運動のために何度かJambajuiceでつって歩かせたから覚えていたんだね。文句も言わず1キロちょっと歩いたから御褒美にたいらにはジュースを買う。まやは「わたしはスターバックスの抹茶フラプチーノにする」と生意気なことを言う。ということで買ったものをバックパックにつめてスターバックスへ。幸い3件先だから重い荷物も苦にならない。そこで気が変わったまやはジュースを、そしてわたしはパンプキンスパイスラテを飲んで一服。みんなちょっと元気になったから帰路へつく。帰りはなだらかな坂を、またゆっくりゆっくりと帰ってきた。たいらは一度だけ「もうちゅかれた~」と情けない顔をしたが、それ以外は黙々と歩いていた。風が吹くたび木の雪が吹雪のように降ってきて3人で「きれいね~」と言って眺めたり、雪に埋もれている花を見つけたり。3人で「あめふりくまのこ」を十回ぐらい歌いながら1時30分ごろ帰宅。出発が11時前だったから、2時間以上かかった。
夜は買ってきたお肉でステーキ。マット君は張り切ってポテトのローズマリー焼まで作っていた。わたしはステーキと言えばCream of Spinachi なので、一品だけ作る。おいしくてよかったんだけど、マットが料理をしてくれると台所の汚れ度がひどい!わたしが片づけをしている間にマットと子供達はクリスマスツリーの飾りつけ。まったりとした良い一日だった。マットは明日カリフォルニアの会社と電話面接。金曜日にはTMobileと電話面接。個人的にはSharpに決まってくれるといいなあ。神様、どうかマット君がSharpに就職できるように力を貸してください。サマミッシュは引っ越してきた8年前に比べて随分とごちゃごちゃしてきた。Sharpはワシントン州の南部Vancouverにあるから、ちょっと田舎に行きたい気分なのです。家も安いし。そんなことよりマット君の力を十分に発揮できる仕事があるといいです。
明日も休校だといいなあ。
おやすみ。