後ろ姿のひまわり | 岡部まり オフィシャルブログ Powered by Ameba

後ろ姿のひまわり




中々、写さない😵かな、
ひまわり🌻の後ろ姿👀💦
太陽の方に揃って向かうひまわり。
まるで
誰かが、号令でも掛けたように、揃って😅いる後ろ姿も圧巻ですね。
なんだか、人間の後頭部みたい(笑)


名作映画「ひまわり」に登場するひまわり畑を想起しますね。
長い間、戦場から帰って来ない夫を探しに遥々ロシアの地までやって来た妻が、眼にした、
果てしないひまわり畑。
なにも告げないでその地を後にするイタリア人妻が帰路で眼にする、広大なひまわり畑。
その畑は果てしなく続き、やがてその畑が戦没者の墓地であることを知ります。
あぁ~切ない😭
大昔の映画なのに
こんなに強烈に印象に残っているなんて❗️自分でも驚き👀‼️

敵国の、
ロシアの誠実な女性に助けられた、大切な夫が、、幸せそうにしていることで静かに帰郷するイタリア人妻。
名優ソフィア・ローレンが素晴らしい表情で観るものを泣かせます。

映画の前半では、このセクシーで勝ち気な彼女と夫が若さに任せて恋に落ち、兵役を免れるためにあの手この手を使いながらもその軽率さゆえに厳しいソビエトの極寒の地に赴任させられます。
やがて
後半の厳しい現実は、
若さやイタリア人らしい自由さも奔放さも「戦争」という二文字に吹き消されていきます。
前半の、あの、若い、適当なカップルとは想えない後半の深刻な2人の表情、このコントラストも実に素晴らしい❗️

この映画には、
二つの印象的なシーンがあります。
ひとつは、列車を背景に別れを表すシーン。
戦地に送るシーン、
ロシアを泣く泣く去るシーン、
再び、彼をロシアへ送るシーン、
動き始める列車、が、
こんなにも人々のドラマを情緒豊かに演出してくれるものかと😅私は中学生の幼心にも感動したものです。

そして
もうひとつは、勿論、勿論、
タイトルの「ひまわり畑」です。
地平線まで続く無数すぎる、ひまわりの群れは、ヘンリー・マンシーニの名曲により、さらにさらに言葉にならない「悲哀」を謳っています。
この映画の主演は、ひまわり🌻そのものかもしれませんね。

太陽の方に向かって整列している姿は、まるでひとりひとりの名もない兵士と重なります。
しかし、
私たちは知っています。
名もない兵士などこの世にはいないのです、、
親がいて
父がいて母がいて
名を付けた優しい事実があるのですね。
ひとりの人など居ないのですよね、ほんとは❗️
戦争は、人を滅ぼしていくだけでなく、そんな大事な家族も滅ぼしていくのだということを名匠ヴィットリオ・デ・シーカは一本一本のひまわり🌻に託しているような作品です。