ぶらぶら美術・博物館 | 岡部まり オフィシャルブログ Powered by Ameba

ぶらぶら美術・博物館

山田五郎さんとおぎやはぎさんと高橋マリ子さんが美術館や博物館を巡る番組「ぶらぶら美術・博物館」をご存知ですか?

美術に詳しい方もそうでない方も肩の力を抜いて楽しめる教養番組だと想います😅

個人的には、番組の編集も気に入っています。

出演者のコメントと作品の見せ方は、微妙に難しいところもあることと拝察しますが、ごく自然に目の前で拝見しているような気になります。

勿論、実際に作品を見る視点や感性は個人の多様性によって異なるのですからこのような番組でひとつの視点で編集されたものを見る、のでは次元的に違いますね。

それでもメディアはそんな視点の選択肢のひとつを提供するものとしては大切なツールと考えます。

ただ、危ういのは、そのメディアのひとつの視点が影響を与えられて我々がものをあらゆる面から見なくなったり、考えなくなったりする事かもしれませんね。

情報過多の時代に生まれた者は瑞々しい自分自身の感性こそ、見つけて目覚めさせなくて還元しなくては何にもならない気がします。

そんなときに、

山田五郎さんの、

蘊蓄ぶりが、極めて刺激的ですよ。

この番組で改めて敬意を表するばかりです。

ナイトスクープにも顧問席に度々ご登場いただいていましたが、

その、

何に対しても、

誰に対しても、

変わらぬ親しみやすさと誠実さが常に有りながら

どこまでも外していける「ラジカルさ」も持ち合わせていらっしゃる、稀有で妙な⁉️⁉️方です😅(褒めています)

私は、、確か20代後半に初めてお目にかかったと記憶しています。山田氏は講談社時代でその頃まだ珍しいCSチャンネルを用いて講談社独自の配信番組を制作していたのです、、

その中でゲスト出演させていただいた、と想います。

今、考えたらサラリーマン時代から傑出したアイデアと行動力でサブカル時代の先頭を走っていらっしゃったのではないかしらん🎵

とにかく、バランス感覚の良さが話している相手にも与えてくれる方でした。


昨夜の「ぶらぶら美術」を今、見ながら、そんなことをつらつら想ったりしています。


昨夜の美術館は、世田谷美術館で開催中の「グランマ・モーゼス展~素敵な100年人生」でした。

年末に拝見したので改めて夢中になりました。
一際、
眼も心も改めて惹いたのは、遺作の
「虹」の絵です。
実物も感動しましたが、、やはり、画面上でもすてき。
色彩鮮やかな田園風景は、モーゼス定番の愛しい世界です。
100歳と想えぬ多様な緑色の世界です。
みどりという色は、こんなにたくさんの色があるのか、最早、肉眼ではなく、心眼で描いていたのでしょうか。

そしてタイトルの「虹」は、その田園の遥か奥にかかっているのです。
しかも、
ピンクの虹😍です、
い~ですね。
希望、未来、学芸員の遠藤さんがそんなことばを添えていました。

モーゼスは、100年を振り返ってこんなことばを遺したそうです。

私の100年は、
よく働いた一日のようなものでした

👏👏👏👏👏
天晴れ✨大往生でしょう、
と山田氏は讃えました。
同感です。
一日一生ですね。
一日でも
100年でも
やはり、
つくづく
今が大事だということかしら。