珍しく、仕事でイラついた。
と言うか、自分の思うとおりに仕事できなくて悔しかった。

私の仕事は「診療放射線技師」。
すっごい簡単に言うとまぁレントゲン撮る人なんだけれど、
(他にもCTもMRIもAngioもEchoも・・・RIも・・・治療も・・・・・)
「ただ写真撮ってるだけじゃん」って思うかもしれないけれど、
私はこの仕事に誇りを持っている。

それは、診断の第一手段として私たちの仕事が大いに役立つことがよくあると思っているからである。
ピーポーピーポーって来た人は、よく最初にレントゲンやCT撮ったりする。
骨折の有無はもちろんのこと、頭の出血とか(くも膜下とかね。)、気胸とか、イレウスとか。
とにもかくにも自分の仕事はなかなかのもんじゃと勝手に思っている。

だからこそ、異常があるのかないのかはっきりわかる写真を撮りたい。

という気持ちで日々仕事をしているのだが、今日は本当に腹が立った。
消火器内科の外来の患者様が胸部のレントゲンを撮りに来た。
みぞおちあたり?上腹部?が痛いらしく、まぁ患者様としては内科系疾患かな?と思って受診したのであろう。
しかし、Drからの依頼箋には「肋骨骨折疑い」と書いてあった。

患者様に「どこが痛いですか?」と聞くと、どうもDrの依頼とは逆側を言う。
どう考えても、逆向きに撮ったほうが絶対によく見えると思う。
私はぺーぺーだし頭も非常に弱いので、内科系の疾患に関してはさっぱり???だが、どこが痛いか、どう撮ったら一番そこが見えるかは、多少なりともわかっているつもり。

なので、上司に「これ、逆じゃないですか?Drに確認したほうがいいですよね?」
って聞いたんだどね。
あっさり「そのままでいいよ」だって。

悔しい・・・・・・・・・・。

腹が立ったけれど、それが科の方針なら仕方ないと思ってそのまま撮影。
写真を見ると、さらに腹が立つ。絶対逆。
なので再度上司に写真を見せて「これでいいんですか?」とたずねると
あっさり「そのままでいいよ」だって。

ぐやじい(><)(><)(><)

早速他の上司に愚痴ったら、ナイスアドバイスをして下さって。
自分の無力さにほんと悔やみました。

昨日も、他の先輩とうちの病院ではやっていない撮影方に挑戦して、
非常に良い写真が撮れることが証明された。
他のみんなもすごく感動してくれたし、私もすっごい嬉しかった。
でも例の上司はしら~っとしてたし。悔しい悔しい悔しい・・・。

世の中ってそんなもんだとは思っていたけれど、
何より自分の仕事を全うできなかったのが本当に嫌!
わかっていたのに出来なかったというのがすごくすごく悔しい。
患者様、Dr、本当にごめんなさい。
次は絶対にちゃんと撮ります。
本当に本当にごめんなさい・・・。