「医師が集まるパーティ」とだけ聞かされて

婚活目的でのこのこついていったら、

スマホを没収され

よくわからないクルーザーに乗ることになったMARI滝汗

 

 

 

船内は屋内の1階と屋根のない2階があり、

11月の寒空の下だったので

私たちはとりあえず、1階の船内へ入りました汗

 

中には左右の窓辺に内側に向かって

ソファーとローテーブルが置かれ、

サンドイッチやちょっとしたオードブルなどのケータリング、

スパークリングワインなどいかにもパーティが繰り広げられそうな

(でもあんなり高くなさそうな)ごちそうの用意白ワインリキュールサラダがありました。

 

奥の方にはピアノが置いてあり、

その周辺に男性(医師)が

何やら集まっています

特に案内人がいるわけでもなく、

知り合いもほとんどいない

私たちは女3人で所在なげにソファーに座りました。

ほどなく、オレンジビトンが隣にやってきます。

私たちはもう一度、彼に

今日はどういう会なのかを聞くことにしました。

 

Aちゃん「あの~、今日って、どういう会なんでしたっけ」

オレンジビトン「うーん、実は、俺もよくわからなくって、呼ばれただけで」

Aちゃん「あ、そうなんですね、知り合いとかじゃないんだ」

 

飲み会を何個も掛け持ちしているような状況だと

たまたま前回の飲み会で知り合った人に誘われたりして

何の会に呼ばれているのかお互いわからないことはよくあるので

その答えに私はほとんど不信感を持ちませんでした。そう、

あの時までは・・・ガーン

 

しばらくすると、船内に人が増えてきました。

総勢、40名~50名ほど。

もしかすると女性の方がすこし

多かったかもしれません。

何より驚きだったのが、

私たち3人は普通のワンピースドレスみたいな

いわゆる婚活ファッションをしていたのですが、

多くの女性が、

なんと叶姉妹みたいな服ゆめみる宝石を着ていたんです!

ほぼ裸に黒い透けてる布みたいなのを

つけているだけの人もいれば

非の打ちどころのない美貌に、

ものすごい真っ赤なドレスを着用している女性もいました。ガーン

 

これは、何かはわからないけど、

出会い目的のパーティではない。

完全にやらかしたと気づきましたえーん

 

参加女性に圧倒されていると、

オレンジビトンがせかせかと誰かを入り口付近に迎えにいったのが

目に留まりました。

 

船内には音楽がかかっているわけでもないので、3人で、

オレンジビトンの声に耳を澄ましてみます。

 

男性「あ~@@先生、今日はお招きいただいてありがとうございました」

オレンジビトン

「いえいえ、@@先生、今年もお越しいただいて、ありがとうございます。

 上にバーも用意しているのでくつろいでいってくださいね。」

 

ん?!?!

 

ん?!?!?

 

 

今、オレンジビトンが

「今年もお越し頂いてありがとうございます」って

言わなかった?!

何の会かわからないどころか、

もしかして「ホスト(主催者)」

側なんじゃないの?!滝汗

 

 

MARI「ねえ、今聞いてた?」

Aちゃん「お招きいただいてありがとうって言ってたよね。」

Aちゃんの友達「え、騙されてない?!私たち泣

 

唯一の知り合いすら信じられない状況になり、恐ろしすぎて

固まる私たち3人。

お、降りたい・・・大泣き泣

 

「ボー」

 

出航の合図です。

もう降りれないじゃん。

これ、いつ帰ってこられるんだろう・・・

っていうか、私たち、

無事に生きて帰ってこられるのかな・・・

 

よくわからないよくわからないまま始まった

クルージングパーティ、

ここからまたじわじわと怖い事実が待ち受けて

いたのです・・チーン