上岡局長へ | 岡部まり オフィシャルブログ Powered by Ameba

上岡局長へ

雨に関する警報のなかで、

速報が流れました。

上岡龍太郎さんの訃報です。

今も驚きの方が続いています。

もう、個人的なお付き合いがなくなってから久しいのですが、上岡局長時代にたっぶりと

唯一無二の、

匠な話芸に触れてまいりましたので一生分楽しめる時間をいただいた、と思ってきました。

その魅力的な存在感が今も生き生きと私のなかで息づいています。


旅立たれたのですね。

雨の季節の前の

緑風爽やかな5月に。


どんな質問にも

質問者が気づきもしない高さと深さと濃やかさで軽妙に即答されました。

そこにひねりと笑いも加味されていました。


日々是遺言


あの頃から

この言葉をよく仰っていましたが、懐かしさと有りがたさが今更ながら込み上げてきます。


信じ難い御知らせに

私ですら

まだ実感がわかないのですから

ご家族の皆さまには、

お言葉も見つかりません。

すでに

御別れのすべてが整えられてからの御知らせやその後のお別れ会なども御辞退とのこと。

局長らしいです。

いつも

仰々しく改まったことを好まれませんね。

ナイトスクープを辞められる時もそうでした。

惜しむ我々を笑い飛ばしながら

軽やかに去っていかれました。


上岡局長は、

永遠にカッコいい局長のまま

私のなかで生き続けることでしょう。


こころより

ご家族のご平安と

局長のご冥福を祈ります。