「数々の失敗を繰り返し、価値観と男性の見方が変わった」

今となっては偉そうに豪語しているMARIですが

当時はそんな自分の変化に自信もなく

真っ暗な闇の中を小さな光をともしながらトボトボ歩いている気分でしたショボーンショボーン

 

そんな私の変化を試すような出会いがこのとき起こったのです

 

それはビフォー・コロナのとある冬でした

価値観転倒前に約束していたお医者様との飲み会(というか合コン)があり

まだまだ過渡期だった私は断ることなくAちゃんを連れて参加していました

 

場所は新宿のホテルにある高級和食の個室もぐもぐ

相手は青山で開催された「美女と社長の会」で出会った小児科医に紹介されたアラサーのM先生です

M先生の先輩であるT先生がパリ旅行から帰ってこられるということでおもてなしをしたいから

女の子を連れて付き合ってほしいという表向きの理由でした

(ツッコミどころが多すぎて何も頭に入ってこないかと思いますがいったんスルーしておいてください昇天

 

AちゃんとM先生はこのとき2度目です

はじめはバリバリ婚活中のAちゃんにM先生をと思っていたのですが

M先生にはメンヘラの若い彼女がいたので諦め、今日出会うT先生が

私にとってもAちゃんにとってもチャンスとなればいいと思っていたのです

先に集まったのはM先生と、私、Aちゃん

彼女持ちを囲んで3人での個室、何も面白くないところですが

普段はなかなか食べられない高級な食事と

T先生への期待からそれなりに場は盛り上がっていたと記憶していますニコニコ

 

T先生は確か30分ほど遅れてやってきました

 

 

 

ちゃり、ちゃり、ちゃり、、、ウィーン

「ごめん、仕事でおくれた」

 

 

 

!?驚き驚き驚き

 

 

 

私は目を疑いました

個室の自動ドアを開けて入ってきたのは

完全にヴィジュアル系バンドのヴォーカルでもしていそうな男性だったのですガーン

 

 

浅黒い肌

悪そうな目つき

縮毛矯正でもかかっていそうなまっすぐで目に刺さる長い前髪

歌舞伎町でマフィアと戦ってきたかのようなボロボロデニムパンツ

トンガリ革靴に、高級そうにやたらテカるジャケット

極めつけが腰元をちゃりちゃり鳴らす長いチェーン 大学生以降、久しぶりに見たポーン

 

フランス帰りの小児科医というので、

私たち女性陣はさわやかで優しそうな男性を想像してしまっており

私より若くておしゃれなAちゃんはそのあまりのダサさに完全に引いていましたw

 

私もAちゃん同様、これまでの見方だったら、

「センスが嫌」「ダサい」「かっこよくない」で減点して、もう結婚相手の候補とは考えられなくなり、

当たり障りのない話でもしてさっさと帰ろうかなと思っていたと思います

 

でもそのときはじめて

自分の男性の見方が完全に変わっていることを強烈に自覚したのです

 

彼はファンキーすぎる見た目からは想像できないほど穏やかな喋り方でした。

そして今日のためにと私たちへチョコレートのお土産を用意してくれている気遣いがありました。

一方で女性陣へ浮ついた態度を取ったりすることもなく、なれなれしくもしてこない。

M先生が気を利かせて「女の子を用意して接待しよう」と思ったんだろうけれど

T先生は連れてこられた私たちに「Mが呼んじゃって悪いね」と思っているようで、まともでした。

何より、M先生と話し込むたびに見えてくる小児科医という仕事への熱量や、仕事で関わる子供たちへの思い。

それも偉そうに話すしていたわけではなく、会話から滲んでいることに気づきました。

 

そのとき私の目は「相手を減点する」のではなく

「いいところを見つけようとする」ものに180度変わっていたのですびっくり

 

あ、この人、見た目はちょっとアレだけど、中身はちゃんとしていて、まともな人だ。

もし仮にこの人が何があっても私を心から大切にしてくれるなら、私、この人を好きになれる

※注 完全に私の頭が湧いているだけで彼は全く私に興味がありません※

この「目」さえあれば、今後私はきっと見た目や肩書きに惑わされずに男性の本質を見抜くことができる

こんな風にまともで誠実な人で私と結婚したいと実行に移してくれる人がいるならば、

私はきっと安心できる。もう結婚できる!!

 

そう強く思った私。

1次会で早々に解散した後、

新宿の東口の改札前で、Aちゃんを引き留めてこう語りました

 

MARI「Aちゃん、私、T先生と結婚できる!」

A「はあ?!急にどーしたんですか?!」

MARI「T先生、キモかった?」

A「うーん、おじさんですね!私は無理です!」

MARI「だよね?!だよね?!でも、私は大丈夫なの」

A「え~?!タイプ全然違くないですか?!どうしちゃったんですか?!」

MARI「私、もうすぐ結婚できる!」

A「MARIさんのほうが気持ち悪いですよ!笑」

※Aちゃんは年下だけど職場の先輩なので対等な関係

 

 

これが、12月の出来事

そして臨んだ2月のマッチングアプリ登録。

今までだったら画面を何度スクロールしても

ピンと来ないひとばかりだったはずが、

 

「この人も、この人も、みんな素敵!どうしよう!お願いラブ

 

と選べなくなるほどに多く感じられたのですあせる

 

 

常に早く結婚した友人たちをうらやましく思ってきた私はこの時気づきました

この目を、もともと持っている、あるいは若いうちに宿すことができた女性は結婚に苦労していないのだと。

そして、「周りにいい男がいない」とか、「出会えない」と婚活を長引かせてしまっている私のような人は

この目が養われていないのだと。

でも、この目は気づきさえすれば誰でも持つことが出来るものなんです!

そして一瞬で世界は変わり、世の中「いい男」っていっぱいいる!と気づくことができ、

結婚につながるすんなりとご縁を見つけられるショボーン

 

私は、この目を手に入れるために

とことん「ときめく恋」を追いかけて追いかけて傷つき、時間を無駄にしてボロボロになってやっと

「そこには幻想しかなかった」と気づくというやり方しかできませんでした

でも数少ない大事な読者の皆さんにはこんなに無駄な苦労をしてほしくないんです悲しい

 

「恋愛の相手と結婚の相手は違う」と語るたくさんの先人の言葉や本を見たり

しょうもない私の体験談をブログで読み、疑似追体験して、婚活の踏み台にしてもらうという手もあると思うんです

どうかこの記事が、皆さんが運命の相手にたどり着く参考の一つになりますように・・・

 

この次は幸せな結婚をしたAちゃんの「価値観の転倒」を紹介しようと思います!