前号ののつづき
行に入った最初のころは、足を痛めたり、身体の故障が多くありましたが、それは、力任せに歩いていたからだと思います。
若さゆえにどんな苦難も吹き飛ばす力があります。
しかし、年を重ねるたびに苦しみも生かして
人生の糧とする智慧が授かるのではないでしょうか。
大自然のなかで、「謙虚、素直」、「謙虚、素直」と
心の中で唱えながら歩くようにすると
怪我や痛みもなくなっていきました。」
「行の間はいつも心が潤っていました。
苦しみ方次第、心次第で幸せにもなれば、
不幸にもなります。
大自然は不測の事態が待ち受けています。
ちょっとでも隙があったり、不平不満がくすぶらせていると
予期せぬ事態に対処できず、
命を落とすことになります。
そうならないよう現状を把握し、
与えられた環境に感謝していたからこそ、
どんな事態が起ころうと、決して心が卑屈にならず、
いい行が出来たのだと思います。だからわたしには、
「今日は行きたくないな」とか、
「行かなければならないな」という気持ちになったことは、
一度もないのです。
ウ~ム・・。すごい!ほんとうにすごいですね・・。
これを考えると、スポーツでも同じで、こころのほんの隙で、
怪我につながったり、失敗したりするのかもしれません。
やり遂げようとすればするほど、
自分を追い詰める結果になってしまうので、
今の自分を「そのまま受け止める?」
なんと言う言葉がいちばん合うのか・・・
と思いますが、そんなこと考えていたら
フィギュアスケートの真央ちゃんを今、
思い出しました。
がんばれ、真央ちゃん!