キダ・タロー先生逝く
新緑の光のなか
またひとり、浪速の巨星🌠が
旅立たれました。
作曲家
キダ・タロー先生。
生前に賜りましたお優しさに
あらためて
心から感謝申し上げます。
また、93歳というご年齢まで生涯現役を貫かれたこと、素晴らしいとしか形容詞が見つかりません。
と同時に、なんとも寂しさが募ってきます。
先生との思い出は、いま思えば、すべて笑いなしでは思い出せないほど常に無理のない明るさに満ちていることを今頃、知ることになりました。
先生は亡くならない、、、
上岡さんの時もそうですが、
人というのは、親しい方との別れや死は中々考えられないものですね。
先生の遺された名曲の数々は、時代や世代を超えて常に身近なものとして今も尚、愛されていますが、先生のお人柄もまた同様に愛されてこられました。
親子ほど違う私にも敬語でありながら その話の中身は、ユニークでウィットに富み、視点はオリジナリティに溢れていらっしゃいました。
気取らず、誇り高い一方で
ご自分が面白がれるのなら
ナイトスクープの依頼に出演協力されることもありました。
懐かしいネタですが、
「岸和田の音痴な信号機」の横で「審査員」と書かれた襷を身にまとって真剣に信号機の音を聴かれた後、その音があまりにもハズレていると腹を立ててハリセンで叩くなど、キダ先生にしかなし得ない名作ネタだと拝します。
楽しい思い出は尽きません。
寂しいですが、心より先生のご冥福をお祈りさせていただきます。