坂本龍一さん
音楽家 坂本龍一さんが旅立ちました。
死とは、なんと心の奥の魂を想わせてくれることでしょう。
生きている頃には、その、生の眩しさで見えず、見ようともせず、見過ごしていますが、、、
死という厳粛な現象によって
その耀かしい魂の存在が改めて光って見えてきます。
坂本龍一さんは、生の頃から耀かしい感性を音楽にして我々に届けてくださっていました。
もう、大昔になります。
作家の村上龍さんのトーク番組で2年間アシスタントをさせていただいていた、時のエピソードです。
打ち上げか、
なにか、忘れましたが、、
仲の良い村上さんと坂本さんは話も盛り上がり、
お酒も入って気分は高揚して
お店にあったピアノに向かう坂本さんが、笑顔で
「龍、ピアノ弾いていいかな」
と仰ると
龍さんが、
すかさず、
「さかもと、
お前のピアノを拒む者など
この世には存在しないよ」
と答えて
その場にいた者は、笑いながら感激したものです。
音の神様から愛されて
音の神様を愛し抜かれた坂本さん
極上の音楽を
ありがとうございます