第8回 ゴールデン・根付アワード | 岡部まり オフィシャルブログ Powered by Ameba

第8回 ゴールデン・根付アワード



今年も栄えある「根付アワード」の授賞式が行われました。
司会もさせていただきました。



京都清宗根付館  代表理事 
木下宗昭 館長と珍しく記念写真です✨
木下館長は、この度も根付への愛情とともに根付師の皆様への賛辞を温かく述べられました。

今年も
素晴らしい根付作品が生まれました\(^^)/

ひとつひとつの作品を、
本当は、アップ!でご紹介したいところですが、、
世界にただひとつの根付作品👀
御覧になられたい方は❗️
是非とも、京都の壬生寺の向かいに佇む武家屋敷の美術館で心行くまでゆっくり御覧ください。


温かい人柄の学芸員さんが笑顔で迎えてくださいます。

この11月は、この「ゴールデン根付アワード」のノミネート作品が展示されています❗️

多才にして多彩な現代人根付師による根付作品が勢揃い🍀している、という企画展です。

今年も
ご公務お忙しいなか、
高円宮妃久子殿下の御臨席賜りました。

江戸時代に生まれた根付という文化は、着物の文化が洋装に変わることで失われていく運命にありました。

不思議なことに
海外では、コレクターたちによって多くの根付が海を渡ったのでした。

やがて日本へは逆輸入の形で
現在、現代根付師たちによる現在根付が再び、新たな作品を毎年産み出しています。

宮さまは、
あと、100年も経てば、それらもみな、「古典根付」と呼ばれることになります、
とお力強く、お優しくお話くださいました。

そのみこころは、

現代根付師のみなさん、
大いなる先を見越して
素晴らしい現代根付作品を産み出していただきたい、
とお励ましになられたように拝しました。

今年のグランプリは、2作品

針谷 祐之  氏
作品名 「日の本へ」

及川 空観氏
作品名「旅役者」

優秀賞は2作品です

森 哲郎氏
作品名「吉祥天」

時田 英明氏
作品名「不死鳥」

そして 理事長賞はお一人です。

小野里 三昧氏
作品名
「疫病退散 虎狼難(コロナ)」

以上、5名の5作品でした。
おめでとうございます🙇🙇🙇

いずれも
感動的な作品ばかりです。

また、タイトルでお分かりのようにこの年を表している作品もあります。

平和、
いのち、
愛、
そんな普遍的なテーマを想起するとき、
根付師の皆様は「いま」という時代をひと彫りひと彫り、刻んでいらっしゃるのだなと作品を眺めながら思いました。

小さな、掌の中に、
大いなる、祈りにも似た願いの数々が込められている根付作品に想いは尽きません。

やがて
これらの作品群は、世界を代表する古典根付と成っていく運命にあるという宮さまの御言葉がいつまでも残りました。