映画「素晴らしき世界」 | 岡部まり オフィシャルブログ Powered by Ameba

映画「素晴らしき世界」

役所広司さん主演の映画「素晴らしき世界」を見終えました。

素晴らしい映画でした。

役所広司さんは勿論、脇を固める橋爪功さんや六角精児さん、そして仲野太賀さんが光っていました。

2022年の日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞、助演男優賞をとり、監督の西川美和さんは、作品賞と脚本賞を受賞するという四冠に輝いた作品を今頃💦拝見して今頃👀💦感動しているわけです。

物語は、人生の大半を刑務所で過ごした中年の男の再起をドキュメンタリックに追う形ではじまります。

しかし、この男の素性や性格などを段々知っていくうちに劇中で彼に温かく接している人たちの横に😅いつの間にか参加しているような錯覚に陥ります。


この話は実話をもとに描かれています。出所後の現実味が、濃やかな描写によって生きていく厳しさと喜びを想わせます。


印象的なシーンは、長い刑務所暮らしで身に付けた縫製の作業を楽しそうに行うシーンです。

強面の男が、ミシン🪡を前に笑顔で いとも簡単に恩人の奥さまにトートバッグを縫い上げていくシーンです。

彼は、正義感が強く、直ぐに頭に血が上りやすいのですが、一方でこの縫製だけではなく、日々の根気のいるコツコツ作業がいくつも身に付いているのです。


人間は、生まれつきの性格をもとに経験したことで本当の「人」になっていく


昔、そんなことを言った人がいたことを思い出しました🎵