幸せの絵の具 | 岡部まり オフィシャルブログ Powered by Ameba

幸せの絵の具



漸く‼観ました、今年一番の期待の映画
「幸せの絵の具」
世界中の映画祭で観客賞を受賞した作品。

期待以上の素晴らしさ、
近年ではマイベスト3には入るかも🎵

カナダで最も有名な画家モード・ルイスの実話を描いています。

幼い頃からリウマチを患い厄介者として扱われてきたモード。
彼女を好演する女優は、今年最多のアカデミー賞を獲得した「シェイプ・オブ・ウォーター」で主演を演じたサリー・ホーキンス。

実に上手く、味わいのあるモードが完成しています。
観客はいつしか彼女の外見からの不自由さとは真逆の、自由で明るく広々とした内面性、清らかな想念の世界に引き込まれていきます。

 若いモードが住み込みの家政婦を願い出た相手のエベレットはやがて夫になりますが、彼の役をイーサン・ホークが負けぬくらい好演しています。

ひさしぶりにこんな、
男女の上質の演技が織り成す豊かなドラマを観ました。

「恋におちて」のデニーロとM・ストリープ以来かしら(笑)古っ🎵(^^;


イーサン・ホーク、、繊細な役から大胆な役をこれまでも見せてきました。
私は個人的には、A・キュアロン監督の「大いなる遺産」の彼が好きでしたが、
今回の役は、一見「野毘」で無骨な男を見事に演じています。
特に😅声が‼凄い。
内面がまるで読みにくい、
いや、読みたくなくなるほど、
愛想もなにもない、
ほんとに、
そんな男なんだわ~💦と常に想わせるしゃべり方、歩き方、見つめ方、困りかた、、
上手い‼

「こんなに素晴らしい夫婦の物語を沢山の方に伝えたい」

とイーサン・ホークはインタビューで語っていますが、全国内ではこれからが公開🎵です。

生きていくこと、
耐えなければならないこと、
想いも寄らぬステキなこと、
人生をどのように描くかは想念しだいということを実に温かく教えてくれます。