いよいよCDの本編 ラストの曲のご紹介。
桃井まり ファーストアルバム
「ヒアズ・トゥ・ライフ〜熱愛の果て」
収録曲ライナーノーツより、「Smile」を。
…なんだかこうして振り返ってみると、
いろんな思いが胸をよぎりますね。
ほんとうにいろいろあった年でしたから。
この曲のレコーディングは
まっすぐ とにかくまっすぐ…
噛みしめるように歌わせていただきました。
まだアルバムを
お聴きいただいていないかたも、
これをきっかけに
興味を持っていただけたら嬉しいです
ライナーノーツより
11. Smile
( John Turner / Charlie Chaplon )
アルバム本編ラストは、
1936年の映画『モダンタイムス』のために
喜劇王チャップリンが作曲した
『 Smile』を前田先生とのデュオで。
ピアノのすぐそばで、
先生と向かい合って歌った
同録レコーディングは、譜面は使わず、
その場で曲のイメージを作り上げていきました。
NGはおろか 修正や差し替えのできない
一発勝負。
いま思えば、なんとまぁ大胆なことを(笑)。
耳を澄ますと、前田先生の呼吸音も聴こえて
かなりの臨場感がありますよ。
07『ウイスキーが、お好きでしょ』の
ときとはまた違う、リアルな緊張感と、
この瞬間の幸福を噛み締めながら歌いました。
「悲しいことや辛いことがあっても、
笑ってごらんよ。
恐れや悲しみを乗り越えて笑ってみれば、
明日にはきっと太陽が照らしてくれるから。
人生まだまだ捨てたもんじゃない、
君が笑っていればね。」
...そうね。
これから先もまだまだ波瀾万丈なことが
待ち受けているはずだけれど、
それなりに今までやってこれたのだから。
結果オーライ、明日も笑っていこう。
【 Personnel 】
Norio Maeda (pf. Arr.)
Recording Studio Photo : by KANEO TAGAMI
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ここから先は、追加で書こうかと思います。
とにかく…しあわせな時間でした。
前田憲男先生とはじめてお会いしたのは
2009年の3月31日。
うゎ、もうすぐ8年になるんだ
はじめてご一緒に
ステージに立たせていただいたのは、
雪村いづみさん&先生のコンサートの
インタビュアーとしてでした。
舞台袖から、
こっそりリハーサルの様子を見て、
トリハダというか、独特の空気に
身ぶるいしたものです。
前田先生の弾く「MISTY」にあわせて
心の中で歌いながら、
いつの日か 先生のピアノで歌えたらいいな
…って、そんな大それたことを
考えていました。
でもこうして
あのとき漠然と思ったことが、
7年経って やっと実現したんですよねぇー
いろんなことあったなぁー、ほんとうに。
先生に関しては、なんと表現していいのか
いまだに悩みます。
尊敬? …それは当たりまえだし
敬愛。。。 うーん、それじゃ言葉足らず。
なんでしょうねぇー。
とにかくすっごいかたです。
あんまり書くと、
この次 先生にお逢いしたときに
もじもじしちゃいそうだから
これくらいで(笑)
前田先生のそばにいるんだから
さぞかし音楽のこととか
質問し放題でしょう?
…なーんて、よく言われるのですが。
えーっと。あー。。。
アホなのがバレるので、
あまり質問できません…
もっぱら世間話とか、むかーしのこととか、
他愛のないフツーの話題ばっかりですが、
そういう話ばかりしてるから
孫みたいだって思われてるのかな?
えーーーー、
そこまで若くないんだけどな
ちょっと嬉しかったりするけれど
CD付属のライナーノーツに
先生からコメントを頂戴していますので、
そちらもぜひぜひ
みなさまにお読みいただきたいな〜
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桃井まり ファーストアルバム
「ヒアズ・トゥ・ライフ 〜熱愛の果て」
定価:2,000円(税込)24JJ-0001
【 アルバム収録曲 一覧 】
タイトルが太字になっている部分は
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はじめに
01. Here's to Life
ヒアズ・トゥ・ライフ
チュニジアの夜
03. Follow Me
フォロウ・ミー
(ロドリーゴ “アランフェス協奏曲” )
04. Moonlight Love
ドビュッシー “月の光”
05. So in Love
ソー・イン・ラヴ
ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
You & Night & Whisky
シェルブールの雨傘
イン・ア・センティメンタル・ムード
テイク・ファイヴ~リンゴ追分
11. Smile
スマイル
... Bonus Track ...
まりももブルース
13. 場末哀歌
Downtown Elegy